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45.平和最高!自分のバカッ!
04年1月27日(火)
ある中国人の方から、話を聞きました。
その方のお父さんは、戦前の日本留学者。
しかも帝大を卒業したというエリート。
中国に帰国後は、学者の卵として働き始めるものの、
戦後、共産党の台頭とともに、『右派』の烙印を押される。
それ以来、皆から疎まれ、ずっと田舎回りをさせられることに。
親戚・友人もだんだん離れていく。
そして、ついには、一番上の娘(その方のお姉さん)までも、
「父親は、私と全く関係ない人です」という誓約と引き換えに、
共産党に入党。それ以来、一切連絡取れず。
「たしかに、そうしないと、やっていけない時代だった」
と、お父さんは、のちに語られていたそうです。
さらに、文化大革命のときが、一番つらいときで、
お父さんは、一時期は、ラクダ使いをやっていたことも。
その方自身も、中学2年生からは学校がストップ、
ラクダを連れて帰ってくる父親を待つだけの日々。
でも、その方が、そのときを思い出しながら、言った言葉が、
「私はとても幸運だった」
なんです。
なぜなら、お父さんに勉強を教わることができたから。
紙なんてものは無く、棒で土に書きながらの勉強。
それでも、当時は禁止されていた世界地理や外国語を勉強できたのは、
その後の人生にとても役立ったと言っていました。
80年代の改革開放の時代になり、
やっと風向きが良くなってきたそうです‥‥‥‥
‥‥‥‥。
『歴史に翻弄される』って、こういうことを言うんですよね‥‥‥
こういう経験をしている人には、かなわないです‥‥‥
なんだか、また、自分が情けなくなりました。
平和であることが、当然で、今の状況に文句を言っている自分。
平和であるからこそ、自分が努力して行動さえすれば、
状況を変えられる環境がある。
でも、平和を当然だと思い、有り難味も感じず、
文句を言いながら怠けている自分。
やばいです。
これを、『平和ボケ』と言われたら、言い返せないな‥‥‥
ちょっと、気合い、入れなおさねばっ!!
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