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23.大家さんと冷蔵庫
03年12月7日(日)
今日は家賃の支払日でした。
私の部屋は、大家さん本人が家賃を回収に来ます。
大家さんは郊外に住んでいるので、
バスに揺られて2時間。わざわざ取りに来てくれるのです。
(銀行振り込みって、あまり使わないみたいです)
こちらでは、家具やテレビ、冷蔵庫などは大家さんの持ち物に
なっている場合が多く、それらの点検も兼ねて来るんですね。
また、この大家さんが良い人なんです!
最初、この部屋に来たときに、満足だった私が、
唯一、気になったのは、冷蔵庫でした。
中が異常に臭い‥‥(笑)
今までに何を入れていたのか、聞くのが怖くなるほどの臭さ。
ですので、しばらくは電源も入れず、消臭剤だけ放り込んで
置いてありました。
2ヵ月後、さすがに夏は冷蔵庫を使いたいですよね。
飲み水くらいは入れておこうと、コンセントを入れてみると、
‥‥‥つかない。
まあ、驚きませんでしたけど(笑)。
前々からヤバそうな冷蔵庫だとは思っていたんです。
四半世紀ほど前、おばあちゃん家にあったような冷蔵庫。
若草色です。いや、もとい、枯れ草色(笑)。
で、とりあえず修理してもらうことになり、
大家さんが修理屋さんを連れてやってきました。
どう修理したと思います?
修理屋さん、おもむろにサングラスをかけ、
家の中で、溶接開始!
とりあえず直ったことにもビックリ(笑)。
ただ、直ったのは、なぜか冷蔵庫の水が凍った1日を含め、
3日間だけでした(笑)。
それで、新しい冷蔵庫を買うことになったんです。
買ったのは大手スーパー、カル@ール。
その日の3時に届くということで、一度、学校から戻り、
わくわくしながら待っていました。
10分前に大家さんが到着。一緒に待ちます。
3時になりました!ブォォーン、キキッ。車が来た音。
「おっ、来た来た!」と思ったら、違う車でした‥‥。
大家さんは日本語が全くわからないんです。
私も上海に来てまだ2ヶ月。
でも、いつまでも無言というのも、気まずい。
自然と、たどたどしい中国語と筆談で時間をつぶすことになりました。
大家さんが気をきかせて、私にいろいろと聞いてくれるんです(感激)。
どうして上海に来たの?
日本では何をやっていたの?
上海は好き?
いつまで上海にいるつもり?
上海の女性は好き?など(笑)。
結構面白かったんです。
大家さんもいろいろと話してくれました。
中学校の教師であること。
前にここに住んでいたのも外国人で、韓国人だったこと。
将来は海外に行きたくて、特にカナダに憧れていること。
(アメリカはだめよ!って言ってました。笑)
しまいには、あなたの今の給料は、日本人として少なすぎだわ!!
と、アドバイス(笑)。
気付いたら、3時間経ってました(笑)。
でも、まだ冷蔵庫は届きません。
しびれを切らした大家さんがカル@ールに電話。
すると、なんと「忘れていた」と!!
電話では、「すぐに持って行くから」と言っていましたが、
30分後、まだ届きません。
こういうときは最後の手段です。
我が学校の交渉役、Dさんに連絡し、
カル@ールに電話してもらいました。
(この人、何かにクレームをつけるの、大好きなんです)
相当キツイ電話をしたようで、20分後に冷蔵庫が到着しました。
冷や汗をかいた運送係とともに(笑)。
とりあえず、平謝りの責任者。さすがの、Dさん効果。
まあ、でも、私からすれば、無事に冷蔵庫が届けばいいわけです。
そんなにガミガミ言わなくてもね。
さっそく中身を確認してみました。
おーっ、さすがに新品、最新型の冷蔵庫です。
いいね、いいねぇと言いながら開けてみると、ガラスの破片が‥‥。
中の電球が割れていたのでした。
最初は「メイグァンシー(どうってことないよ)」
で押し切ろうとしていた運送係でしたが、
(中国では、よく聞く言葉です。笑)
さすがに、これには大家さんも、怒り爆発!!
「とっとと帰って、新しいのを持ってこんかいっ!!!」(たぶんこんな感じ)
そして、待つこと1時間、真っ青な売り場責任者とともに、
やっとまともな冷蔵庫が届いたのでした。
所要時間6時間。すべて済んだときには、9時になっていました。
冷蔵庫一個のために、半日‥‥。
でも、お陰で、私と大家さんとは、すっかり仲良しに。
まるで戦友ですから(笑)。
何かと、ハプニングがある中国ですが、
友達がいるとそれも楽しいです。
ただ、私、もうすぐ引っ越さなければならないんです。
この部屋も名残惜しいですが、大家さんとの別れがつらいなぁと
思ってしまう今日この頃です。
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