[救急病院体験談]イギリス/子供の鼻の骨折 2017年1月
●イギリスでは、公立病院なら医療費は無料だが、非常に待たされるのが普通。
●イギリスでの無料の診察は、本当に診るだけ。処置はしてくれないこともある。
●病院までの交通費は、最寄りの病院までしか出してくれない。「日本人医師がいる病院」が遠い場合、交通費のすべてを保険金でもらえるわけではない。
●ケガは、ケガした時点から180日間、治療費の補償が有効。日本の治療でも使える。
今年(2017年)の1月15日頃に子供がラグビーで鼻を痛めたんです。
コーチがたまたまレントゲン技師の人で、「間違いなく骨折だ」と言いました。
そのときは、クレカの保険は使わずにすぐに現地の病院に行きました。(イギリスでは緊急の場合A&Eと言ってアクシデント&エマージェンシーの窓口へ)
イギリスの救急病院(A&E)は診察だけで処置してくれず
いつもなら、イギリスの病院では、緊急でも死にかけの人から順番に診るので、何時間も待たされます。ですが、その時にはかなり腫れた鼻で、しかも子供だからか、10分程で診てもらえたんです。
ですが、そこは診察が無料なだけあって本当に診るだけ・・・
「後に腫れが引いたら耳鼻科のアポを取ってね」ってことで終わり・・・
耳鼻科へは、アポを入れたのですがが、1度目は取れておらず。2度目に取れました。
そして、待望の耳鼻科での診察。ですが、なんと、その耳鼻科では「事故から日数が経ちすぎ」と言われ、「少し曲がってた鼻に何もすることが出来ない」ということで終わりました。
本当にイギリスの医療は、死にかけの人やガンの人には手厚いんですが、それ以外には最悪です。
子供自身は「鼻が曲がるのは嫌!」と、すごく気にしていましたが、幸い、日数が経過するにつれ鼻も元に戻っていきました。
約半年後の日本帰国時に、日本で耳鼻科を受診
ここからが保険金請求の体験談です。
イギリスの救急病院で診てもらった後、すぐにクレカの保険に連絡を入れました。そして「日本人医師のいるロンドンに行きたい!」と言ったのですが、「交通費の支払いは最寄りの病院までしか出来ません」と却下。てすので、そのときは、プライベートの病院には行きませんでした。
この保険は、SBIカードの利用付帯の保険で、日本を出国後に、公共の乗り物の切符を買って、保険を有効にした分です。(家族特約付きなので子供も下ります)
鼻のケガをした時点で、保険会社に事故の連絡は入れていました。ですので、治療費の補償は事故の日から180日間有効です。ですので、約半年後の7月に、日本に帰国したときに、耳鼻科に行きました。
その頃にはスッカリ鼻の曲がり具合もわからないくらいだったのですが、念のために耳鼻科に行きました。
結果は、「耳鼻科にはレントゲンはないので、もし、気になる様ならば、大きな病院を紹介しますよ」ということに。。。
でも、見た目が普通の鼻に戻っているようだったので、結局は耳鼻科の先生の目視だけで終わりにしました。
こういう、日本に帰国後の受診での保険金請求ですが、保険会社に尋ねてみると、「まず国民健康保険で請求し、それから自己負担分をこちらに請求してください」とのこと。
日本の国保を使い、支払いは850円。領収書を保険会社に郵送すると、大体、1週間くらいで850円が振り込まれていました。