クアラルンプールと空港を結ぶ「KLIAエクスプレス」のネット予約でカード払いする方法
クアラルンプール国際空港(KLIA: KL International Airport)と、クアラルンプール市内のKLセントラルを結ぶ特急電車がKLIAエクスプレスです。
このKLIAエクスプレスは、今は、ネット予約できるようになっており、その支払いに日本のクレジットカードが使えるため、利用付帯の保険を有効にできます。
駅に行く必要なく、ネットで購入できるのは便利ですよね。ここでは、そんな便利な、KLIAエクスプレスのネット予約について解説してみたいと思います。
Contents
メリットとデメリット
まず要点をまとめておきます。
ネット予約なので家やスマホからできる
窓口で現金払いするより割引があって安くなる
乗車日は半年先まで指定して購入可能
指定した乗車日から31日間、切符利用OK
デメリット
使えるカードは、VISA、マスターカード、アメックスの3種類。JCBは使えない
最低支払い金額が片道RM55(子供RM25)と少し高い
購入時の乗車日の指定は半年先まで。31日間の幅アリ
購入時に乗車日を指定しないといけないのですが、その乗車日は当日から半年後までの間の日付を選ぶことができます。例えば、今日が1月1日なら、6月30日までのチケットを購入できる、ということです。
また、指定した乗車日は、必ずその日に乗らないといけないわけではないこともメリット。その指定した乗車日から31日間の間に乗ればいい、となっています。例えば、乗車指定日を「1月1日」にして購入した場合、そのチケットで「1月1日から1月31日」に乗車できる、というわけです。
3ヶ月先や半年先の帰国予定なんて、日付までハッキリしないこともありますよね。そんなとき、この「乗車日に1ヶ月の幅をもたせてくれている」というのは、ありがたいですね。
注意点その1 JCBが使えない
↑これが支払い時にクレジットカードを選ぶ画面なのですが、ご覧のように、VISA、マスターカード、アメックスの3種類しかなく、JCBがありません。なので、JCBマークのクレジットカードの利用付帯は、この方法では有効にできないので覚えておいてください。
注意点その2 安い切符が選べない
ネット購入では、駅での購入とは異なり↓こういう仕様になっています。
●乗車駅・降車駅ともに、空港(KLIAもしくはKLIA2)かKLセントラルしか選べない
●最低支払い金額は、片道RM55(子供RM25)
なので、「利用付帯裏技は使いたいけどRM55は高い。もっと節約したい」という人は、駅まで行ってください。
KLIAエクスプレスの切符を、駅の券売窓口の近くにある自動券売機(Tiket KIOSK)から購入すれば、空港からKLセントラルの途中の駅までの分をカード購入できるからです。
料金表を見ると↓こんな感じなので、最低RM2から購入できますね。
※KLIAエクスプレスは、空港とKLセントラルの直通ですが、途中の駅に止まるほうは「KLIAトランジット」と呼びます。KLIAトランジットの支払いなら、安く済ませられますね。(KLIAトランジットの購入方法は別ページで詳しく解説しています)
なので、ネット購入する人は最低RM55の支払が必要、と覚えておいてください。
KLIAエクスプレスのネット予約方法
では、実際に、リクルートカードVISAを使って、KLIAエクスプレスのネット予約の方法を見てみましょう。(2017年10月に購入したときの記録)
まず、↓こちらの公式サイトを開きます。
トップページは↓こんな感じ。右上にある「Buy Ticket」をクリックして次に進みます。
※Register(会員登録)やログインは、頻繁に買う人以外は、する必要ありません。私はしませんでした。
トップページの「Buy Ticket」をクリックすると、↓こんな感じでビヨ〜ンと下に伸びます。
↑ここで、乗車駅と行き先、片道か往復か、人数、日にちを選択します。(先も書きましたが、ネット予約では、駅はKLセントラル、KLIA、KLIA2しか選べないので注意)
選択し終えたら、下の紫のボタンの「Proceed(進む)」をクリック。
すると↓こんな感じで、左側の「Add Tickets(チケット追加)」のところに先ほど入力した情報が出て、右側の「Your Cart(カートの中身)」のところに、合計金額が出ます。
「Your Cart」のところの紫ボタン「Proceed(進む)」をクリックしましょう。
すると、↓このような確認画面になります。
確認して、また「Proceed(進む)」をクリック。
すると、↓このように「Make Payment(支払いする)」の画面になります。
一応、日本語訳を書いておくと、
●Card No. には、自分のカード番号を記入。
●Expiry は、カード有効期限。
●Issued Country は「カード発行国」なのでJapanを選択。
●CVV/CVC は、カード裏の3ケタの数字です(アメックスは表の右上の4ケタの数字)。
●最後に、一番下の「I agree to the Terms & Conditions(規約に同意する)」にチェック。
記入を終えたら、また「Proceed(進む)」をクリックしましょう。
「Proceed(進む)」をクリックすると、画面の上に↓こんなのが出てきました。
10%割引をしてくれるそうです。ラッキー。(※あとで知ったのですが、VISAではなくマスターだと20%割引だったようです。ただ割引などは時期によって変化があると思うので、その都度、ご自分でご確認ください。)
「OK」を押します。
↓このように、10%割引が適用され、RM49.50になりました。
↑この画面からは、自動的に次の画面に移ります。
↓これが最後の購入完了画面です。
購入が完了すると、↓こんな感じのメールが届きます。
メールに書いてあることは、「添付のPDFがEチケットだから、印刷するかスマホに入れて持っていけば、改札では、PDFの中にあるQRコードをかざすと改札機を通れるよ」ということです。
↓これが添付のPDFです。右上にあるQRコードが、改札でかざすやつです。
KLIAエクスプレスのネット購入は以上です。
クレジットカード利用明細にはこんな感じで表示される
↑これが、クレジットカード払いをしたときの、リクルートカードVISAの利用明細の表示です。「EXPRESS RAIL LINK」と書いてあるので、保険会社の人もすぐに「鉄道の利用だ」とわかってくれそうですね。
KLIAエクスプレス改札の入り方
改札機の写真を撮ってくるのを忘れたのですが、KLIAエクスプレスの改札機は、日本なら切符を入れる場所のところに、切手の大きさくらいの小さな窓があり、そこにQRコードを当てると、改札機の戸が開きます。
まとめ
KLIAエクスプレスのネット予約メリットとデメリットを、もう一度まとめておきます。
ネット予約なので家やスマホからできる
窓口で現金払いするより割引があって安くなる
デメリット
使えるカードは、VISA、マスターカード、アメックスの3種類。JCBは使えない
最低支払い金額が片道RM55(子供RM25)と少し高い
「駅まで行ってもいいから、もっと安い方法がいい!」という人は、↓こちらの方法をどうぞ。