リクルートカード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から
リクルートカードの海外旅行保険は、補償額は、一般カードの中では「なかなか良い」くらいのレベル。保険が利用付帯である(=保険を有効にするためには旅費や交通費のカード払いが必要)、という部分が好き嫌いを分けるところです。
しかし、利用付帯であるからこそ、利用付帯裏技が使え、しかも、JCBを1枚と、VISAかマスターも1枚という2枚発行ができます。↓こういう人には、他に代わりを見つけることのできない貴重なカードと言えます。
●海外旅行保険付帯の年会費無料カードが欲しい人
●90日以上の海外滞在の予定がある人
●利用付帯裏技可能なカードを探している人
●ゴールドカードの発行は、ちょっと厳しいという人
●専業主婦の奥さんや、無収入の子供にも旅行させたい人
参考:利用付帯海外保険カードで90日(3ヶ月)以上を狙う裏技と注意点
もちろん、90日以内の短期の海外旅行に使っても大丈夫です。年会費無料カードで、作っても損することは無いので、ポイントを得る目的などで、気軽に作ってしまってもいいかなと思います。
注意:リクルートカードは、2種類あり、リクルートカード(年会費無料・還元率1.2%・保険は利用付帯)と、リクルートカードプラス(年会費2100円。還元率2.0%・保険は自動付帯。ただし2016年3月に募集終了)、で、このページは、上のリクルートカードの海外旅行保険の解説ページです。リクルートカードプラスの海外保険解説はこちらをごらんください。
Contents
- 1 リクルートカードの年会費
- 2 リクルートカードの海外旅行保険の補償限度額
- 3 リクルートカードの保険の条件は利用付帯。保険を有効にするために交通費などのカード払いが必要
- 4 リクルートカードの利用付帯は、わりと広く交通費を認めてくれる
- 5 リクルートカードに、プラスどれだけで海外旅行保険は十分か?
- 6 足りない分は、他のカード付帯保険との合算でカバー
- 7 リクルートカードは、JCBと、VISAかマスターの合計2枚発行で保険補償額を倍にできる
- 8 リクルートカードの家族カードを作れば家族の保険もカバーできる
- 9 家族カード持ちの家族と一緒に旅行するときの支払い
- 10 お詫び:情報が違っていました(2017年2月訂正)
- 11 配偶者も本会員になれば、一人4枚持ちも可能
- 12 リクルートカード(VISA・マスター)なら銀聯カードの利用でも利用付帯裏技可能!!
- 13 リクルートカードのその他の評判の良いところ
- 14 リクルートカードの評判の良くないところ
- 15 まとめ
リクルートカードの年会費
●本会員 年会費無料
●家族カード会員 年会費無料
リクルートカードの海外旅行保険の補償限度額
保険は利用付帯で、期間は最長90日。
傷害死亡/後遺障害 2000万
傷害治療 100万(1回のケガにつき)
疾病治療 100万(1回の病気につき)
賠償責任 2000万(1回の事故につき)
携行品損害 20万 (1年でリセット)
救援者費用 100万(1年でリセット)
飛行機遅延/欠航 なし
ロストバゲージ なし
(引受保険会社は損保ジャパン日本興亜)
カード付帯の海外旅行保険を選ぶとき、一番重要なのは、一番使う確率の高い、病気ケガの治療費用の補償額です。それが、リクルートカードでは、100万円と少し少なめ。年会費無料カードでも200万円の補償があるカードは他にあります。3ヶ月以内の短期旅行用のカードとして考えるなら、別にもっと良いカードがあります。
ただし、3ヶ月以上の旅行を考えるなら、最高のカードと言えます。この補償額は、ゴールドカードを除く、利用付帯裏技可能カードの中では、一番良い内容だからです。キャッシュレス診療も可能ですし、年会費も無料。作っておいて損は無いカードです。
リクルートカードの保険の条件は利用付帯。保険を有効にするために交通費などのカード払いが必要
カード付帯保険の条件には二種類あります。
①自動付帯:海外へ行くと自動的に保険が有効になる
②利用付帯:海外旅行の交通費などをカード払いすると保険が有効になる
リクルートカードは利用付帯なので、保険を有効にさせるためにパックツアー代金や交通費などのカード支払いが必要です。一見、面倒なのですが、実は、別の部分でメリットがあります。↓これです。
利用付帯は面倒だが、裏技で3ヶ月以上の旅行でも使える
利用付帯のカードは、裏技的な使い方として、「海外へ行ってから、現地公共交通機関をカード払いをすると、その時点から保険が有効になる」という使い方ができます。つまり保険期間を自由に決められるのです。
その使い方をすると、他のカードと組み合わせることで、3ヶ月以上の海外滞在でもカード付帯保険でカバーできます。これが、このリクルートカードの強みです。
利用付帯裏技について、その他の利用付帯裏技OKカードなど、詳しくは、↓こちらの記事で解説しています。
リクルートカードの利用付帯は、わりと広く交通費を認めてくれる
リクルートカードの利用付帯は、他の利用付帯カードと比較して、わりと広く交通費支払を認めてくれる、という特長があります。
電子マネーへのチャージ&交通費支払でも利用付帯が有効に
リクルートカードの利用付帯保険は、
②その電子マネーで交通費支払い
という2つを満たせば、その2つでも利用付帯が有効になります。(他のカード会社では、これを認めない会社もあります)
実際に病院にかかるときや、保険金請求時には、
②電子マネーで交通費支払いをした証明
の2つが必要になります。
証明は必ずしも紙の書類である必要はなく、スマホの画面キャプチャや、券売機の画面を写真に撮ったものでも良い、とのこと。
Apple payを通しての交通費支払でも利用付帯が有効に
リクルートカードなら、Apple payに登録し、Apple payで支払った場合でも、利用付帯は有効になります。
Apple payに登録できるのは、リクルートカードのVISAかマスターだけ。国内ではクイックペイでの支払いの扱いになります。
あと、海外での支払いですが、VISAではApple payを通して支払いはできません。でもマスターカードなら、できます。
ここからは、未確認の情報なのですが、
活躍しそうなのが、新しく登場したマスターカードのリクルートカード。
例えばロンドンの地下鉄は、切符を買わずに、改札機でiPhoneかアップルウォッチをかざすだけで、地下鉄に乗れます。↓こんな感じ。
↑この方法、リクルートカード(マスター)をApple Payに登録すれば、できるっぽいんですよね。(未確認です。できた方がいましたら、ぜひ教えてください!)
私、のむてつ、は、これをやりたいために、リクルートカードVISAを解約し、マスターを新規発行しています(切り替えはできず、解約が必要でした)。
UberやGrabなど、配車アプリでも利用付帯が有効
UberやGrabなどの「配車アプリ」への支払いでも、リクルートカードなら海外旅行保険が有効になります。(リクルートカードが、というより、引受保険会社の損保ジャパン日本興亜がOKとしているようです)
セディナカードクラシックなどでは、Uberなどはダメなので、これは、ありがたいですね。
リクルートカードに、プラスどれだけで海外旅行保険は十分か?
ハッキリ言えば、リクルートカード1枚の保険だけでは足りません。
足りるか足りないか、で問題となる項目は、
●疾病・傷害治療費用の額
●救援者費用の額
の2つです。その中でも治療費用は、風邪や腹痛でも使う可能性があり、一番使う確率が高いので最重要。
その治療費用で、必要額を考えてみると、大雑把な額ですが↓こんな感じになります。
●アジア 300〜500万⇒カード2,3枚
(台湾300万、香港400万、シンガポール500万)
●ヨーロッパ 400〜600万⇒カード2,3枚
●オーストラリア 400万⇒カード2枚
●アメリカ(ハワイ含む) 1000万以上⇒カード5枚
(グアム・サイパンは400万くらい)
という感じです。なので、リクルートカード1枚の付帯保険だけでは「アジアでも保険金が不足する心配アリ」というレベルなのです。ですので、他のカード付帯保険も使って上乗せする必要があるんですね。上乗せについては、↓次、説明します。
足りない分は、他のカード付帯保険との合算でカバー
リクルートカード1枚だけの付帯保険で足りないので、他の保険付きクレジットカードを持ち、保険を上乗せさせます。
海外旅行保険付きのクレジットカードを2枚以上持っていた場合は、それぞれの項目の補償限度額が合算されるのです!(ただし傷害死亡/後遺障害の項目は合算されない)
具体例で見てみましょう。リクルートカードと、もう1枚を、エポスカード(VISA)を選ぶとします。(2枚持つなら国際ブランドが違うカードのほうが使える店が広がるのでオススメです)
※リクルートカードは利用付帯裏技で、保険の有効期間を自由に選べるのですが、今回は、上乗せのために、海外へ行く前に交通費をカード払いしたケースを見てみます。
↓表で見ると、補償額はこんな感じに合算されます。
リクルートカード | エポスカード | → | 合算結果 | |
---|---|---|---|---|
保険期間 | 90日 | 90日 | → | 90日 |
条件 | 利用付帯 | 自動付帯 | ||
傷害死亡 /後遺障害 |
2000万 | 500万 | → | 2000万 |
傷害治療 費用 |
100万 | 200万 | → | 300万 |
疾病治療 費用 |
100万 | 270万 | → | 370万 |
賠償責任 | 2000万 | 2000万 | → | 4000万 |
携行品損害 | 20万 | 20万 | → | 40万 |
救援者費用 | 100万 | 100万 | → | 200万 |
※「傷害死亡/後遺障害」の項目だけは合算されず、高い金額のほうが上限になる。
↑この合算後の額なら、アジア旅行なら、一応、安心できますね。もう少し保険金があったほうが安心という人は、保険付帯カードをさらにもう一枚作っておくと、さらに上乗せになります。合算&必要な保険額に関しては、こういう感じで考えてください。
合算するカードは、別に他のカードでも構いません。年会費無料や年会費の安いカードを探しているなら、こちらの比較表から探してみてください。⇒クレジットカード海外旅行保険比較表(80種以上)
※ちなみに、合算させる目的でカードを選ぶなら、保険が自動付帯のカードのほうがラクです。
リクルートカードは、JCBと、VISAかマスターの合計2枚発行で保険補償額を倍にできる
リクルートカードは、JCBとVISA、マスターの3種類があります。リクルートカードJCBはJCBカードが発行していて、VISA/マスターはMUFGカードが発行しています。2種類のカード会社が発行しているため、リクルートカードは、「JCBともう一枚」という形なら、実は一人で2枚まで発行することが可能です。(VISAとマスターの2枚持ちは不可)
一人で2枚のリクルートカードを発行した場合、交通費などをカード払いし、利用付帯の条件さえ満たせば、限度額を上乗せすることができます。
本人補償額(2枚所持時。同じ期間に保険を使った場合)
リクルートカード マスター |
リクルートカード JCB |
→ | 合算結果 | |
---|---|---|---|---|
保険期間 | 90日 | 90日 | → | 90日 |
条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | ||
傷害死亡 /後遺障害 |
2000万 | 2000万 | → | 2000万 |
傷害治療 費用 |
100万 | 100万 | → | 200万 |
疾病治療 費用 |
100万 | 100万 | → | 200万 |
賠償責任 | 2000万 | 2000万 | → | 4000万 |
携行品損害 | 20万 | 20万 | → | 40万 |
救援者費用 | 100万 | 100万 | → | 200万 |
※「傷害死亡/後遺障害」の項目だけは合算されず、高い金額のほうが上限になる。
一番重要な「治療費用」の額を倍にできるのは嬉しいですね。年会費無料のリクルートカードなら2枚発行しても負担にならないので良いですね。
また、上記のような上乗せ以外の利用方法として、利用付帯裏技を使う時期をわざとズラし、90日間+90日間=180日間、保険を有効にすることも可能です。詳しくは↓こちらを読んでくださいね。
参考:利用付帯海外保険カードで90日(3ヶ月)以上を狙う裏技と注意点
リクルートカードの家族カードを作れば家族の保険もカバーできる
リクルートカードでは、家族カードも年会費無料で発行することができます。しかも、その家族カードにも、本会員と同じ海外旅行保険が付帯します。
家族カードを作れば、収入のない専業主婦の奥さんや子供、退職後の両親など、つまり、自分のカードを作ることが難しい人たちの分のカード付帯保険も準備できてしまいます。ただし、家族カードは18歳以上じゃないと作れないことは覚えておいてください。
18歳未満の子供を、カード付帯保険でカバーしたい場合は、「家族特約」付きのカードを作るしかありません。家族特約付きカードに関してはこちらの記事を御覧ください。
家族カード持ちの家族と一緒に旅行するときの支払い
家族カード持ちの家族と一緒に旅行するときは、一人が一緒にカード支払いをしてしまっても、利用明細やレシートなどで、利用人数の確認ができれば、二人とも海外旅行保険は有効になります。
たとえば、夫が本会員で、妻に家族カードを作っているとします。2人で海外旅行する場合、夫が2人ぶんの飛行機代を自分のリクルートカードで支払ったとしても、2人とも海外旅行保険は有効になる、ということです。ただし、2人分を支払ったという証明をレシートなどでできないとダメ、ということです。
このときに注意したいのが、タクシーの支払いです。タクシーの支払いは、利用人数が確認できませんよね。その場合、支払いをした人の保険しか有効にならないので、注意が必要です。
お詫び:情報が違っていました(2017年2月訂正)
掲載していた情報の訂正です。以前に、このページに記載していた、
[誤]●家族分も一括で支払い後に、家族カードを作れば、その家族の保険も有効になる
という2点ですが、2つとも間違っていました。(2016年9月にリクルートカードの保険代理店に教えてもらった内容だったのですが、今回、保険会社に再確認したところ「間違っている」との回答でした。)
正しくは、
[正]●家族カード会員の保険を有効にしたいなら、家族分の支払い時点で、その家族が家族カードを発行していないとダメ。
とのことです。(引受保険会社の回答なので確実だと思います)
ここに、お詫びして訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。(2017年2月訂正)
配偶者も本会員になれば、一人4枚持ちも可能
これは、リクルートカードの、さらに高度な使い方です。リクルートカードは「JCBと、VISAかマスターのもう一枚」まで、つまり、一人2枚まで本会員になることができます。
夫婦ともに本会員となり、さらに、夫婦でお互いに家族カードを発行することも可能なんです。
そうすると、↓下記のように、一人で最高4枚、夫婦で8枚のリクルートカードを持つことが可能です。
こうすると、ケガ病気治療費の上限は400万円にまで上げられます。期間を延ばすほうに使えば、90日+90日+90日+90日=360日までカバーできることになります。
この夫婦で家族カードを発行するやり方に関しては、↓こちらの記事に詳しくまとめています。
一つのカードで、こんな変わった使い方ができるのは、リクルートカードだけ。リクルートカードは、本当に長期滞在の人の味方なんです。留学やロングステイの人には、欠かせないカードですね。
リクルートカード(VISA・マスター)なら銀聯カードの利用でも利用付帯裏技可能!!
主に中国や、アジア圏の人に朗報です。
リクルートカード(VISA・マスター)では、追加カードとして「銀聯カード」(ぎんれんカード)が発行できます。銀聯カードは、「銀聯マーク」のついた店で使えるのですが、MUFGの銀聯カードは特徴があります。その特徴とは、MUFG銀聯カードの利用もリクルートカードの利用として一緒に請求される、ということです。
つまり、銀聯カードのカード利用は、リクルートカードの利用の一部として扱われる、という意味です。
ということは、こんな使い方もできるようになります⇒海外へ行ってから、銀聯カードを利用して、リクルートカードの利用付帯保険を有効にする。
↑これ、ありがたいですよね!
中国本土でも、まだまだカード利用できる公共交通機関は少ないので、銀聯カードが使えるとなると、選択肢は広がります。銀聯カードが利用できる地域は、中国のみならず、アジアでも増えているので、この使い方も要チェックです。
リクルートカードのその他の評判の良いところ
キャッシュレス診療OK
大都市限定になりますが、リクルートカードでは、キャッシュレス診療が可能です。
キャッシュレス診療とは、キャッシュレス・メディカルサービスとか、医療費キャッシュレスサービスだとか呼ばれるのですが、要は、「現地の病院にかかったときに、保険会社が直接、病院に支払いをしてくれて、自分で支払いをしないで済む」というサービスです。
昔は、このサービスが無く、現地の病院では一度自分で支払いをし(立て替え払いをし)、その後、カード会社(保険会社)に領収書などと一緒に申請をする、という面倒な手続きが必要でした。その面倒な手続きが、リクルートカードでは不要になる、ということです。
※最近のカード付帯保険は、ほぼ9割くらいの保険付帯カードが、キャッシュレス診療可能になっています。
ただし、キャッシュレス可能なカードでも、保険会社との提携病院がない場所(たとえば田舎など)では、キャッシュレス診療は不可能で、まず自費で立替をして、それから保険金申請手続が必要です。
キャッシュレス診療の使い方のコツ
私も上海滞在時代や海外旅行で何度か使ったので、キャッシュレス診療の使い方のコツを少し書いておきます。それは3つ。
●体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
●いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと
●土日祝、年末年始など、カード会社が休みの日はキャッシュレス不可
いくら大都市でも、すべての病院が保険会社の提携病院であることはありません。もし飛び込みで病院に行ってしまうと、提携病院ではない場合、キャッシュレス診療サービスは使えないことになります。
なので、まずは提携病院がどこの病院なのか、を調べておく。提携病院が近くにないこともあるからです。そして、実際に病院に行きたくなったら、カード会社に電話して病院を予約してもらう。そうすれば確実にキャッシュレス診療をしてもらうことができます。
※以前は「健康なうちに提携病院を保険会社に聞いておくと安心ですよ」と読者さんにはアドバイスしていたのですが、2016年7月と8月の調査で、いくつかの保険会社で提携病院を教えてもらうのを断られました(涙)。理由はここでは割愛しますが、「本当に体調の悪いときしか提携病院を教えてもらえない」ということがあることは覚えておいてください。
そして、3つ目のポイント、「土日祝、年末年始などはキャッシュレス診療不可」について。キャッシュレス診療のためには、保険会社は「その人がカードの持ち主だ」という確認が必要です(上の図の①')。普通は、その確認は1、2時間で済みます。ですが土日祝などはカード会社が休みで確認が取れません。だからキャッシュレス不可となってしまうのです。覚えておきましょう。
リクルートカードの評判の良くないところ
では、リクルートカードの評判の良くないところ、というか、「リクルートカードではカバーしきれない」ところも見てみましょう。
18歳以下の子供の保険はカバーできない(家族特約ナシ)
リクルートカードには家族特約が付いていないので、付帯保険の対象は、カード所持者だけ。カード所持者以外の、子供、配偶者など、家族の保険はカバーしてくれません。家族の保険もカバーできる「家族特約付きカード」は、↓こちらのページで、くわしく紹介しています。
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は、リクルートカードには付いていません。これらが付いているカードも、いくつかありますが(参考:飛行機欠航/遅延・ロストバゲージ保険付きカード比較表(20枚以上))、すべて年会費が高めのカードですし、無理して手に入れる必要はない保険だと私は思っています。
というのも、これらの保険で保険金が下りるのは、条件が厳しく(遅延なら4時間以上など)、また、もらえる保険金も多くないからです。
ショッピング保険(買物保険)は普通レベル
カードで買った商品が故障した場合に補償してくれるショッピング保険(買物保険)は、期間90日で年間200万円分です。この買物保険は普通レベルと言えます。もっと良いカードは、補償期間が180日間のカードなどもあります。(セディナカード、イオンカードなど)
海外キャッシングするなら別カードを利用すべき
現地ATMで現地通貨が引き出せる「海外キャッシング」は、銀行や両替所での両替よりも、レートもお得で便利です。
ただ、リクルートカードでも、海外キャッシングは可能なのですが、手数料や利息を少なくするための繰上返済が、電話が必要だったり、少々面倒です。
ですので、海外キャッシングする場合は、別のカードを作ることをオススメします。(私自身も、海外キャッシング専用カードとして、年会費無料のセディナカードを持っています)
海外キャッシングでお得なカードに関しては、こちらのサイトで比較しています。
参考サイト:国際キャッシュカード徹底比較
まとめ
以上、リクルートカードの海外での利用法でした。
いろいろ書きましたので、再度、このカードに向いている人を書いておきます。
●海外旅行保険付帯の年会費無料カードが欲しい人
●90日以上の海外滞在の予定がある人
●利用付帯裏技可能なカードを探している人
●ゴールドカードの発行は、ちょっと厳しいという人
●専業主婦の奥さんや、無収入の子供にも旅行させたい人
長期の海外滞在の人には必須のカードですが、年会費無料なので、軽い感じで試しに作ってみてもいいと思います。
利用付帯裏技カードでは、↓こちらのエムアイゴールドは「治療費用限度額300万円」と高く、おすすめです(年会費はかかりますが)。今ならお得な入会キャンペーン中。