キャッシュレス診療の使い方のコツ
私も上海滞在時代や海外旅行で何度か使ったので、キャッシュレス診療の使い方のコツを書いておきます。それは3つ。
①体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
②いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと
③土日祝、年末年始など、カード会社が休みの日はキャッシュレス不可
①体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
便利なキャッシュレス診療ですが、キャッシュレス診療は、保険会社の提携病院でしか使えないサービスです。そして、いくら大都市でも、すべての病院が保険会社の提携病院であることはありません。
なので、まずは提携病院がどこの病院なのか、を調べておくことが重要です。提携病院が近くにないこともあるからです。
キャッシュレス提携病院は、引受保険会社別に、↓こちらで紹介しています。
ただし、注意。提携病院は常に入れ替わりが行われています。なので、最新情報を保険デスクに問い合わせをしておきたいところなのですが、健康な状態のときに、保険デスクに「提携病院を教えてほしい」と電話しても、断られることがあります。
実際に2016年7月と8月の調査で、いくつかの保険会社で断られました。理由はここでは割愛しますが、「本当に体調の悪いときしか提携病院を教えてもらえない」ということがあります。
なので、これから体調が悪くなるかも、という段階くらいで、早めに一度、保険デスクに電話して、提携病院を聞いておくようにしましょう。
②いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと
キャッシュレス診療を使うためには、カード会社の保険デスクに先に電話することが必須です。
保険デスクに先に電話しておき、本人確認を済ませ、病院を予約してもらってから、病院に行くことで、スムーズに事が運びます。
もし飛び込みで、知らない病院に行ってしまって、それが提携病院ではなかった場合、キャッシュレス診療サービスは使えません。
また、飛び込みで入った病院が、提携病院だったとしても、キャッシュレスを断られることもあります。キャッシュレスのための本人確認の手続に時間がかかるからです。
そういう事態を避けるためにも、まず、保険デスクに電話です。保険デスクを通して病院を予約してもらうことで、スムーズにキャッシュレス診療を使うことができます。
③土日祝、年末年始などはキャッシュレス診療不可
キャッシュレス診療のためには、保険会社は「その人がカードの持ち主だ」という確認が必要です(上の図の①’)。
普通は、その本人確認は1、2時間で済みます。ですが、土日祝などはカード会社が休みであるため、確認が取れません。
だから土日は、基本的にキャッシュレス不可となってしまうのです。
これも覚えておきましょう。