JR切符以外も!利用付帯カード払いOKの日本の電車/バス一覧
クレジットカードの「利用付帯」の保険を有効にするためには、「公共交通乗用具への支払い」が必要。そして、そこで真っ先に思いつくのが、電車切符の購入です。
このページでは、日本全国の電車で、切符購入にクレジットカード払いできる電車を地域別にリスト化してご紹介。
最近は、カード払い対応の鉄道会社が増加中です。また、モバイルSuicaなどの交通系ICカード決済や、「●●ペイ」などのQRコード決済を通しての切符購入もできるようになってきたので、この点でも手段が順調に増加中。
セゾンカードやアメックスなど、利用付帯に変更されたカードも増えてきています。上手に利用付帯カードを使ってください。
※このページは、あくまで「カードの利用付帯保険の有効化」のための情報提供なので、「定期券のクレカ購入」の情報は、意図的に掲載しておりません。ご了承ください。
JRなら全国でカード払いOK
利用付帯を電車で有効にするのなら、一番のおすすめはJRです。JRなら全国でカード払いOKですから。↓下記5つの方法で、カード払いが可能。
①駅のみどりの窓口
②指定席券売機や「みどりの券売機」
③えきねっと(JR東日本のサイト)
④旅行代理店
⑤モバイルSuica等の電子マネー
一つずつ見ていきましょう。
①駅のみどりの窓口:少額の切符ならコレ一択
JR駅にある「みどりの窓口」でなら、最少額の150円の切符でもカード払いできます。注意点は、みどりの窓口では、実物のクレジットカードしか使えないこと。「●●ペイ」等のQRコード決済や、モバイルSuica等のクレカチャージができる交通系ICカード決済も使えないのでご注意ください。
②指定席券売機や「みどりの券売機」
JRの大きめの駅にある、指定席券売機や「みどりの券売機」なら、カード払いが可能(通常のJRの券売機はカード払い不可)です。ただし、ここでも同じように、「●●ペイ」等のQRコード決済や、モバイルSuica等のクレカチャージができる交通系ICカード決済も使えない点は、ご注意を。
③えきねっと(JR東日本のサイト):複数の利用付帯カードなら
JR東日本が運営するウェブサイト「えきねっと」では、切符の予約購入ができ、クレジットカード払いが可能です。事前購入は1ヶ月前から可能。特長は、複数枚のクレカの登録もOKであること。利用付帯カードを複数持っていて、まとめて有効化したい場合に便利。
④旅行代理店(旅行会社)
JTBやJR東海ツアーズ、日本旅行など、旅行代理店(旅行会社)でJR切符をカード払いして購入すれば、それでも利用付帯は有効になります。ただし、旅行代理店によっては、JR切符だけの購入ができない場合もあります。事前に調べてから購入しましょう。
⑤モバイルSuica等の交通系ICカード、PayPayなどQRコード決済は別記事で解説
SuicaやPASMO、ICOCAなどはクレカからチャージして使えるものがあり、PayPayなどのQRコード決済を通してもクレカ払いが可能です。ただし、利用付帯の有効化に使うためには、それぞれ条件や制約などがあります。↓これらの別の記事で詳しく解説しています。
私鉄・地下鉄・バス(地域別)
数年前までは、カード払いができる私鉄は、大阪の南海電鉄くらいだったのですが、2022年4月現在では、カード購入可能なところが増えてきました。
各地の地下鉄も、一般乗車券はカード払い不可ですが、一日乗車券ならカード購入可能なところが増えてきています。バスはQRコード決済で増加中です。
※QR決済でも、Suicaなどと同じで、利用付帯が有効になるのは三井住友カード系とセディナカード系のみです。詳しくは↑上のモバイルSuica等の記事で解説しています。
地域別に紹介していきます。
北海道地区:JRと一部バスで
●札幌市営地下鉄 ダメ
北海道地区の鉄道では、JR以外の、カード払い可能な鉄道の情報はナシ。バスでは、↓このようにカード払い可能が増えています。
●北海道拓殖バス
・クレカ不可
・QR決済:PayPay、au PAY、d払い
●北海道ふらのPASS
ラベンダー号(旭川⇔富良野)、西達布線、麓郷線、御料線、麻町線
・クレカ全般OK
・QR決済:PayPay、LINE Pay、(d払い、auPAY、楽天ペイは準備中)
●旭川電気軌道
・クレカ全般OK
・QR決済:PayPay、LINE Pay、au Pay、d払い
東北地区:JRと一部バスで
●仙台市営地下鉄 ダメ
東北地区でも、鉄道では、JR以外ではカード払い可能の情報が見つけられませんでした。バスでは、↓これらのところでカード払い可能です。
●JRバス東北
・仙台駅東口バス案内所でのみ使用可能。
・青森駅前うりば、盛岡駅うりばではダメ
・予約不要の高速バス(自由乗車制)は不可。
・クレカ全般OK
・QR決済不可
●福島交通バス、会津バス
・クレカは、Visaのタッチ決済のみ
・QR決済:PayPay、LINE Pay、楽天ペイ
関東地区:京成/京急/小田急/地下鉄でok
●京成電鉄 スカイライナー
・チケットレスサービスでカード払い可
・券売機&窓口でもカード払い可
・クレカ全般OK
●京急電鉄
・KQuick(座席指定券ネット購入サービス)
・クレカ全般OK
●東急 ダメ
●京王 ダメ
●西武鉄道
・特急券チケットレスサービス「Smooz」
積立方式なので電子マネー扱いになる可能性あり
・クレカ全般OK
●小田急
・券売機でクレカ利用OK
・クレカ全般OK
●東京メトロ/都営地下鉄
・券売機と定期券うりばでカード払い可能
・クレカ全般OK
・都営地下鉄ワンデーパス 500円
・東京メトロ24時間券 600円
・Tokyo Subway Ticket(関東以外の人限定) 24時間券800円
・東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券 900円
・東京フリーきっぷ 1600円
●横浜市営地下鉄(スマホアプリ my routeで購入)
・みなとぶらりチケット 500円
・みなとぶらりチケットワイド 550円
・市営バス1日乗車券 600円
・市営地下鉄1日乗車券 740円
・市営地下鉄・バス共通1日乗車券 830円
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
●茨城交通バス
・クレカは、Visaのタッチ決済のみ
・QR決済:PayPay、LINE Pay、楽天ペイ
●お台場レインボーバス(試験中)
・Ringo Passアプリでタッチ決済
・クレカ紐付け
・Ringo Passアプリでタクシー乗車も可能
●横浜市営バス 109系統特急のみ(試験中)
・Visaのタッチ決済
北信越地区:JR/富山地鉄と一部バスで
●富山地鉄(スマホアプリ my routeで購入)
・市内電車・バス1日フリーきっぷ 650円
・岩瀬おさんぽフリーチケット 1200円
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
●あいの風とやま鉄道(スマホアプリ my routeで購入)
・1日フリーきっぷ 1500円
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
●長電バス
・急行バス志賀高原線/斑尾高原線のみ
・Visa、JCB、アメックスのタッチ決済(スマホも可)
・QR決済:PayPay
●松本市バス(試験中)
・周遊バス「タウンスニーカー」の合わせて4路線
・QR決済:PayPay、LINE Pay、auPAY、d払い
東海地区:名鉄、近鉄、地下鉄と愛知環状鉄道でok
●名鉄
・「名鉄ネット予約サービス」で会員登録後、カード払い可能
・クレカ全般OK
●近鉄
・特急券うりば、ネット予約/発売サービス
JCB、VISA、Masterのみ
・駅営業所での旅行商品の購入
JCB、VISA、Master、Amex、ダイナース
●名古屋市営地下鉄
・下記場所限定でカード払い可能
交通局名古屋サービスセンター 地下鉄名古屋駅構内(東山線駅長室前)
交通局栄サービスセンター 地下鉄栄駅構内(南西改札口前)
交通局金山サービスセンター 地下鉄金山駅構内(中改札口付近)
名古屋市観光案内所(金山観光案内所、オアシス21iセンター)
・ドニチエコきっぷ(土日祝限定) 620円
・市バス全線一日乗車券 620円
・地下鉄全線24時間券 760円
・バス・地下鉄全線一日乗車券 870円
・クレカ全般OK
・QR決済:PayPay、LINE Pay、au PAY、d払い
●愛知環状鉄道(スマホアプリ my routeで購入)
・土日に乗ろうのりのり1dayパス 1500円(土日限定)
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
近畿:南海/近鉄、神姫バスでok
●南海
・VISAタッチなら改札でタッチ支払い可能
・ピンクの券売機ならカード払い可能(クレカ全般OK)
●近鉄
・特急券うりば、ネット予約/発売サービス
JCB、VISA、Masterのみ
・駅営業所での旅行商品の購入
JCB、VISA、Master、Amex、ダイナース
●京阪 ダメ
●阪神 ダメ
●阪急 ダメ
●大阪メトロ(地下鉄) ダメ
・エンジョイエコカード(1日乗車券)もカード払い不可
●京都市営地下鉄 ダメ
●神戸市営地下鉄 ダメ
●神姫バス
・クレカ全般OK
・QR決済:PayPay、d払い、au PAY、LINE Pay
中国、四国:JRかバスで
●広島電鉄 ダメ
●伊予鉄道 ダメ
●宇和島自動車(バス)
・クレカはVISA、Masterのみ
・QR決済:PayPay、d払い、au PAY、LINE Pay
九州:地下鉄と西鉄、バスでok
●福岡市地下鉄
・福岡市地下鉄駅構内の各定期券うりば
(姪浜駅、西新駅、貝塚駅、博多駅(博多口)、天神駅(東口)、別府駅)
・1日乗車券 640円
・ファミちかきっぷ 1000円
・ファミリーペア券 800円
・クレカ全般OK
・QR決済:LINE Pay
●西鉄の窓口での購入
・高速バス乗車券/回数券でカード払い可
●西鉄(スマホアプリ my routeで購入)
・福岡(天神)⇔太宰府1日フリー乗車券 820円
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
●西鉄バス(スマホアプリ my routeで購入)
・福岡市内6時間フリー乗車券 600円
・福岡市内24時間フリー乗車券 900円
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
●JR九州(スマホアプリ my routeで購入)
・JR宮崎〜宮崎空港片道デジタル切符 360円
・JR&宮交バス 高鍋デジタルきっぷ 1300円
・JR&宮交バス お買い物デジタルきっぷ 1500円
・JR&宮交バス 木城デジタルきっぷ 1700円
・JR&宮交バス 日南1デーフリーパス 2000円
・ゆふいん1dayレール&バスチケット 2270円
・スマホアプリ「my route」で事前カード購入可能。
・支払用カード登録は1枚のみ(カード変更可能)。
・購入した切符は購入日から180日間有効。
沖縄地区:バスで
●北谷ライナー、瀬長島ライナー、パルコシティシャトルバス、ハーレーエクスプレス、ウミカジライナー
・Visaのタッチ決済
・QR決済:PayPay
●リゾートライナー、エアポートライナー、空港リムジンバス、やんばる急行バス空港線/四島線
・Visaのタッチ決済のみ
・QR決済:なし
最後に
今回の調査はかなり時間がかかりました……。丁寧に調査をしたつもりなのですが、カバーしきれていない情報もあると思います。「このバス/電車もカード払いが使えたよ」という情報があれば、質問フォームなどから教えていただけると嬉しいです!
記事は以上です。
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利用付帯カードのメリットを使い尽くす、「利用付帯裏技」に関しては、↓こちらの記事で詳しく解説しています。