[病院体験談]タイ パタヤで急性虫垂炎(盲腸)手術60万円と腹痛3万円 2017年夏
現地採用として夫婦でタイに滞在しています。
会社で加入している保険もあるのですが、こちらの保険は「いくらまで補償」と決まっているものが多いんです。うちの保険も1回5000円くらいしか保険金が下りません。つまり、ぜんぜん足りません。
なので、日本のクレジットカードの付帯保険を利用しています。のむてつさんのサイトの情報を元に、年会費無料の、リクルートカードとベルメゾンカードを持っています。
今回は、「ベルトラベル」という、パタヤと空港をつなぐバスの料金をリクルートカードで支払い、利用付帯を有効にしました。片道250バーツ、約800円です。ネットで支払いまでできるので、便利です。
http://www.belltravelservice.com/
利用付帯のカード保険を初めて使ったので、本当に大丈夫か不安でしたが、キャッシュレス診療も問題なくできて良かったです。
※キャッシュレス診療については↓こちらの記事で解説しています。
2017年夏、急性虫垂炎(盲腸)に
2017年の夏に、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)になってしまいました。
妻が急に腹痛を訴えたので、すぐに、この利用付帯のカード会社経由で、保険会社に電話。
すると「バンコク病院パタヤ」というパタヤで最も大きな病院を手配した、との連絡が来ました。ここは、パタヤで日本人通訳が唯一いる病院なので、安心です。
病院へ行き、診察を受けると、一泊二日の緊急手術が決定。ただ、キャッシュレス診療もお願いしてあったので、手続きは非常に簡単でした。
かかった費用は、病室代も含めて60万円弱でした。
このときは、手術前に「これくらいかかるけど、払える?」と聞かれたそうです。妻が「保険がありますが、足りますか?」を答えると、笑われたらしいです。
でも、この保険があって本当によかったと思いました。
タイの医療水準は高いが、すぐに切りたがる
あと、タイの医療について。
急性虫垂炎(盲腸)だと、日本では薬で散らしたりしますよね。それがが、タイでは、問答無用で切ります。今回も、すぐに「切るよ」と言われました。
最初から、開腹手術です。内視鏡手術とかではありません。そこらへんが、ちょっとな、と思う部分です。
ただ、タイの医療水準が高いのは確かだと思います。歯医者でも日本と同等か、もっとレベルの高いところも多いです。
タイの医療費が高くなるカラクリ
もう一つ、タイの医療費が高くなる理由も書いておきます。
タイでは、薬とかは、ものすごく安いです。抗生物質や、日本なら処方箋が必要なものが、薬剤師がいれば、すぐ出してくれます。病院でも、薬は高くありません。
では何が高いのか?というと、
まず入院代です。入院代は、個室で一泊で7万円くらい。もちろん外国人価格だからです。
あとは、頻繁に血圧を測りに来たり、薬を持ってきます。このあたりは、「医療マネジメントフィー」などの名目でお金を取られます。
ですので、不要だと思った処置などは、ちゃんと「いりません」と主張しないといけません。じゃないと、どんどん医療費は高額になっていきます。
腹痛でバンコク病院パタヤで受診したとき
実は、この盲腸手術の何ヶ月か前に、同じ「バンコク病院パタヤ」で診てもらったことがありました。そのときは、腹痛でした。すごい下痢になったんです。
診てもらったところ、細菌感染でした。抗生剤を打たれました。
そのときも、処置室で点滴すれば十分なのに、お約束の個室。もちろん、そのぶん、お金がかかります。
結局、総額3万円かかりました。
このときは、休日で、平日じゃないとキャッシュレス診療が受けられず、立て替えとなり、大変でした。キャッシュレスじゃないと提出書類の準備も面倒です。
ちなみに、バンコク病院パタヤは、高いです。なので、普段は英語しか通じないクリニックに行くこともあります。
