ちょろいもんだぜ中国生活

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３８．おじいちゃんと帽子

実は私、面倒くさがり屋で、
休みの日など、頭がボサボサのときは、帽子をかぶるんです。

その日も、帽子をかぶって外にでました。
すると、偶然、うちの中国人教師の一人に遭遇。

でも、話している間、なぜか視線が上に行くんです。

こういうのって、すごく気になりますよね(笑)。
話しているときに微妙に視線がズレるやつです。

聞いてみました。

私「この帽子、変？」

中「えっ、いえいえ、そんなことないですよ‥‥‥」

私「これね、上海に来る前に、生徒にもらったやつなんだよ(ちょっと自慢げ)」

中「えーーっ！！！」

私「なんで、そんなに驚くの？」

中「その帽子‥‥おじいちゃんぽいです‥‥‥」

私「えっ、‥‥‥(泣)」

その帽子というのは、キャップというか野球帽ではなくて、
つばの小さめのハットなんです。

どっちらかといえば、若者がかぶるようなやつです。

別の日、弟と食事に行ったときもそうでした。

弟も帽子をよくかぶるんです。
その日は、ニット帽でした。

弟は、その食堂の女の子に気に入られているので、
(私に対する反応と全然違うんですよ！泣)
私がちょっと聞いてみたんです。

私「この帽子、どう思う？」

女「う～ん、変だよ(笑)。若い人はかぶらない」

弟「えっ‥‥‥」

私「フフフフフ、やっぱり♪」

すいません、性格悪い兄で(笑)。

と言っても、その女の子、あいからわず『お気に入り光線』を
弟に出していましたけどね(笑)。

ちがう、ちがう、帽子の話でした。

そして冬になって、彼女たちが言っていることがわかったんです！
街のおじいちゃん達をみると‥‥

　帽子・帽子・帽子！！！

でも、『人民帽』っていうんですか？
昔の人民服に合わせて、かぶっていた帽子。

あんなのじゃないんですよ！

結構、おしゃれなんです。
ニット帽、ベレー帽、ハンチング‥‥。

こんな感じです。