Kalakaua Avenue road sign.

ハワイで外貨両替するとき、よくレートが良いと言われるのが「ワイキキ免税店DFSの両替所」。でも、本当にそんなに良いんでしょうか?今回は、DFS両替所と海外キャッシング(クレジットカードやデビットカードなどで現地ATMからドルを直接引き出すこと)を、手数料を含めて詳細に比較してみました。

まずはワイキキDFS両替所の評判をチェック

O'ahu - Honolulu - Waikīkī: Waikiki Galleria Towerr

「ワイキキの免税店DFSの両替所がレートが良い」という情報は、こんな感じ。

ハワイで最もレートが良く、手数料なしで両替してくれるのが、ワイキキにある民間両替所です。免税店でおなじみ、Tギャラリア ハワイ by DFSの両替所をはじめ、Tギャラリアが建つロイヤル・ハワイアン通りとその周辺に、政府公認の両替所が点在しています。

ハワイの両替所の中でも、特に良いレートなのが、「Tギャラリア by DFS」の1階の両替所と、「民間両替所」です。

うむ。たしかに、ワイキキの免税店DFSの両替所は、評価が高く、レートが良いのは間違いなさそうですね。

では、次に海外キャッシングと比較するとどうなのか。検証してみましょう!

注:上の参考記事中で、キャッシュパスポートが勧められていますが無視してください。こちらで私がまとめたカード手数料比較表を見るとわかるように、キャッシュパスポートの両替手数料は高く(最下位レベル)、全然オススメではありません。

レートのよい両替所の見分け方

ところで、レートの良い両替所の見分け方って、知ってますか?

その日、その日で「今日は、ここがレートが良い!」というものではなく、その両替所の良し悪しを判断する方法です。ちょっと乱暴かもしれないですが、シンプルに言い切ります。

ポイントは↓これだけ。

【レートの良い両替所の見分け方】
店頭のレート表の、BUYとSELLの値の、
差が大きい両替屋はボッタクリ。差が小さければお得な店。

例えば、先ほど例で挙げた記事中の、DFS両替所の両替レート。

2014年10月19日のDFS両替所の為替レート
参照元: 初めてのハワイ旅行記さん

2014年10月19日のレートですね。JAPANESE YENの値を見ると、
BUY 108.62 SELL 106.12
と書いてあります。

これを引き算します。
108.62円ー106.12円=2.5円

DFS両替所の、他の日のレートも調べてみました。

日付 BUY ←差→ SELL 参照サイト
2012/6/25 ¥82.30 ¥2.50 ¥79.80 参照元
2012/8/28 ¥80.50 ¥2.50 ¥78.00 参照元
2013/6/4 ¥101.05 ¥2.50 ¥98.55 参照元
2013/8/13 ¥98.34 ¥2.50 ¥95.84 参照元
2013/9/30 ¥100.15 ¥2.50 ¥97.65 参照元
2013/10/26 ¥99.34 ¥2.50 ¥96.84 参照元
2014/1/10 ¥106.56 ¥2.50 ¥104.06 参照元
2014/6/9 ¥104.41 ¥2.50 ¥101.91 参照元
2014/10/15 ¥109.02 ¥2.50 ¥106.52 参照元
2014/10/19 ¥108.62 ¥2.50 ¥106.12 参照元
2015/6/28 ¥125.96 ¥2.50 ¥123.46 参照元
2015/7/16 ¥125.81 ¥2.50 ¥123.31 参照元
2015/7/28 ¥125.26 ¥2.50 ¥122.76 参照元

計算してみると、なんと全部キレイに、「1ドルにつき2.5円の利益を取っている」ことがわかりますね。

つまり、ワイキキDFS両替所は、自分たちで決めているわけです。
「私たちは1ドルにつき2.5円の利益を取るぞ」って。

※2.5円というのは、売るのと買うのと両方の利益なので、ドルを売るときだけを考えると半分の1.25円を上乗せしている、と言えます。

下の比較のために、覚えておいてくださいね。

DFS両替所は「両替1ドルにつき1.25円の上乗せをしている」と。

成田空港UFJ銀は2.9円、travelexは6.3円の上乗せ

比較として、成田空港のUFJの現金両替レートも見てみましょう。

成田空港 三菱東京UFJ銀行の
2015年10月20日〜10月30日までのドル円レート
2015年10月20日から30日までの成田空港三菱東京UFJ銀行のドル円為替レート

その差、5.8円。5.8円の半分が2.9円。
UFJは「1ドルにつき2.9円の利益を上乗せする」という方針でやっていることがわかります。ハイ、つまり、ワイキキDFSより、成田空港のUFJのほうがレートが悪いですね。

次に、成田空港トラベレックス。

2015年5月3日の成田空港トラベレックスの両替レート
参照元:チェンライ雑記帳さん

2015年5月3日の一日だけのデータですが、その差、12.61円。半分で6.3円。
成田空港のトラベレックスは、1ドルにつき6.3円の上乗せ
絶望的に悪いレートです(汗)。
ココで両替するのは本当に緊急のときだけにしましょう。

ハワイの両替所も見てみましょうか。
アロハ両替店(ワイキキ)

アロハ両替店の為替レート
参照元:アロハ日本円両替店 のサービス-アロハストリートより

↑その差、3.54円。3.54円の半分で、上乗せ1.77円

アロハ両替店の為替レート
参照元:アロハ日本円両替店 公式サイトより

↑別の日のレート。その差、3.22円。3.22円の半分で、上乗せ1.61円
「どこよりも良いレートを提供中」を謳われてますが、う〜む、残念ながらDFS両替所よりは上乗せしていて、悪いレートだということがわかります。

このように、差額を出していくと、↓こんな感じで比較ができて便利です。別の日の為替レートを見ていても、比較できるので便利ですよね。

1ドルにつき上乗せ
DFS両替所 1.25円
成田UFJ 2.9円
成田travelex 6.3円
アロハ両替 1.7円

やぱり評判通り、DFS両替所はレートが良いですね。

じゃあ、DFS両替所と海外キャッシングを比較してみよう!

海外キャッシング(海外現地でのATM引出し)画像
海外キャッシングはDFS両替所よりおトクなのでしょうか?

では、いよいよ、DFS両替所と、国際キャッシュカードやクレカでの海外キャッシング(現地ATMからの現金引出し)と比較してみましょう。

DFS両替所は「1ドルにつき1.25円の上乗せ」でした。

それに対し、国際キャッシュカード&クレカは、どうでしょうか?
VISA、マスター、JCBと見て行きます。

VISA

まずVISAデビットカードなどを多く出しているVISA。
VISA公式サイトから2015年の4月、7月、10月の3ヶ月分のレートを調査して、平均値を出してみました。

VISAの両替レート。上乗せは0.4円
こんな感じでVISAの両替レートを集計。差が0.88円なので上乗せは0.44円

3ヶ月の平均を出すと、差は0.88円。
VISAは「1ドルにつき0.44円の上乗せ」ということがわかりました。

Master

次にマスターカード。
VISAと同じく、master公式サイトから2015年の4月、7月、10月のレートを調査して、平均値を出しました。

マスターカードの2015年の3ヶ月分の為替レート表
マスターカードは良心的!差は0.03円⇒つまり上乗せは0.015円だけ!

3ヶ月の平均を出すと、差は0.03円。
あれ?計算間違い?と思うくらい良い、マスターカードの両替レート。
マスターは「1ドルにつき0.015円の上乗せ」ということがわかりました。

JCB

そして、JCBです。
JCBは、公式サイトに「日本円⇒外貨」のレートしか無いので、マスターカードのレートの中間値(仲値)を利用して推測。(同じく4月、7月、10月のデータ)

2015年の3ヶ月のJCB両替レート
JCBはVISAと同じくらいで、マスターほど良くない。

JCBは差は0.85円。
JCBは「1ドルにつき約0.42円の上乗せ」ということが判明。

では、比較してみましょう。

DFS両替所と、カードの為替レート比較

DFS両替所とカードのレート比較表(為替レートのみ。手数料含まず)

1ドルにつき上乗せ
DFS両替所 1.25円 ←高い!
VISA 0.44円
JCB 0.42円
マスター 0.015円

以上を見てわかるように、DFS両替所の惨敗、海外キャッシングの圧勝です。(中でも、マスターカードのレートがすごく良いですね)

ただし、海外キャッシングは、国際キャッシュカードやデビットカードでは手数料が、クレジットカードではキャッシング利息がかかり、さらにそこにATM手数料もかかるので、正確には↓こういう比較をしないといけません。

1000ドル引出したら ※1ドル=100円で計算
両替コスト 手数料or利息 ATM手数料 合計コスト
DFS両替所 1.25円上乗せ
=
1250円
なし なし 1250円
VISA 0.44円上乗せ
=
440円
JCB 0.42円上乗せ
=
420円
マスター 0.015円上乗せ
=
15円
↑今から埋めていきます!

ちなみに、手数料or利息は、カードによって、かなり差があるので注意が必要です。私の別サイト「国際キャッシュカード比較」の表で詳細に載せていますが、日本円10万円分を引き出した場合、147円〜5432円まで開きがあります。

銀行の国際キャッシュカードやデビットカードは、手数料最安の銀行でも1.6%取ります。1000ドル引出した場合、手数料が16ドル=1600円取られるので、この時点で、DFS両替所に勝てないことが判明。

では、最強は、やっぱりDFS両替所なのか? いえいえ、違ったのです。

外貨両替のために生まれたカード(利息・手数料を限りなく安くできるカード)

クレジットカードでの現地ATM引出しの場合、返済日まで利息がかかるので、その利息が多くなることが心配です。

そこで、支払う利息を少なくするために「繰り上げ返済」ということをします。つまり、カードの銀行引き落とし日よりも前に、カード会社に支払をしてしまうのです。

繰り上げ返済(図)

ただ、繰り上げ返済をする場合、通常は、①カード会社に電話、②その日時点での返済額を聞く、③カード会社の銀行口座に振り込む、という手間がかかります。また、費用としても、カード会社への電話代と、振込手数料がかかります。

しかし、その電話代と振込手数料が全くかからないカードがあるんです。本当に外貨両替のために生まれたようなカード、「ザ・外貨両替カード」です(笑)。

ザ・外貨両替カード

セディナカード
セディナカード(年会費無料)
マスター、VISA、JCB。
ATM引出し後、約2〜4日で返済可能に。
Pay-easy(ペイジー)払いでスマホから即、繰上返済が可能。
繰上げ返済時の振込手数料無料。

SBIゴールド
SBIゴールド(年会費2500円)
マスターカードのみ。
ATM引出し後、約1〜3日で返済可能に。
「オンラインチェック」機能でスマホから即、繰上返済が可能。
繰上げ返済時の振込手数料無料。
※年会費がかかりますが、家族もカバーする付帯保険付き。私も愛用者です。

※私自身が実際に繰り上げ返済をした方法を解説した記事は↓コチラ
参考記事:セディナカード繰上返済の手順
参考記事:SBIゴールドカード繰上返済の手順

↑これらの2枚のカードは、遅くても3日くらいで、カードの会員サイトの利用明細に反映され、繰上げ返済可能になります。3日目に繰上げ返済したとすると、かかってくる利息は3日分。年利が18%なので、

18% × 3日/365日 =0.148%

ハワイのATMで、1000ドル引出したとしすると、かかってくる利息は、↓このように計算できます。

1000ドル × 0.148% = 1.48ドル = 148円

表にまとめます。↓

DFS両替所とザ・外貨両替カード比較
1000ドル引出したら ※1ドル=100円で計算
両替コスト 利息 ATM手数料 合計コスト
DFS両替所 1.25円上乗せ
=
1250円
なし なし 1250円
VISA 0.44円上乗せ
=
440円
148円
JCB 0.42円上乗せ
=
420円
148円
マスター 0.015円上乗せ
=
15円
148円
↑次、埋めます!

次は、現地ATM手数料を見てみましょう。

ハワイ現地のATM手数料を考えると

現地ATMで海外キャッシングをすると、ATM手数料がかかります。

ATM手数料は2種類あり、
①現地のATM設置者が取る手数料(ATMオーナー手数料)、
②カード発行会社が取るATM手数料、

があります。

「ザ・外貨両替カード」である、セディナカードも、SBIカードも、②のATM手数料は取りません。ですので、①だけ考えます。ハワイの現地ATM手数料に関しては、非常に詳しい「お金がなくてもハワイに行きたい」さんのブログのデータをお借りします(感謝)。書いてあった内容を簡単にまとめると、こんな感じです。

  • ハワイの②の現地ATM手数料は、2ドル〜3.25ドル
  • 同じ銀行のATMでも場所によってATM手数料は異なる。
  • 出金限度額300ドル〜1000ドル

出金限度額も重要です。出金限度額が低いと、ATM引出しする回数が多くなり、合計のATM手数料が増えるからです。ハワイは、意外と一回のATM引出しの出金限度額が低いので、ATMは、できるだけ出金限度額が高いところを選ぶようにしてくださいね。

上記の「なくてもハワイ」ブログさんのオススメのATMを掲載しておきます。

ハワイのおすすめATM(手数料が安くて出金限度額が高い)

順位 おすすめATM ATM手数料 出金限度額
3位 ホノルル空港 個人用出口近くのATM 2.75ドル 500ドル
2位 セントラル・パシフィック・バンク ワイキキ支店 ATM 3.25ドル 1,000ドル
1位 セントラル・パシフィック・バンク 「ABCストア」にあるATM 2ドル 1,000ドル

ABCストアのATMサイン
ATMがあるABCストアの目印 参照元:なくてもハワイブログさん
ABCストアは、ワイキキだけでも、いくつかあります。中にはATMがないABCストアもあるので注意してください。ATMがあるABCストアには右の写真のようなサインが出ているとのこと。

↓このへんのABCストアにはATMがあるそうです。

    ワイキキABCストア
    カラカウア通りワイキキABCストア

  • カラカウア通りアウトリガーワイキキビーチリゾート道路挟んだ向かいABC内 MAP/地図
  • ホテルリニュー隣ABC内 MAP/地図
  • カラカウア通り沿いセントオーガスティン教会前ABC内 MAP/地図

※ちなみに、ハワイのATM手数料&引き出し限度額は結構ちょくちょく変わるらしいので、気になる方は「なくてもハワイ」ブログさんの更新をチェックするなど、情報収集してくださいね。

おすすめATM1位の、ABCストアのATMで、「ザ・外貨両替カード」で引き出した場合で、比較してみます。

DFS両替所とザ・外貨両替カード比較
1000ドル引出したら ※1ドル=100円で計算
両替コスト 利息 ATM手数料 合計コスト
DFS両替所 1.25円上乗せ
=
1250円
なし なし 1250円
VISA 0.44円上乗せ
=
440円
148円 2ドル
=200円
788円
JCB 0.42円上乗せ
=
420円
148円 2ドル
=200円
768円
マスター 0.015円上乗せ
=
15円
148円 2ドル
=200円
363円
DFS両替所より約900円安い方法、発見!!

結果が出ました。

●セディナカード(VISA,JCB)を使えば、DFS両替所より約500円安くできる。

●セディナ(マスター)、SBIカード(マスター)なら、DFS両替所より約900円安くできる。

ということが判明!!

まとめ

「ワイキキDFS両替所よりも海外キャッシングのほうがお得」というのは間違い。2つのカードでのみ、海外キャッシングは、DFS両替所よりお得になる。

  • セディナカード(マスター、VISA、JCB)
  • SBIカード(マスター)

※中でもマスターカードを選ぶと両替レートが一番お得(DFSとの差は1000ドル両替で900円)。

おすすめは、セディナカードは年会費無料のセディナ一般カードがおすすめで、SBIカードなら年会費2500円ですが家族の海外保険もカバーしてくれるSBIゴールドがおすすめです。

他のカードだとDFS両替所に勝てないので注意。国際キャッシュカードや、デビットカード、キャッシュパスポートなどのプリペイドカードは全然ダメ。クレジットカードでも、上記2種類のカード以外では繰上返済をしても手数料がかさみ、ワイキキDFS両替所に勝てません。

ついでに、ですが、「マネーパートナーズFXで外貨両替」プラス「SMBC信託銀行プレスティア(旧シティバンク)の外貨口座へ入金し、現地ATM引出し」を勧めている人もいますが、あれダメです。2015年11月9日から、マネーパートナーズFXは外貨出金手数料に2500円かかるようになったからです。お得じゃないですよね。(ちなみに2万ドル以上の外貨出金なら無料ですが、移住でもしない限りそんなに両替しないですよね。笑)

実例(2015年7月28日)

では、おまけとして、実際の例も見てみます。

2015年7月28日DFS両替所の為替レート
参照元:女子旅!ハワイ 旅行記ブログさん

上の写真は、2015年7月28日のDFS両替所のレートです。
DFS両替所で1000ドル両替した場合、12万5,260円になりますね。

これに対し、
セントラル・パシフィック・バンク「ABCストア」にあるATMで、セディナカード(マスター)で海外キャッシングをしたとします。

マスターの公式レートから見ると、1000ドル両替は12万3503円。
ここにプラス、3日間で繰上げ返済するとして、3日間の金利が、
12万3503円×0.147%=約182円 になります。
(セディナカードは電話不要で、ネット上で繰上返済の手続きができます⇒参考記事

さらにプラスATM手数料が2ドルで240円で計算。

最終的には、
12万3503円+182円+240円=12万3,925円。

1,000ドルを両替した場合、DFS両替所は12万5,260円でしたから、現地ATM引出し(海外キャッシング)のほうがDFS両替所より1,335円お得、ということになりました。

ちなみに、500ドルだと、
6万1,752円+91円+240円=62,083円
DFS両替所だと62,630円なので、547円お得です。

DFS両替所は混んでいて行列になっていることも多いので、セディナカードか、SBIカードがあれば、ATMで海外キャッシングをしたほうが、やっぱり良いですね!

ということで、かなりの長文になりましたが、以上、ハワイでの、お得な外貨両替について、でした。

年会費無料のセディナ一般カードと、年会費2500円で家族の海外保険もカバーしてくれるSBIゴールド、ほんとオススメなので、ぜひ一度、使ってみてください!

セディナ一般カード(公式サイト)

SBIゴールド(公式サイト)