[実例]1年の海外旅行保険を保険付帯カード4枚でカバーする場合
1年の海外旅行保険は、普通の有料保険の場合、15万円以上かかりますが、カード付帯保険を使えば、かなり節約することが可能です。
カード付帯保険は最長90日なのですが、保険が「利用付帯」のクレジットカードを裏技的に使うことで、1年でもカバー可能になります。
ただし、カード付帯保険だけでは、保険の補償額(保険金の額)が少なくなってしまうので、有料ですが格安の上乗せ保険を使うことをオススメします。
具体的に、1年をどうカバーするか、というと、↓こんなイメージです。
①90日目まで 自動付帯の保険付帯カード
②91-180日目 利用付帯の保険付帯カード1枚目
③181-270日目 利用付帯の保険付帯カード2枚目
④271日目-360日目 利用付帯の保険付帯カード3枚目
以上4枚のカードで1年をカバーしつつ、
⑤1年の格安上乗せ保険に加入(約11〜12万円)
治療救援費用*1000万のレベルにして、あとカード4枚を発行したとすると、合計コストは、ほぼ12万円ちょうどになります(カード4枚+有料保険11.8万)。
※治療救援費用は「治療費」と「救援者費用」の2項目が合算されたものです。
利用付帯のカードの使い方がポイント
②③④の期間は、保険が「利用付帯」のカードでないとダメです。利用付帯のカードというのは、「カードをツアー代や公共交通機関などに支払ったときから、付帯保険が有効になる」というもの。
利用付帯のその特性を利用します。海外へ行って90日くらい経ったときに、現地でそのカードを使い、公共交通機関の支払いをするわけです。すると、そのときから90日間、保険が有効になります。
※利用付帯裏技については、こちらの記事で詳しく書いています。
⇒利用付帯海外保険カードで90日(3ヶ月)以上を狙う裏技と注意点
1年をカバーするときは、②、③、④それぞれの時期が始まるとき、つまり3ヶ月ごとに、この利用付帯を有効にする儀式(私は「利用付帯裏技」と呼んでいます)をするわけです。
具体的なオススメカード
では、具体的にオススメなクレジットカードを見ていきましょう。
まず、最初の①の期間に関しては、自動付帯カードで良いので、選択肢は豊富です。年会費無料のエポスカードなど、この海外旅行保険クレジットカード比較表の上位のカードで良いでしょう。
次に、②③④の期間です。この期間は、利用付帯裏技が使えるカードじゃないとダメです。欲を言えば、
- 利用付帯裏技が使えて
- 年会費が無料もしくは安くて、
- 疾病傷害治療費が高いもの
↑このすべてを満たしているカードが理想です。
ピックアップすると、↓これらのカードになります。
利用付帯裏技可能で、治療費額が100万円以上のカード
カード名 | 年会費 | 治療費補償額 | 条件など |
---|---|---|---|
リクルートカードVISA | 無料 | 100万 | |
リクルートカードJCB | 無料 | 100万 | |
JCB CARD EXTAGE | 無料 | 100万 | 29歳以下限定 |
東急TOP&ClubQ JMBカード |
1000円 (初年度無料) |
100万 | |
JCB一般カード | 1250円 (初年度無料) |
100万 | |
SBIゴールド | 2500円 | 500万 | 審査厳しめ |
上記のカードの中から、
②③④の期間に、それぞれ1枚ずつ、合計3枚を選んでください。
(リクルートカードは、VISAとJCBの両方を発行可能です)
おすすめ3パターンを考えてみると
目的に合わせてABCの3パターンを考えてみました。
①自動付帯カード
②リクルートカードJCB
③リクルートカードVISA
④東急TOP&ClubQ JMBカード or JCB一般カード
合計コスト
1000円〜1250円(初年度無料)
リクルートカードは年会費無料で、使い勝手が良いので必須ですね。
以上の3つのプランに、格安の上乗せ保険11.8万円を上乗せし、トータル12万円前後で済ませるのがオススメです。
(3万円節約できますね♪)
なお、格安の上乗せ保険に関しては、↓こちらで詳しく解説しています。
1年の海外旅行保険の比較と節約方法3つ