ニコスVIASO(ビアソ)カード海外旅行保険の注意点←海外在住者の観点から
ニコスVIASO(ビアソ)カードは、
ネットショッピングでのポイント還元率の良さで、
人気のあるカードなのですが、
海外旅行保険はどうなのでしょうか?
実は、VIASOカードの保険は、
2010年に改悪されて、現在はイマイチなんです。
VIASOカードの海外旅行保険の補償額
ニコスVIASO(ビアソ)カードの
海外旅行傷害保険の補償額
●傷害死亡 2000万
●病気ケガ 100万
●賠償責任 2000万
●携行品 20万
●救援者 100万
一番使う可能性の高い、病気ケガの治療費用が
100万円しかないので、VIASOカード付帯の保険だけで
海外旅行へ行くのは、おススメできません。
この病気ケガの治療費は、アジアなどで最低300万、
欧米なら400万円くらいは欲しいところです。
(欧米では盲腸手術だけで200万円以上します)
ですので、VIASOカードをお持ちの方は、
年会費無料の保険付きカードでいいので準備をし、
補償額を上乗せしてから行くようにしましょう。
海外保険が利用付帯なのも使いづらい
上記のように、補償額がイマイチなVIASOカードなのですが、
もう一つ、使いづらいのが「海外保険が利用付帯である」
という部分です。
利用付帯とは、旅行代金や交通費などをカード支払しないと、
海外旅行保険が有効にならない、という条件付きであることです。
参考:クレジットカード海外保険の自動付帯と利用付帯
この利用付帯の反対が、自動付帯で、
自動付帯なら海外へ行けば自動的に海外保険が有効になります。
今は、多くのカード付帯海外保険が自動付帯です。
いつもVIASOカードで支払うとは限らないので、
自動付帯のほうが、やっぱりラクです。
VIASOカードは、利用付帯裏技も使えない
VIASOカードは、利用付帯カードなのですが、
残念ながら、利用付帯裏技は使えません。
参考:利用付帯海外保険カードで90日(3ヶ月)以上を狙う裏技と注意点
楽天カードと同じで、
公共交通機関の支払いは国内のみに限定されており、
海外へ行ってからの公共交通機関のカード支払いでは、
海外旅行保険が有効になりません。
この点でも、ちょっと残念なカードです。
VIASOカードのまとめ
●VIASOカードの海外旅行保険はイマイチ。
必ず、他の保険付きカードで上乗せすること。
●海外旅行保険は、利用付帯
●利用付帯裏技は使えない
ニコスカードは、VIASOカードを、
ポイント還元率重視に変えたので、
付帯する海外旅行保険がイマイチなのは、
しかたないのかもしれないですね。
やはり万能なクレジットカードというのは無くて、
役割分担をさせるしかない、ということですね。