海外から無料で日本のフリーダイヤル0120へ電話できるブラステル利用法まとめ
海外でトラブルに遭ったときや、カード会社に問い合わせしたいときなど、海外から日本のクレジットカード会社に電話したいときってありますよね。
もちろん、カード会社は海外用の無料電話番号を準備してくれていたりします。でも、カード会社の無料電話番号って、いざ使おうとすると不便じゃないですか?
私自身、↓こんな経験があります。
↑これ、カード会社の無料電話にかけたのに、ホテルから電話代を請求された(涙)、という話。ホテルの電話は、こういう場合でも電話代を取るところがあります。
じゃあ、ホテルから電話できないとなると、どこで電話するか。
でも、公衆電話なんて無い今の時代、普通の旅行者にとって、海外でホテル以外で使えそうな電話なんて思いつかないですよね。このへんはカード会社はどう考えているんでしょうね。(考えてないのかなぁ。汗)
という感じで、前回の海外旅行では痛い目にあった私。次の海外旅行では準備しましたよ、ネット回線さえあれば使える「IP電話アプリ」。これで準備万端!
・・・のはずでしたが、↓こんな落とし穴があったんです。
カード会社の電話番号って、気を利かせてなのか、連絡先が0120のフリーダイヤルしかない、ってパターンがあるわけです。これ、もう連絡手段ナシです。0120のフリーダイヤルって海外から電話しにくい。ほんと困ります…(涙)。
そこで調べてみたのですが、スマホで使えるIP電話である、skype(スカイプ)、LINE out、Viber、050plus、FUSIONのSMARTalk、LaLaCall、TELINKなどは、すべて、0120フリーダイヤルに電話できませんでした。(下に一覧表にしています⇒こちら。050plusはNTT提供のフリーダイヤルなら可能)
これ、ほんと、困りますよね。
じゃあ、どうするか。
しかし、よく探すと、実はあったんです、0120フリーダイヤルに電話できるIP電話サービスが。そのおすすめが、ブラステルです。
このページでは、そのブラステルの申し込み方から利用方法まで、くわしく解説します。
Contents
ブラステルなら0120フリーダイヤルに電話できる。しかも通話料無料
↑このブラステルの「050 Free」「My050」(名称変更されました)というアプリを利用して電話すれば、日本の0120フリーダイヤルに電話が可能です。しかも、海外からブラステルを使ってO120フリーダイヤルに電話した場合、通話料は無料です。
もちろん、通話料はかかりますが、↓これらの通話も可能です。
●日本にいて、日本へ電話
●日本にいて、海外へ電話
●海外にいて、日本へ電話
●海外にいて、海外へ電話
(ただしWifiなどのネット回線は必須)
050の電話番号が無料でもらえる。着信は無料
ブラステルのサービスを利用すると、050から始まる電話番号が無料でもらえます。(ただし電話番号は選べません)
この050の電話番号に電話してもらうことで、ネットにつながっていれば、いつでも電話を受けることができます。着信はもちろん無料。
海外へよく行く人は、カード会社へ登録する電話番号を、この050の電話番号にしておくのがオススメ。これで海外にいても電話に出ることができます。
ブラステルなら月額基本料も無料
ブラステルは、月額基本料も無料。通話しなかった場合、料金はかかりません。NTTコミュニケーションズの050plusだと税込324円が月々かかることを考えると、かなり良いですよね。
ブラステルは通話料も安い
通話料も結構安いです。IP電話の10サービスの通話料を比較してみました。(2018年7月調査)
↓世界各国の通話料比較です。クリックすると拡大表示します。左から安い順に並べています。
↑色分けは黄色が最安、薄黄色が2位、赤が最悪、という意味です。
↑IP電話なので、日本から電話した場合と、海外から電話した場合と、通話料は同じです。
ブラステルの通話料は、全体的にまあまあ安いですね。
(ブラステルの「My 050」アプリ同士の通話は無料)
でも、LINEoutやSkypeに劣るわけではありません。↓こういうメリットもあります。
LINEout、Skype(スカイプ)とブラステル050Freeの比較。メリット/デメリット
LINEoutやSkypeと、ブラステルMy050を比較した場合、↓こんな感じ。一長一短ですね。
通話料はLINEout、Skypeに負ける
0120フリーダイヤルに電話できる
電話番号維持費用がかからない
相手に番号表示ができるので、相手に着信履歴を残して、折返し電話をもらうことが可能(Skypeは不可)
ブラステルのIP電話は、「番号非通知」で相手にかかります。0120のフリーダイヤルであっても「非通知拒否」で電話がつながらないことがあるのでご注意ください。(例:楽天カードの繰り上げ返済用の電話など)
ブラステルという会社について
ブラステルは、もともと在日ブラジル人向けの国際電話サービスのために設立された会社なんだそうです。1996年から20年以上続いていて、IP電話サービス以外にも国際送金サービスなども行っている、ちゃんとした会社です。
ホームページやアプリが、少し異国な感じがするのは、ブラジル人向けのサービスがメインだからなんですね。
ブラステルの始め方
では、ブラステルの開始方法の解説に入っていきましょう。
ブラステルは、スマホに「My 050」アプリを入れるだけでは電話が使えるようにはなりません。もう少し準備が必要です。
ブラステル開始に必要なもの
本人確認が必要なので、サービスを開始するためには、↓これのどちらかが必要です。
●SMS受取り可能な日本の携帯電話 か、もしくは、
●パスポートや免許証など、身分証の写真
※SMSとはショットメッセージのこと。
※2019年9月現在、海外にいつつ日本の携帯電話ナシでも、ブラステルのサービスを始められるようになっています。下で解説します(下の[B]の方法)。
サービス開始に必要なものは、「SMS受取り可能な日本の携帯電話」があるかどうか、で違ってきます。(日本の携帯でSMS受取り=本人確認、という意味なんだそうです)
[A]SMS携帯がある場合(30分ほどで完了)
[A1]ブラステルカードを先に購入
[A2]ブラステルカードを先に購入しない [B]SMS携帯が無い場合(7〜10日間ほどかかる)
以上3パターンあるので、3つとも見ていきましょう。
親戚や友人の携帯電話を使う場合の注意
ブラステル開始時は、親戚や友人の携帯電話で代わりにSMSを受け取ってもらい、利用開始することも可能です。ただし、そうした場合、その後、その携帯電話番号では、050番号を再び発行することはできなくなります(1つの電話番号に、1ユーザーIDしか発行できないため)。
つまり、その親戚や友人が次にブラステルMy050を使いたくなった場合は、上記の[A]の方法はダメで、[B]の方法で申し込むしかなくなります。
[A]SMS受取り可能な日本の携帯がある場合(所要30分ほど)
[A1]先にブラステルカードを購入した場合の利用開始の流れ
●ブラステルカード(ネット購入も可能)
●SMSが受け取れる日本の携帯電話
●日本のクレジットカード(VISA/Master/DC)
●スマホ(iPhone、Android両方可)
●ブラステルのアプリ「My 050」
①ブラステルカードを購入。(オンラインカードならこのページから購入。コンビニでも購入可能→詳しくは公式サイトで)
②オンラインカードを購入した場合は、メールでアクセスコードが届きます。コンビニでカード購入した場合は、カード裏面にアクセスコードがあります。
③スマホにブラステルのアプリ「My 050」を入れる
(●iPhone/●android)
④アプリのトップ画面で、一番下の「かんたん設定/新規登録」をタップする。ブラステルのサイトへ飛ぶ
※④の部分、iPhoneアプリの場合、少し画面が変わったようです。
↓iPhoneアプリだと、最初の画面に「かんたん設定/新規登録」がありません。
↓なので、IDの欄に「1」でもいいので何か記入。パスワード欄は「空欄」で、「Sign in」を押します。
↓するとアプリに入れます。通知を許可します。(もちろん、通知を許可せずに使うことも可能です)
↓連絡先へのアクセスも「OK」して次に進みます。(OKしなくても次に進めます)
↓すると、出てきました、「かんたん設定/新規登録」のボタンが。タップして次に進みます。
これ以降は、iPhoneもAndroidも同じです。
↓⑤に進んでください。(2019年9月追記ここまで)
⑤「ブラステルカードはお持ちですか?」に「はい」と回答
⑥ブラステルカードの「ユーザーID」と「PIN番号」を入力
⑦携帯に、認証コードが載ったSMSが届く
⑧アプリの次のページに認証コードを入力
⑨通話料をチャージ(任意。後でも可能)
⑩↓下の登録完了画面で、パスワード(SIPパスワード)が発行される
⑪登録画面で左上「<アカウントの編集」をタップして一つ前の画面に戻る。ユーザーIDとパスワード(SIPパスワード)を入れ、右上の「保存」をタップして完了。
⑫電話可能になる
混乱する理由
ブラステル利用開始には、↑このように5つの数字があります。PINも、SIPパスワードも、両方「パスワード」と呼ぶときがあるので混乱しやすいんだと思います。2つのパスワードはケタ数で見分けると良いです。
●アクセスコードは、ユーザーIDと、PINからなります。
・ユーザーID ←6か8ケタ
・PIN=PIN番号=パスワード ←4ケタ
●SIPパスワード=パスワード ←8ケタ
↑アプリへサインインするときに使う
●認証コード ←4ケタ
↑アプリの認証時に一回使うだけ
[A2]先にブラステルカードを購入しない場合の利用開始の流れ
●SMSが受け取れる日本の携帯電話
●日本のクレジットカード(VISA/Master/DC)
●スマホ(iPhone、Android両方可)
●ブラステルのアプリ「My 050」
①スマホにブラステルのアプリ「My 050」を入れる
(●iPhone/●android)
②アプリのトップ画面で、一番下の「かんたん設定/新規登録」をタップする。ブラステルのサイトへ飛ぶ
※②の部分、iPhoneアプリの場合、少し画面が変わったようです。
↓iPhoneアプリだと、最初の画面に「かんたん設定/新規登録」がありません。
↓なので、IDの欄に「1」でもいいので何か記入。パスワード欄は「空欄」で、「Sign in」を押します。
↓するとアプリに入れます。通知を許可します。(もちろん、通知を許可せずに使うことも可能です)
↓連絡先へのアクセスも「OK」して次に進みます。(OKしなくても次に進めます)
↓すると、出てきました、「かんたん設定/新規登録」のボタンが。タップして次に進みます。
これ以降は、iPhoneもAndroidも同じです。
↓③に進んでください。(2019年9月追記ここまで)
③「ブラステルカードはお持ちですか?」に「いいえ」と回答
④SMS受取り可能な携帯電話番号を入力。認証コード送信
⑤携帯で受け取った認証コード(4ケタ)をアプリに入力
⑥通話料をチャージ(任意。後でも可能)
⑦↓下の登録完了画面で、パスワード(SIPパスワード)が発行される
⑧登録画面で左上「<アカウントの編集」をタップして一つ前の画面に戻る。ユーザーIDとパスワード(SIPパスワード)を入れ、右上の「保存」をタップして完了。
⑨電話可能になる
[B]SMS受取り可能な日本の携帯が無い場合(所要5〜10日ほど)
●日本のクレジットカード(VISA/Master/DC)
●スマホ(iPhone、Android両方可)
●ブラステルのアプリ「My 050」
[B]SMS携帯が無い場合の利用開始手順
①パスポート写真と一緒にブラステルにメールする
↑このメール内容だけではダメな場合があるようです。↑このメールにプラスして、
↓このURLの記事の、[B]日本の携帯番号が無い場合、の方法で申込みをお願いします。
https://choro.asia/hoken/kaigaikara-0120-free-dial-brastel.htm
と書くとスムーズに対応してもらえるとのこと。ある読者さんが教えてくれました。ありがとうございました!
②ブラステルから返信メールで、ユーザーIDやPIN番号、認証コードが届く
③スマホにブラステルのアプリ「My 050」を入れる
(●iPhone/●android)
④アプリのトップ画面で、一番下の「かんたん設定/新規登録」をタップすると、ブラステルのサイトへ飛ぶ
※④の部分、iPhoneアプリの場合、少し画面が変わったようです。
↓iPhoneアプリだと、最初の画面に「かんたん設定/新規登録」がありません。
↓なので、IDの欄に「1」でもいいので何か記入。パスワード欄は「空欄」で、「Sign in」を押します。
↓するとアプリに入れます。通知を許可します。(もちろん、通知を許可せずに使うことも可能です)
↓連絡先へのアクセスも「OK」して次に進みます。(OKしなくても次に進めます)
↓すると、出てきました、「かんたん設定/新規登録」のボタンが。タップして次に進みます。
これ以降は、iPhoneもAndroidも同じです。
↓⑤に進んでください。(2019年9月追記ここまで)
⑤「ブラステルカードはお持ちですか?」に「はい」と回答
⑥メールの「ユーザーID」と「PIN番号」を入力
⑦メールの認証コードを記入
⑧通話料をチャージ(任意。後でも可能)
⑨↓下の登録完了画面で、パスワード(SIPパスワード)が発行される
⑩登録画面で左上「<アカウントの編集」をタップして一つ前の画面に戻る。ユーザーIDとパスワード(SIPパスワード)を入れ、右上の「保存」をタップして完了。
⑪電話可能になる
⑫自宅住所にブラステルカードが届く(メールに「郵送不要」と書いた場合は届かない)
混乱する理由
ブラステル利用開始には、↑このように5つの数字があります。PINも、SIPパスワードも、両方「パスワード」と呼ぶときがあるので混乱しやすいんだと思います。2つのパスワードはケタ数で見分けると良いです。
●アクセスコードは、ユーザーIDと、PINからなります。
・ユーザーID ←6か8ケタ
・PIN=PIN番号=パスワード ←4ケタ
●SIPパスワード=パスワード ←8ケタ
↑アプリへサインインするときに使う
●認証コード ←4ケタ
↑アプリの認証時に一回使うだけ
電話方法
通話方法は、日本にいるのと同じ電話番号で電話する、というのがポイントです。つまり、日本の電話番号へは国番号(+81)などは不要。外国の電話番号へは国番号を付け、最初の0を取って電話します。
そのまま、「市外局番 – 通話先電話番号」でOK。
日本で普通に電話するときと変わりません。
●海外の電話へ電話するとき
国番号が必要になります。
「国番号、市外局番(最初の0を取る)、通話先電話番号」でかかります。
緑色の「050」のボタンと、黄色い「mobile 0091」のボタンって何?
ブラステルのアプリって、↑こんな感じで通話ボタンが2つあります。覚えておきたいのは、基本的には海外では緑色の「050」のボタンで電話する、ということです。
ブラステル公式サイトには、↓こう説明されています。
通話時のデータ量は1分で250〜600KBほど
通話にはWIFIなどのネット回線が必要なのですが、レンタルWIFIなどのときは、データ量が気になりますよね。公式サイトには↓こう書いてありました。
ブラステルの注意点
050番号の有効期限は、番号取得日から1年間(延長可)
ブラステルからもらった050電話番号をずっとキープするためには、
・ブラステルカードへのチャージ(入金)
・有料通話
↑この2つのどちらかが1年間ない場合は、解約扱いとなり、050番号、アカウント、さらに残高も無効になるので注意しましょう。
チャージまたは有料通話をすれば、有効期限はそれぞれの最終入金日、最終有料通話から1年間まで延びます。
0120フリーダイヤルへは非通知発信となる
0120フリーダイヤルへの発信は、相手先には非通知になるので、その点だけは、注意しましょう。
電話できない電話番号がある⇒0570ナビダイヤルは不可!
ブラステルでも電話できない番号があります。
●119,104,110,113 などの緊急電話や案内サービスなど。
●001,0033,0041など00から始まる電話番号。
●0170、0180、0190、0570、0910、0990、020、060から始まる電話番号。
●一部のフリーダイヤル番号。
私の経験からですが、私は今まで、カード会社の0120フリーダイヤルで、電話できなかったことは無いです。
0570の「ナビダイヤル」などは電話できないので注意しましょう。(大体、ナビダイヤルと併記してある通常の電話番号に電話すればOKです)
チャージ方法
ブラステルはプリペイド方式なので、有料の通話先に電話する場合は、先にチャージしておくことが必要です。
ここではチャージの手順を解説します。
↓アプリの右下の「My Account」をタップ。
↓メニュー画面になるので、左上の「チャージ」をタップ。
↓ちょっと待たされます。
↓アクセスコードを入力。
↓支払い方法を入力します。
↓入力した情報の確認画面です。
↓少し待たされます。
↓さらに、もう少し待たされます。
↓チャージ完了です。反映されるのに数分かかります。
↓今回は3分後にチャージ額が反映されました。
以上です。
とりあえず、ここまでにしておきます。
新たな情報が入りましたら、順次、書き足していく予定です。
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