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中国でクレジットカード利用なら銀聯カードが便利←中国生活者の観点から

 2012/04/13 未分類
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銀聯カードロゴ

日本でもよく耳にするようになった『銀聯カード』。中国人旅行者が日本で使うときによく利用されているんですが、この銀聯カード、日本人にも利用価値が大いにあるんです!

というのも、この『銀聯(ぎんれん)』とは、要は、JCB/VISA/マスターという「国際ブランド」に対抗するために中国が作ったもので、中国国内だと、かなり広い範囲で利用が可能だからです。

JCBは、まだまだ中国では使えるところは少ないですし、ビザやマスターも、上海や北京の大都会以外では、極端に使える場所が少なくなります。それに対し、中国で圧倒的に使える場所が多いのが銀聯カードなんですね。

つまり、中国現地のローカルスーパーでの買い物や、地方都市への旅行・出張のときにも使えるのが、銀聯カードなんです!

銀聯レートは大体VISAと同じ約0.5%、ただし高いときもある

2017年8月現在で、過去2年弱の銀聯レートを調べてみたところ、大体の期間で、中国人民銀行(=中国の日本銀行)発表のレートに「約0.5%の上乗せ」されていることがわかりました。

銀聯カードの上乗せレート

「約0.5%上乗せ」は、「約0.2%のマスターカード」よりは高いですが、VISAと大体同じ上乗せ率です。

ただし、この銀聯レート、なぜか2016年11月〜2017年5月だけは、平均で「約1%の上乗せ」と高かったので、今後もレートが高く(=悪く)なる時期があるかもしれません。

銀聯カードの選び方に注意!

日本人にとって、「銀聯カード」というのは大きくわけて2種類あるので注意しましょう。新聞記事などで紹介されているときは、大体2種類がごっちゃにされていることが多いです。混同しないようにしましょう。

銀聯カード画像

私なんかは両方持っていますが、目的によって使い分けています。

銀聯カードの2種類

①日本発行の銀聯カード(=日本の口座から引落し)

三井住友銀聯カードや、MUFG銀聯カード。
カード利用すると日本の銀行口座から日本円で引落しされます。

②中国発行の銀聯カード(=中国の口座から引落し)

中国の現地銀行発行のカード。
カード利用すると中国の銀行口座から中国元で引落しされます。
では、どう使い分けるべきか、説明していきましょう。

銀聯カードの使い分け方

結論は、こうです。

駐在員、中国への留学、旅行など短期滞在の人
⇒ 日本発行の銀聯カードを持つべき

中国で現地就職、現地で起業、移住など長期滞在の人
⇒ 中国発行の銀聯カードを持つべき

ということです。

違いは、収入や貯金が、日本にあるのか、中国にあるのか、という点です。

私なんかは、中国で長期滞在しつつも、収入は日本からありました。ですので、私は、同じ中国での買い物でも、その状況に応じて

日本の口座から引き落としたいときは、①の日本発行の銀聯カードを利用し、中国の口座から引き落としたいときは、②の中国発行の銀聯カードを利用する、というふうに使い分けていました。

中国発行の銀聯カードは、どれでもいい

②の中国発行の銀聯カードは、中国で銀行口座を開いたときにもらえるキャッシュカードが、例外なく全て銀聯カードになっています。ですので、デビットカードとして使えます。この点では、銀行ごとに違いは全然ありません。好きな銀行で口座を開けばいいと思います。

MUFG銀聯カードが、日本発行の銀聯カードのおすすめ

で、問題となるのが、①の日本発行の銀聯カードの選び方ですね。

私が作ったときは、三井住友VISAカードさん発行の銀聯カードしかなかったのですが、今では、MUFGカードさん(ニコスとUFJとDCカードが一緒になった会社)が銀聯カードを出しています。

比較してみましょう。

  MUFG銀聯カード 三井住友銀聯カード
デザイン MUFG銀聯カード ゴールド画像
MUFG銀聯カード シルバー画像
三井住友銀聯カード地図画像
三井住友銀聯カードパンダ画像
申し込み資格 MUFGカード所有者 満18歳以上の方(高校生は除く)
大きな違い あくまで元カードの追加カードの扱い。利用額請求やポイント獲得も元のMUFGカードと一緒にされる 銀聯だけの独立したカード
発行/更新手数料 本会員 1000円(税抜)。5年ごとの更新時に1000円(税抜) 2000円(税抜)。5年ごとの更新時に1000円(税抜)
家族会員 300円(税抜)。5年ごとの更新時に200円(税抜) 500円(税抜)。5年ごとの更新時に500円(税抜)
年会費 本会員 無料 無料
家族会員 無料 無料
有効期限 5年間 5年間
ショッピング 1回払いのみ 1回払いのみ
為替レート 中国銀聯レート
+2.5%(海外事務手数料)
中国銀聯レート
+2.5%(海外事務手数料)
キャッシング 不可 不可
中国でのサポート 上海・北京・大連のハローデスクにて。 上海の銀聯コールセンターに電話し、英語か中国語で日本語可能なスタッフを呼ぶ(汗)
コツ 元カードに、年会費無料のリクルートカード(VISA/マスタ−)を選ぶと、節約になります

私、のむてつの個人的な意見ですが、MUFGカードさんをオススメします。年会費も安いですしね。

MUFGの、どのカードで作ろうか迷ったら、↓この「リクルートカード(VISA/マスタ−)」が、おすすめです。ポイント還元率も1.2%で一番良いので。

※ちなみに、ヨドバシカメラやビックカメラなんかで、『銀聯カード利用割引』って、あったりしますが、あれは海外在住の免税手続きをした人のみ対象で日本在住者はダメらしいです。残念。

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[コツ]保険付帯カードは、まず「子供の保険が必要かどうか」で決めるべき
保険付帯カードを選ぶコツは、まずは「18歳未満の子供の保険が必要かどうか?」を決めること。

●子供の保険が必要 ⇒家族特約付きカード(種類少ない。年会費高い)
●子供の保険は不要 ⇒一般カード(種類多い。年会費安い)


となります。配偶者や同居家族がいても、18歳以上なら、家族カードを作ることで、同じ保険を持つことができるので、家族特約付きカードは不要です。

子供の保険が不要な人は、↓こちらの比較表をどうぞ。


海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)
海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)

(↑画像をクリックすると飛びます)

子供の保険も欲しい人は、↓こちらの家族特約付きカード比較表を。


家族特約付き海外旅行保険50枚比較表
家族特約付き海外旅行保険50枚比較表

(↑画像をクリックすると飛びます)

学生さんは、学生ならではのお得なカードがあります。こちら↓


海外旅行する学生のおすすめクレジットカード選び
海外旅行する学生のおすすめクレジットカード選び


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のむてつ

のむてつ

元高校教師。公務員を辞め、上海に渡り起業。上海生活7年(現在日本)、国際結婚歴13年、海外ビジネス歴17年。もともと自分のために調べ始めたカード付帯保険ですが、ブログでまとめるようになって15年。2019年末で、読者からいただいた相談数が1,000件を超えました。今も海外滞在者の役に立つよう、情報を集め続けています。

2019年6月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2019年6月 マレーシア在住者向け勉強会
2018年8月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2018年8月 マレーシア在住者向け勉強会
2018年8月 カード保険勉強会@ペナン島
2018年4月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2017年10月 マレーシア在住者向け勉強会

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