海外旅行に複数クレジットカードを持つべき理由←海外生活者の観点から
安全面や海外サポート、海外旅行保険、現地での外貨引き出しなど、今や、クレジットカードは海外旅行には欠かせないものです。しかし、もっと言えば、海外旅行にはクレジットカードは複数持っておくべきと私は考えています。理由としては4つ。
細かく説明していきましょう。
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理由1.盗難や紛失したときの予備カードとして
メインのクレジットカードを無くしたときや、スキミング被害などのトラブルで利用停止にしたときに、予備カードがないと非常に困るんです。私も海外出張中に盗難に遭ったの経験があるのですが、とにかく不便でした。
●支払いのために現金を持ち歩かないといけないので不安。
●ホテルのチェックインのときに、クレジットカードが無いと現金をデポジットとして預ける必要がある。
●ホテルや航空機の予約がネットで、できなくなる。
●欧米では、クレジットカードは身分証代わりになり、信用になる。持っていないと「カードすら作れない人」という扱い。
メインのカードの盗難や紛失のときのために、予備のカードは必ず用意しておくべきです。
「緊急カード発行サービス」なんかも、あるのですが、結局、1日や2日は、かかります。それよりも、事前に予備のカードを用意しておいたほうが、安心です。
もっと言えば、海外旅行用に「海外旅行専用カード」を作るのが一番安全な手です。
最近は、スキミング犯罪などもあるので(参考記事:最新スキミング犯罪手口)、海外ATMや少し心配な店では、利用限度額を必要最低限まで下げたカードを利用するようにするのがおススメです。
理由2.JCBはダメとか、種類によって使えない場合があるから
「JCBは使えません」だとか、「アメックスは駄目なんです」とか言われることって結構あります。(ダイナースなんかは、「これ、クレジットカードなんですか?」という対応されることもあります。苦笑)
食事やショッピングのときだけではなく、現地ATMでの外貨引き出し(=海外キャッシング)のときも同じで、カードの種類によって使えるカード、使えないカードがあったりします。
国によっては、ATMだと時間によって使える種類に制限があることもありました。(例えば21時以降はVISAでは引き出せないなど)
ですので、やはり、複数のクレジットカードを準備しておいたほうが、柔軟に対応できるのです。
理由3.海外旅行保険の上乗せのために
死亡時の保険金だけは、カードを複数持っていても、上乗せされません。
しかし、それ以外は上乗せされます。病気やケガの治療費、持ち物の損害、賠償責任の補償、救援者費用などは、カードが複数あると、支払われる保険金の上限が上乗せされます。
これは詳しくはこちらのページをご覧ください。⇒複数ある保険付帯カードで、保険内容を上乗せする方法
理由4.違った海外観光サポートサービスが期待できる
基本的に、海外観光サポートデスクというのは、多くのカードで、JTBグローバルアシスタンスというJTB系の会社がやっているんですが、JCBやアメックスのように独自でサポートデスクを展開しているところもあります。
旅行系なら旅行会社であるJTB系が強いですし、JCBはJCBプラザがある都市なら現地社員がいてレストラン情報や現地情報などに強いです。
アメックスは現地サポート社員がいないぶん、英語が堪能なオペレーターさんが多く、英語での交渉事などを頼むときに頼もしいです。(ホテル満室時に無理言ってねじ込んでもらうなど)
あと、楽天カードのように海外観光サポートサービス自体が無いカードもありますので、やはりクレジットカードは、複数枚あったほうが良いと思います。
以上、海外旅行に複数クレジットカードカードを持つべき理由でした。
年会費無料のカードも結構あるので、予備カードとして準備しておくのがおススメです。
⇒参考:海外旅行保険付きカード比較表