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UCカード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から

UCカードロゴ
UCカードの中でも海外旅行保険付きはUCセレクトとUCゴールド。UCセレクトカードには年会費無料カードもあるので活用価値アリ

※UCカードの付帯海外旅行保険は、2021年7月、ほぼ全てのカードが利用付帯に改悪されたのでご注意ください。

UCカードは大きく分けて4種類あり、

UC一般カード(年会費1250円)
 =海外旅行保険なし
●UCセレクト(年会費1750円)
 =海外旅行保険あり
●UCヤングゴールド(年会費3000円)
 =海外旅行保険あり
●UCゴールド(年会費1万円)
 =海外旅行保険あり
※税抜価格

となっています。注意しておきたいのは、UC一般カードには海外旅行保険は付帯しておらず、少し上位のカードにしか海外旅行傷害保険が付いていないということです。

しかし、↑これはUCカードのプロパーカード(直営カード)の話。UCカードには様々な会社/団体との提携カードがあるので、上手に探すと、年会費無料で、海外旅行傷害保険付帯のものもあります。

またUCセレクト以上の海外保険は、家族特約(子供特約)も付いているので、18歳未満の子供の保険も付いてきます。うまく使えば、かなりの節約が可能。

このページでは、そんなUCカードの海外旅行での注意点と活用方法を解説します。

Contents

まず結論

UCカードの海外旅行での評価について、結論(ポイント)をまとめておきます。

海外旅行保険付きUCカードのポイント

●年会費無料の「プラスハッピーUCカード」がおすすめ(すぐ下で詳しく解説)
●UCゴールドカード・UCヤングゴールドの付帯保険はイマイチ(一応、下で少し解説)
●子供の保険もカバーする家族特約の活用が最重要(下で詳しく解説)

ですので、以下では、「プラスハッピーUCカード」を中心に話を進めていきます。

プラスハッピーUCカードのおすすめな点

プラスハッピーUCカード
年会費無料で家族特約付き(=子供の保険が付く)、日本唯一のカードがプラスハッピーUCカード

年会費無料
海外旅行保険が良い(疾病治療費上限150万,傷害治療費上限150万)、しかも家族特約付き(=子供の保険。疾病治療費上限100万,傷害治療費上限100万)、←比較表では10位
キャッシュレス診療OK
家族カードも年会費無料で発行可能
ショッピング保険付き(買った商品の盗難/破損に90日間保証)

プラスハッピーUCカードの限界/ダメなところ

保険が利用付帯(保険を有効にするにはカード払いが必要)
1枚では保険不足。他のカードで上乗せ必須
発行まで2,3週間と時間がかかる
空港ラウンジは使えない
海外キャッシングは良くない
90日以上の旅行には使えない
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

プラスハッピーUCカードは、こんな人向け

●できるだけ安く子供の海外旅行保険が欲しい人
●短期旅行者(90日以内)
●自分と配偶者、子供も含めて、海外へ行く機会が多い人
●子供が海外留学(3ヶ月以内)へ行く人
●家族特約を含めた海外旅行保険を上乗せしたい人

下にそれぞれ解説していきます!

プラスハッピーUCカードの海外保険の補償限度額

※保険は利用付帯で、期間は最長90日。引受保険会社は、損保ジャパン日本興亜。子供の保険もカバーする家族特約付き。

本会員の保険金の限度額
傷害死亡/後遺障害 2000万
傷害治療費用 150万
疾病治療費用 150万
携行品損害  20万
賠償責任   2000万
救援者費用  100万
飛行機遅延/欠航 なし
ロストバゲージ なし
※本人はキャッシュレス可

家族特約対象者(=子供)の保険金の限度額
傷害死亡/後遺障害 1000万
傷害治療費用 100万
疾病治療費用 100万
携行品損害  20万
賠償責任   1000万
救援者費用  100万
※家族特約の対象は19歳未満の子供のみ
※家族はキャッシュレス不可

カード付帯の海外旅行保険を選ぶとき、一番重要なのは、一番使う確率の高い、病気ケガの治療費用の補償額(=もらえる保険金の額)です。それが、プラスハッピーUCカードでは、ケガ・病気治療費ともに150万円が限度。子供に対しては100万円が限度。

海外の医療費事情を考えると、プラスハッピーUCカードだけでは足りません。カード付帯保険は、カードを複数枚持っていると限度額を上乗せできるので、他のカードと合わせて使うことをおすすめします。(下で解説します)

UCカードの海外旅行保険は利用付帯

上乗せの解説の前に、一つ説明しておきたいのが「利用付帯」について。カード付帯保険の条件には二種類あります。

①自動付帯:海外へ行くと自動的に保険が有効になる
②利用付帯:海外旅行の交通費などをカード払いすると保険が有効になる

自動付帯と利用付帯の比較

プラスハッピーUCカードは2021年7月から利用付帯に改悪されたので、付帯保険を使いたい場合は、海外旅行の交通費などの支払いが必須です。

UCカードは利用付帯になったが利用付帯裏技は不可

UCカードは利用付帯に変わりましたが、残念ながら利用付帯裏技は不可。日本出国から91日以降は保険は無効になります。

利用付帯裏技というのは、90日以上の海外滞在でもカード付帯保険を使う裏技です。くわしくは↓こちらの記事で解説しています。

[上乗せ]UCカードに、プラスどれだけで海外旅行保険は十分か?

ハッキリ言えば、プラスハッピーUCカード1枚の保険だけでは足りません

足りるか足りないか、で問題となる項目は、

●疾病・傷害治療費用の額
●救援者費用の額

の2つです。その中でも疾病・傷害治療費用は、風邪や腹痛でも使う可能性があり、一番使う確率が高いので最重要。

その治療費用で、必要額を考えてみると、大雑把な額ですが↓こんな感じになります。

必要最低限の医療費とカード枚数
アジア 300〜500万⇒カード2,3枚
(台湾300万、香港400万、シンガポール500万)
ヨーロッパ 400〜600万⇒カード2,3枚
オーストラリア 400万⇒カード2枚
アメリカ(ハワイ含む) 1000万以上⇒カード5枚
(グアム・サイパンは400万くらい)

という感じです。なので、UCカード1枚の付帯保険だけでは「アジアですら不足」というレベルです。ですので、他のカード付帯保険も使って上乗せする必要があるんですね。具体的な上乗せについては、↓次に、説明します。

足りない分は、他のカード付帯保険との合算でカバー

クレジットカード付帯海外旅行保険に他の保険を上乗せ

プラスハッピーUCカード1枚だけの付帯保険で足りないので、他の保険付きクレジットカードを持ち、保険を上乗せさせます。

海外旅行保険付きのクレジットカードを2枚以上持っていた場合は、それぞれの項目の補償限度額が合算されるのです!(ただし傷害死亡/後遺障害の項目は合算されない)

具体例で見てみましょう。プラスハッピーUCカードに、次に年会費の安いUCSカード(年会費1000円、比較表9位)で上乗せするとします。UCSカードは家族カードも発行し、本カードと家族カード両方で上乗せするとします。

↓表で見ると、補償限度額はこんな感じに合算されます。

プラスハッピーUCカード+UCSカード2枚を上乗せした場合

※年会費は税抜き額
プラスハッピーUCカード
プラスハッピーUCカード
UCSカード
UCSカード
UCSカード
UCS家族カード
合算結果
国際
ブランド
   
年会費 無料 カード無料/保険¥1000 カード無料/保険¥1000 合計
¥2000
自分への補償限度額 傷害死亡 2000万 1000万 1000万 4000万
ケガ 150万 100万 100万 350万
病気 150万 100万 100万 350万
賠償責任 2000万 2000万 2000万 6000万
携行品 旅* 20万 20万 20万 60万
20万 20万 20万 60万
救援者 100万 100万 100万 300万
保険条件 利用付帯 自動付帯 自動付帯    
キャッシュレス
以下、家族への補償限度額(家族特約)
補償限度額 傷害死亡 1000万 1000万 1000万 1000万
ケガ 100万 100万 100万 300万
病気 100万 100万 100万 300万
賠償責任 1000万 2000万 2000万 5000万
携行品 旅* 20万 20万 20万 60万
20万 20万 20万 60万
救援者 100万 100万 100万 300万
保険条件 利用付帯 自動付帯 自動付帯    
キャッシュレス ×    
※携行品の「旅」は「1旅行につき」の意味。 ※「傷害死亡/後遺障害」の項目だけは合算されず、高い金額のほうが上限になる。

↑この合算後の額なら、安心できますね。欧米へ行くなど、もう少し保険金があったほうが安心という人は、家族特約付きカードをさらにもう一枚作っておくと、さらに上乗せになります。他のカードを見たい場合は、↓こちらを参考に。

ちなみに、合算させる目的でカードを選ぶなら自動付帯カードがおすすめです。保険が自動付帯のカードのほうが余計な手続き不要でラクなので。

あと、プラスハッピーUCカードは国際ブランドをVISAかマスターから選べるので、上乗せするUCSカードは、国際ブランドをプラスハッピーUCカードとは別の国際ブランドにするのがオススメです。

上乗せは別ブランドがおすすめ

なぜなら、海外旅行ではクレジットカードを2枚以上準備し、2枚の国際ブランドを別のものにしておいたほうが使いやすいからです。その理由は、海外ではVISAしか使えない店や、マスターしか使えない店、などがあるから。2枚ともVISAだと、両方カード利用できない可能性も出てくるからです。

盗難に遭ったときのことを考えても、カードは2枚あったほうが安全です。

UCSカードに関しては、別に付帯保険に契約が必要です。少し特殊ですので、↓こちらのページで詳細解説しています。

プラスハッピーUCカードの家族特約は子供のみ対象なので、家族カード(年会費無料)の発行も重要

家族特約(配偶者と同居の親は対象外)

家族の保険もカバーする「家族特約」ですが、実は、↑このように、プラスハッピーUCカードの家族特約の対象者は「生計を共にする19歳未満の子供」のみ。配偶者などは対象外です。つまり「子供特約」なのです。

ですので、家族で海外旅行へ行く場合は、本会員の配偶者の家族カード発行が重要です。配偶者の家族カードを発行して初めて、↓このように、夫婦+子の全員が保険でカバーされることになります。

家族特約と家族カードのあわせ技

↑このように、プラスハッピーUCカードで家族カードを発行した場合のケガ病気の治療費用限度額は、それぞれ、

●本会員 150万円
●家族カード会員 150万円
●子供 100万円

となります。家族カードを発行しても、子供の治療費用限度額は上乗せされていかないので注意してください。

[質問]プラスハッピーUCカードとUCSカードはどっちがいい?

UCSカードとプラスハッピーUCカードはどっちがいい?

両方とも、年会費が安くて家族特約つきのカードなので、「プラスハッピーUCカードとUCSカードはどっちがいい?」と疑問に思う人もいるかもしれません。本当は答えは「両方あったほうがいい」と答えたいのですが、人によってはどちらか選びたい人もいるかもしれませんね。

プラスハッピーUCカードのほうが年会費無料で、治療費用の限度が150万と高いので良さそうに見えるのですが、実はそうとも言い切れません。

この2つのカード、少し性質が違うので、比較してみましょう。

夫婦+子供1人の3人家族の場合を考えます。夫がカードの本会員となり、妻が家族カード会員になるとします。それで、治療費用の補償限度額で比較してみると、↓こうなります。

プラスハッピーUCカードとUCSカードの病気ケガ治療費用での比較

      プラスハッピーUCカード UCSカード
治療費用の
補償限度額
150万 200万
150万 200万
100万 200万
1年のコスト 無料 2000円

↑このように、UCSカードは年2000円かかりますが、子供も含めた家族全員が、補償限度額200万円にできます。年2000円で、ここまでの保険があるカードも他にはありません。

子供のキャッシュレス診療が可能なのはUCSカード

保険の補償額以外で、もう一つ注目しておきたい違いが、このキャッシュレス診療の違いです。

●プラスハッピーUCカード
本会員と家族カード会員のみキャッシュレス可能。子供はキャッシュレス不可。

●UCSカード
家族全員キャッシュレス可能

この部分でも、UCSカードのほうが少し使いやすいです。例えば、子供だけで短期留学などに参加したとします。大人ならキャッシュレス不可でも一旦カード払いで払っておく、という手が使えますが、子供では無理ですよね。かと言って大きな現金を渡しておくのも無理。

そんなとき、やはり、子供もキャッシュレス可だと、非常に助かります。

ですので、2つのカード比較の結論としては↓こう。

プラスハッピーUC、UCSカード、どっちが良い?
●年会費無料にこだわるならプラスハッピーUCカード
●保険の限度額の高さ&子供のキャッシュレス診療を重視するならUCSカード
●自動付帯が良いならUCSカード

という判断になります。

プラスハッピーUCカードの評判の良い特典

プラスハッピーUCカードの、その他の評判が良い特典を見てみましょう。

UCカードはキャッシュレス診療OK

キャッシュレス医療サービスの仕組み

大都市限定になりますが、プラスハッピーUCカードの付帯保険では、キャッシュレス診療が可能です。

(ただし本会員のみ。家族特約対象者である子供はキャッシュレス不可。子供にもキャッシュレス診療が欲しい場合は、UCSカードで対応可能)。

キャッシュレス診療とは、「キャッシュレス・メディカルサービス」とか、「医療費キャッシュレスサービス」だとかの呼び名があるのですが、すべて同じです。要は、「現地の病院にかかったときに、保険会社が直接、病院に支払いをしてくれて、自分で支払いをしないで済む」というサービスです。

昔は、このサービスが無く、現地の病院では一度自分で支払いをし(立て替え払いをし)、その後、カード会社(保険会社)に領収書などと一緒に申請をする、という面倒な手続きが必要でした。その面倒な手続きが、プラスハッピーUCカードでは不要になる、ということです。

ただし、キャッシュレス可能なカードでも、保険会社との提携病院がない場所(たとえば田舎など)では、キャッシュレス診療は不可能で、まず自費で立替をして、それから保険金申請手続が必要です。

キャッシュレス診療の使い方のコツ

私も上海滞在時代や海外旅行で何度か使ったので、キャッシュレス診療の使い方のコツを少し書いておきます。それは3つ。

キャッシュレス診療利用の3つのコツ
●体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
●いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと
●土日祝、年末年始など、カード会社が休みの日はキャッシュレス不可

いくら大都市でも、すべての病院が保険会社の提携病院であることはありません。もし飛び込みで病院に行ってしまうと、提携病院ではない場合、キャッシュレス診療サービスは使えないことになります。

なので、まずは提携病院がどこの病院なのか、を調べておく。提携病院が近くにないこともあるからです。そして、実際に病院に行きたくなったら、カード会社に電話して病院を予約してもらう。そうすれば確実にキャッシュレス診療をしてもらうことができます。

※以前は「健康なうちに提携病院を保険会社に聞いておくと安心ですよ」と読者さんにはアドバイスしていたのですが、2016年7月と8月の調査で、いくつかの保険会社で提携病院を教えてもらうのを断られました(涙)。理由はここでは割愛しますが、「本当に体調の悪いときしか提携病院を教えてもらえない」ということがあることは覚えておいてください。

キャッシュレス診療はカード会社に会員確認が必要

そして、3つ目のポイント、「土日祝、年末年始などはキャッシュレス診療不可」について。キャッシュレス診療のためには、保険会社は「その人がカードの持ち主だ」という確認が必要です(上の図の①')。普通は、その確認は1、2時間で済みます。ですが土日祝などはカード会社が休みで確認が取れません。だからキャッシュレス不可となってしまうのです。覚えておきましょう。

ショッピング保険付き(買った商品の盗難/破損に90日間保証)

プラスハッピーUCカードには、「ショッピング補償保険」というショッピングに対する保険(動産総合保険)も付いています。つまり、UCカードで買った商品を、購入日から90日間、盗難・破損などの偶然な事故によって被った損害を補償してくれます。保険金の限度額は年間100万円まで(自己負担1万円)。

例えば、トルコで買ったペルシャ絨毯が、日本に届いたら破れていた!などのときにカバーしてもらえます。

プラスハッピーUCカードの短所/イマイチなところ

プラスハッピーUCカードの限界というか、足りない部分も書いておきます。

カード発行まで2,3週間かかる

プラスハッピーUCカードは、ネット申込をしてからカードが家に届くまでに2,3週間かかります。「もうちょっと早くならないのか?」とカードデスクに問合せてみたのですが、Edyが付いていることもあり審査に時間がかかる、とのこと。

海外旅行まで時間がない人は、早めに申し込んでおきましょう。

ちなみに、家族カードの発行は、本会員のカード申込時には1枚までしか同時に申し込めません。同居の両親の分など、家族カードを2枚以上必要な場合は、上記の2,3週間に、さらにプラス2週間くらいかかるので、注意してください。

空港ラウンジは使えない

プラスハッピーUCカードは、残念ながら空港ラウンジは使えません。空港ラウンジが使いたい人は、年会費1万円以上のカードに申し込んでください。ちなみに、UCカードにはプライオリティパスも付いていません。

飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

飛行機遅延/ロストバゲージ保険

航空機遅延/ロストバゲージ保険は、UCカードには付帯していません。ただ、これらの保険は、なくても問題ないと私は思っています。

付帯していたとしても、条件が厳しく、「飛行機遅延は4時間以上の遅れor欠航」、「手荷物遅延は到着から6時間以上遅れ」、「手荷物紛失は到着から48時間以内に届かない場合」など、だからです。

また、もらえる保険金も、限定されています。出発便/帰国便の航空機遅延/欠航の場合に保険金がおりるのは待ち時間の食事代のみ。乗継便の航空機遅延/欠航の場合に保険金がおりるのは、ホテル宿泊料金、待ち時間の食事代のみ。ロストバゲージの場合は、衣類や生活必需品の購入費用のみ、です。

「それでも、やっぱり欲しい」と思う場合は、↓こちらの比較表を参考に他のカードを作ることを検討してみてください。
参考記事:飛行機欠航/遅延・ロストバゲージ保険付きカード比較表(20枚以上)

UCカードでの海外キャッシングはイマイチ

現地ATMで現地通貨を引き出す「海外キャッシング」は、現地の両替所よりもお得に外貨両替できるオススメの方法。ただし、UCカードで、それをやるのはおすすめできません。おすすめできない理由は2つ。①繰上げ返済に電話代+振込手数料がかかる、②海外ATM引き出し後の明細反映が遅い、という理由からです。

海外キャッシングでお得なカードは、年会費無料のものがあるので、別に作るべきです。↓こちらでしっかり解説しています。
国際キャッシュカード徹底比較

[オマケ]UCゴールド・UCヤングゴールドカードの海外保険の補償限度額

UCゴールドカードとUCヤングゴールド

補償額が少なくてオススメではないのですが、一応、UCゴールドカード・UCヤングゴールドカードの付帯海外保険の補償額も紹介しておきます。

●保険は利用付帯で、期間は最長90日。
●引受保険会社は、損保ジャパン日本興亜
●前の値がUCゴールド、後の( )内がUCヤングゴールドの値

本会員の保険金の限度額
傷害死亡/後遺障害 5000万(3000万)
傷害治療費用 200万(150万)
疾病治療費用 200万(150万)
携行品損害  50万(20万)
賠償責任   2000万(2000万)
救援者費用  200万(100万)
飛行機遅延/欠航 なし
ロストバゲージ なし
※本人はキャッシュレス可

家族特約対象者の保険金の限度額
傷害死亡/後遺障害 1000万(1000万)
傷害治療費用 200万(100万)
疾病治療費用 200万(100万)
携行品損害  50(20万)
賠償責任   2000万(1000万)
救援者費用  200万(100万)
※家族特約の対象は19歳未満の子供のみ
※家族はキャッシュレス不可

↑これを見てわかるように、

●UCゴールドは年会費1万円の割に補償が少ない
●UCヤングゴールドは、プラスハッピーUCカードとほぼ同じ補償

ということなので、やはりUCカードで海外旅行に活用できるのは、プラスハッピーUCカードだけ、ということになります。

まとめ

ポイントをまとめると、プラスハッピーUCカードは、↓こんなカードです。

UCカードは、こんな人向けのカード
●できるだけ安く子供の海外旅行保険が欲しい人
●短期旅行者(90日以内)
●自分と配偶者、子供も含めて、海外へ行く機会が多い人
●子供が海外留学(3ヶ月以内)へ行く人
●家族特約を含めた海外旅行保険を上乗せしたい人
利用の注意点
利用付帯(2021年7月から)
発行まで2,3週間と時間がかかる
一枚だけでは海外旅行保険は不足
海外キャッシングは別のカードがおすすめ
配偶者がいるなら家族カード発行は必須
90日以上の旅行には使えない
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

という感じです。

中でも、保険の上乗せと、家族カードの発行は、忘れずにするようにしてくださいね。上乗せに便利なUCSカードの詳細ページは↓こちらです。

プラスハッピーUCカードは、本当に便利なカードなので、上手に活用してください!

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[コツ]保険付帯カードは、まず「子供の保険が必要かどうか」で決めるべき
保険付帯カードを選ぶコツは、まずは「18歳未満の子供の保険が必要かどうか?」を決めること。

●子供の保険が必要 ⇒家族特約付きカード(種類少ない。年会費高い)
●子供の保険は不要 ⇒一般カード(種類多い。年会費安い)


となります。配偶者や同居家族がいても、18歳以上なら、家族カードを作ることで、同じ保険を持つことができるので、家族特約付きカードは不要です。

子供の保険が不要な人は、↓こちらの比較表をどうぞ。


海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)
海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)

(↑画像をクリックすると飛びます)

子供の保険も欲しい人は、↓こちらの家族特約付きカード比較表を。


家族特約付き海外旅行保険50枚比較表
家族特約付き海外旅行保険50枚比較表

(↑画像をクリックすると飛びます)

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のむてつ

のむてつ

元高校教師。公務員を辞め、上海に渡り起業。上海生活7年(現在日本)、国際結婚歴13年、海外ビジネス歴17年。もともと自分のために調べ始めたカード付帯保険ですが、ブログでまとめるようになって15年。2019年末で、読者からいただいた相談数が1,000件を超えました。今も海外滞在者の役に立つよう、情報を集め続けています。

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