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JCBカードEXTAGE海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から

JCBカードエクステージ

 

JCBカードEXTAGE(エクステージ)は、29歳以下限定のカードですが、年会費無料。学生や新社会人などに使いやすいカードです。海外旅行の面では、海外旅行保険は「まあまあ」というレベル。JCBカードEXTAGE1枚だけの保険では足りないので、別カードと合わせて使うのが必須。そのような使い方を含め、JCBカードEXTAGEの弱点なども解説していきます。

Contents

まず結論

JCBカードEXTAGEの評価について、結論(ポイント)をまとめておきます。

JCBカードEXTAGEの良いところ

●年会費無料(29歳以下限定カード)
●利用付帯だが利用付帯裏技可能(3ヶ月以上の旅行でも使える)
●JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)加入で高額持ち物もカバー可

JCBカードEXTAGEの悪いところ

●ケガ病気治療費用の限度額が100万円と、少し少ない ←カード上乗せでカバー
●単身者向け。家族の保険はナシ
●空港ラウンジは使えない
●飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

JCBカードEXTAGEは、こんな人向け

●学生など、29歳以下の人
●独身の人。もしくは結婚しても子供がいない人
●年会費無料が好きな人
●3ヶ月以上の留学、長期海外旅行をする人
●海外旅行に10万円以上の持ち物を持っていく人

海外旅行保険の補償限度額

保険は利用付帯で、期間は最長90日。
傷害死亡/後遺障害 2000万
傷害治療 100万(1回のケガにつき)
疾病治療 100万(1回の病気につき)
賠償責任 2000万(1回の事故につき)
携行品損害 20万 (1年でリセット)
救援者費用 100万(1年でリセット)
飛行機遅延/欠航 なし
ロストバゲージ なし
(引受保険会社は損保ジャパン日本興亜)

カード付帯の海外旅行保険を選ぶとき、一番重要なのは、一番使う確率の高い、病気ケガの治療費用の補償額です。それが、JCBカードEXTAGEでは、100万円と少し少なめ。年会費無料カードでも200万円の補償があるカードは他にあります。

ただ、治療費用100万円は悪いわけではないので、他のカードと合わせて使うには良いカードと言えます。

エクステージの保険の条件は利用付帯。保険を有効にするために交通費などのカード払いが必要

カード付帯保険の条件には二種類あります。

①自動付帯:海外へ行くと自動的に保険が有効になる
②利用付帯:海外旅行の交通費などをカード払いすると保険が有効になる

自動付帯と利用付帯の比較

JCBカードEXTAGEは利用付帯なので、保険を有効にさせるためにパックツアー代金や交通費などのカード支払いが必要です。一見、面倒なのですが、実は、別の部分でメリットがあります。↓これです。

利用付帯は面倒だが、裏技で3ヶ月以上の旅行でも使える

3ヶ月以上のクレジットカード海外旅行保険の使い方

利用付帯のカードは、裏技的な使い方として、「海外へ行ってから、現地公共交通機関をカード払いをすると、その時点から保険が有効になる」という使い方ができます。つまり保険期間を自由に決められるのです。

その使い方をすると、他のカードと組み合わせることで、3ヶ月以上の海外滞在でもカード付帯保険でカバーできます。これが、このJCBカードEXTAGEの強みです。

利用付帯裏技について、その他の利用付帯裏技OKカードなど、詳しくは、↓こちらの記事で解説しています。

JCBカードEXTAGEに、プラスどれだけで海外旅行保険は十分か?

ハッキリ言えば、JCBエクステージ1枚の保険だけでは足りません

足りるか足りないか、で問題となる項目は、

●疾病・傷害治療費用の額
●救援者費用の額

の2つです。その中でも治療費用は、風邪や腹痛でも使う可能性があり、一番使う確率が高いので最重要。

その治療費用で、必要額を考えてみると、大雑把な額ですが↓こんな感じになります。

必要最低限の医療費とカード枚数
アジア 300〜500万⇒カード2,3枚
(台湾300万、香港400万、シンガポール500万)
ヨーロッパ 400〜600万⇒カード2,3枚
オーストラリア 400万⇒カード2枚
アメリカ(ハワイ含む) 1000万以上⇒カード5枚
(グアム・サイパンは400万くらい)

という感じです。なので、JCBカードEXTAGE1枚の付帯保険だけでは「アジアでも保険金が不足する心配アリ」というレベルなのです。ですので、他のカード付帯保険も使って上乗せする必要があるんですね。上乗せについては、↓次、説明します。

足りない分は、他のカード付帯保険との合算でカバー

クレジットカード付帯海外旅行保険に他の保険を上乗せ

JCBエクステージ1枚だけの付帯保険で足りないので、他の保険付きクレジットカードを持ち、保険を上乗せさせます。

海外旅行保険付きのクレジットカードを2枚以上持っていた場合は、それぞれの項目の補償限度額が合算されるのです!(ただし傷害死亡/後遺障害の項目は合算されない)

具体例で見てみましょう。JCBエクステージがJCBのカードなので、もう1枚を、エポスカード(VISA)を選ぶとします。(2枚持つなら国際ブランドが違うカードのほうが使える店が広がるのでオススメです)

※JCBエクステージは利用付帯裏技で、保険の有効期間を自由に選べるのですが、今回は、上乗せのために、海外へ行く前に交通費をカード払いしたケースを見てみます。

↓表で見ると、補償額はこんな感じに合算されます。

JCBカード
EXTAGE
エポスカード 合算結果
保険期間 90日 90日 90日
条件 利用付帯 自動付帯    
傷害死亡
/後遺障害
2000万 500万 2000万
傷害治療
費用
100万 200万 300万
疾病治療
費用
100万 270万 370万
賠償責任 2000万 2000万 4000万
携行品損害 20万 20万 40万
救援者費用 100万 100万 200万

※「傷害死亡/後遺障害」の項目だけは合算されず、高い金額のほうが上限になる。

↑この合算後の額なら、アジア旅行なら、一応、安心できますね。もう少し保険金があったほうが安心という人は、保険付帯カードをさらにもう一枚作っておくと、さらに上乗せになります。合算&必要な保険額に関しては、こういう感じで考えてください。

合算するカードは、別に他のカードでも構いません。年会費無料や年会費の安いカードを探しているなら、こちらの比較表から探してみてください。⇒クレジットカード海外旅行保険比較表(80種以上)

※ちなみに、合算させる目的でカードを選ぶなら、保険が自動付帯のカードのほうがラクです。

JCBのメリット。持ち物に高額なものがある人は、JCBのトッピング保険がおすすめ

JCBトッピング保険 携行品プラン

このJCB EITを含む、JCBカードのメリットとして、JCBカード会員だけで加入できる「トッピング保険」というものがあります。このトッピング保険の中で、海外旅行者には「携行品プラン」(月額240円)がおすすめ。

JCBトッピング保険の携行品プランが海外旅行者にオススメな理由

なぜ、トッピング保険の携行品プランがオススメなのかと言うと、携行品損害の保険金が時価評価額ではなく、再調達価額でもらえるから。簡単に言えば、JCBトッピング保険を使うと、カード付帯保険より保険金がたくさんもらえるからオススメ、ということです。

普通のカード付帯保険でも、もちろん「携行品損害」という項目で、持ち物の盗難や破損はカバーされます。でも、もらえる保険金が時価評価なんです。「時価」とは、文字が示すとおり、その商品を購入してから時間が経っていれば経っているほど、もらえる保険金は少なくなるということ。時価評価の場合、買ってから時間が長く経っているものは、盗難/破損されたので再購入したいと思っても、保険金だけでは足りなくなります。それが、普通のカード付帯保険のイマイチな点です。

それが、このトッピング保険なら、「再調達価額」つまり「もう一回買うために必要な価格」のぶんだけ保険金をもらえるので、不足することなく再購入できる、というわけです。

トッピング保険は携行品損害の保険金が多い
カード付帯保険 ⇒ 時価額で評価(=もらえる保険金が少ない)
トッピング保険 ⇒ 再調達価額で評価(=もらえる保険金が多い)

また、普通の海外旅行保険だと、「携行品1つにつき10万円」という限度額があるのですが、このトッピング保険では「1つにつき」という縛りはなく、保険自体の限度額である30万円までカバーされる、というのも特徴です。高級時計や高級バッグ、楽器など、高価なものを運ぶ必要がある人にはオススメです。ただし、残念ながら、携帯電話、スマートフォンやタブレット、ノート型パソコンは保険対象外です。

あと、気になるのが月額240円の保険料ですが、これは、1ヶ月ごとにカードに請求されるので、1ヶ月だけ加入することも可能。ネットから申込で、申込翌日AM0時から保険が有効になります。解約は電話になりますが、いつ解約するのも自由です。

ちなみに、この携行品プランは、海外だけではなく、日本でも有効な保険です。

JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)の長所と短所まとめ

JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)の長所と短所

長所
保険金が時価評価額ではなく、再調達価額でもらえる
携行品1つにつき10万円という補償限度額がない(=30万円まで補償)
ネットから申込で、1ヶ月だけの加入も可能
日本でも保険は有効

短所
携帯電話、スマートフォンやタブレット、ノート型パソコンは保険対象外

ちなみに、このJCBのトッピング保険、JCBマークが付いているカードなら、どれでも加入できるわけではなく、JCB本家が発行しているカードじゃないとダメなので、ご注意ください。

JCBカードEXTAGEのその他の評判の良いところ

JCBカードエクステージのその他の評判が良いところを見てみましょう。

JCBカードエクステージはキャッシュレス診療OK

キャッシュレス医療サービスの仕組み

大都市限定になりますが、JCBエクステージの付帯保険では、キャッシュレス診療が可能です。

キャッシュレス診療とは、「キャッシュレス・メディカルサービス」とか、「医療費キャッシュレスサービス」だとかの呼び名があるのですが、すべて同じです。要は、「現地の病院にかかったときに、保険会社が直接、病院に支払いをしてくれて、自分で支払いをしないで済む」というサービスです。

昔は、このサービスが無く、現地の病院では一度自分で支払いをし(立て替え払いをし)、その後、カード会社(保険会社)に領収書などと一緒に申請をする、という面倒な手続きが必要でした。その面倒な手続きが、JCBエクステージでは不要になる、ということです。

※最近のカード付帯保険は、ほぼ9割くらいの保険付帯カードが、キャッシュレス診療可能になっています。

ただし、キャッシュレス可能なカードでも、保険会社との提携病院がない場所(たとえば田舎など)では、キャッシュレス診療は不可能で、まず自費で立替をして、それから保険金申請手続が必要です。

キャッシュレス診療の使い方のコツ

私も上海滞在時代や海外旅行で何度か使ったので、キャッシュレス診療の使い方のコツを少し書いておきます。それは2つ。

キャッシュレス診療利用の2つのコツ
●体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
●いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと

いくら大都市でも、すべての病院が保険会社の提携病院であることはありません。もし飛び込みで病院に行ってしまうと、提携病院ではない場合、キャッシュレス診療サービスは使えないことになります。

なので、まずは提携病院がどこの病院なのか、を調べておく。提携病院が近くにないこともあるからです。そして、実際に病院に行きたくなったら、カード会社に電話して病院を予約してもらう。そうすれば確実にキャッシュレス診療をしてもらうことができます。

※以前は「健康なうちに提携病院を保険会社に聞いておくと安心ですよ」と読者さんにはアドバイスしていたのですが、2016年7月と8月の調査で、いくつかの保険会社で提携病院を教えてもらうのを断られました(涙)。理由はここでは割愛しますが、「本当に体調の悪いときしか提携病院を教えてもらえない」ということがあることは覚えておいてください。

発行までの時間は、最短3営業日

JCBエクステージの、申込からカード発行までは、最短で3営業日。1週間以内に発行できるので、これは、長所と言えます。

留学にも使える(外国語の付保証明書を発行可能)

外国のビザ取得や、留学するときに、カード付帯保険の付保証明書(カードに保険が付いていることの証明書)の提出が必要な場合があります。

JCBカードでは、英語・ドイツ語・フランス語・日本語の付保証明書が発行できるので、留学にもバッチリ使えます。

ショッピング保険は年間100万円まで

JCBエクステージには、ショッピングガード保険も付いています。保険金の限度額は年間100万円まで。購入日(通販なら到着日)から90日以内に、購入した商品が偶然な事故によって損害を被った場合、保険金がもらえます(自己負担額は1万円)。

たとえば、海外で、高級カーペットを購入したが、飛行機で運んでくるときに傷がついてしまった、などの場合、保険金がもらえます。

JCBは海外サポートの評判が良い

JCBは日本の会社だけあって、海外サービスでも、日本人が欲しいサポートサービスを提供してくれています。

世界の有名都市には、JCBプラザという施設があり、そこでは、日本語の話せるスタッフが相談に乗ってくれるので、JCBカードは、一枚持っていると、いろいろ助かります。

また、JCBカードは、カードの不正利用に対しても、カード所有者の立場に立った優しい対応をしてくれるのでオススメです。

JCBカードEXTAGEのイマイチなところ

JCBエクステージの短所というか、足りない部分も書いておきます。

空港ラウンジは使えない

空港ラウンジが使えるのは、大体、年会費1万円以上のカードなので、年会費無料のエクステージで使えないのは、仕方ないですね。

家族の保険はカバーできない(家族特約ナシ・家族カードは発行可)

JCBエクステージの付帯保険は、あくまでカード会員のみが対象。家族の保険もカバーする「家族特約」は付いていません。(家族特約について詳しくはこちら)

ただ、JCBエクステージでも、家族カードの発行はできるので、18歳以上の家族は、家族カードを持てば、カード会員と同じ保険をもらえます。

飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

JCBエクステージの付帯保険には、飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険はありません。これらの保険も有料カードにしか付いていないものです。これらの保険は、保険金をもらうための条件も厳しいので、私は無くてもいいんじゃないかと思っています。

「でも欲しい!」という人は、↓こちらのページを御覧ください。
飛行機欠航/遅延・ロストバゲージ保険付きカード比較表(20枚以上)

JCBエクステージの海外キャッシングはイマイチ

現地ATMで現地通貨を引き出す「海外キャッシング」は、現地の両替所よりもお得に外貨両替できるオススメの方法。ただし、JCBエクステージで、それをやるのはイマイチなんです。両替レートはJCBよりマスターのほうが良いですし、繰上げ返済に電話代+振込手数料がかかるからです。

海外キャッシングでお得なカードは、↓こちらでしっかり解説しています。
国際キャッシュカード徹底比較

まとめ

ポイントをまとめると、JCBカードEXTAGEは、↓こんなカードです。

JCBカードEXTAGEは、こんな人向けのカード
●学生など、29歳以下の人
●独身の人。もしくは結婚しても子供がいない人
●年会費無料が好きな人
●3ヶ月以上の留学、長期海外旅行をする人
●海外旅行に10万円以上の持ち物を持っていく人
利用の注意点
付帯保険は1枚だけでは不十分。必ず他カードで上乗せを。
海外キャッシングは別のカードのほうがいい
空港ラウンジは使えない
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

という感じです。

他のカードと合わせて使うには、非常におすすめのカードと言えます。ぜひ上手に使ってみてください!!

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のむてつ

サイト「ちょろいもんだぜ中国生活」運営。上海生活歴7年(現在日本)。中国一年目のとき、保険代理店に勧められるままに無駄に豪華な海外旅行保険に加入、あとで約4万円節約できたことを知り、泣く。そのときの後悔から海外旅行保険節約と、クレジットカード活用にハマる。日本人よ、もっと海外に挑戦しよう!

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