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49. えっ、定年が45歳?!
04年2月21日(土)
中国人教師と話をしていました。
私「最近は中国も大学生の就職が大変みたいやねぇ」
中「そうですね。企業は、卒業したばかりの人は、
あまり採用しませんから」
私「え?どうして?」
中「実力がないからですよ。
他の会社で経験をつけてきた人を採用したいんです。
すぐに使える人。実力第一ですよ」
私「へぇ〜。
そういえば、大きな会社のほうが給料が少なくって、
小さな会社のほうが給料が多いって、
大学生が言うてたけど、ほんと?」
中「そうなんですよ!
でもね、大きな会社は給料が上がっていきますから。
毎年上がっていくところもあるんです。
しかも、ボーナスも出ますしね」
私「じゃ、やっぱり、みんな大きな会社で働きたいんだ?」
中「そんなこともないです。
みんな、3年くらいで会社を替えちゃいますから(笑)。
う〜ん、でも大きな会社で3年働けば、
他の会社に転職しやすいですね!」
私「へぇ〜。
でも、年を取ってからはどうすんの?
日本だと40歳くらいの人って、どこも採用しないよ。
入社していきなり課長になるとか?」
中「えっ、課長になった人は、普通、会社を辞めません‥‥」
私「あ、ほんと(笑)。そうなの?!
あっ、わかった、わかった!
みんな自分の会社を持とうとするんだ!」
中「いえ、みんな、そう思ってますが、
実際に会社を持つ人は、少ないです。
会社を持つといろんな責任を持たないといけないですから」
私「じゃあ、やっぱりどこかの会社に落ち着くんだね」
中「そうですね。
中国は、もともと定年が55歳なんですよ。
でも、これは、国営企業の話ですけどね」
私「えええーっ!!
そんなの早すぎじゃないの?!
そのあと働きたい人は、どうすんの?」
中「月700元くらいの年金(約9100円)をもらいながら、
そうですね〜、警備員とか、宅急便の配達員とか‥‥
飲料水の配達などもやりますね。
それで月500元くらい(約7500円)稼ぎますね。
技術を持っているひとは、冷蔵庫などの電気製品の
修理をしたりします」
私「えっ?でもこのビルの警備員は若いよ?」
中「もっと小さい建物のところが多いですね」
私「あ〜、そっか。家の警備員はおじさんだわ。
だから、みんなでこまめに交代しながらやってるんやね〜」
中「でも、女性なんて、定年は45歳ですよ」
私「えっ?!そうなの?!」
中「今は、私企業が増えてきましたから、
必ずしも、こうではないですけどね」
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あくまで、一個人からの話ですが、
すごく面白くないですか?
日本で常識だったことが、ぜんぜん常識ではない。
中国がどうだ、日本がどうだ、という
良い悪いの問題というよりも、
「日本の社会も、
これからどう変わっていってもおかしくないんだ」
と思わされる話でした!!
今のうちから自分を鍛えておかねば。
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