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9.中国の風邪薬
一人暮らしで一番つらいのは、病気をしたときです。
それが、外国だとなおさらつらい。
私は基本的に、あまり薬も飲まず、病院にも行きません。
なんか好きじゃないんですよね。
せっかく海外旅行傷害保険に入ってるのだから、
病院に行っても、お金は無料なんですが、
日本でも行きたくないのに、中国の病院なんてめっそうもない。
つらくなっても、手を出すのは、当たり障りのなさそうなユンケル(笑)。
「これは、あかん」ってときに、やっとパブロン。
でも、日本から持ってきた薬もだんだんなくなってきます。
その日は、ユンケルが無くなってしまったので、
仕方なくパブロンを飲もうとしていました。
それを見ていた、ある中国人の先生、
「中国の薬は、漢方薬だから、眠くなったりする副作用はないのです。
私は、ちょっと調子の悪いときは、お茶代わりにいつも飲んでます。
だからそんな薬やめて、これを飲みなさい!」
どうしてこうも自信をもって「絶対に‥‥ない」とか、「いつも‥‥」とか、
言えるんでしょうね‥‥。だんだん慣れてきましたが。
でも、不思議です、人間の感覚って。
『中国製の薬』と聞くと、「そんなやばいもん、飲めねーよ」と感じますが、
『漢方薬』と聞くと、「‥‥効くかも」と思ってしまう(笑)。
(私もまだまだ中国への偏見が抜けていませんね。すいません)
それで、渡されたのが、その名も『感冒退熱顆粒』という薬。
「風邪の熱を下げる粒」ということで、なんともストレートな名前。
でも、中国人にはもっともポピュラーな薬のようです。
SARSが流行していた頃、小中学校では、
手洗い、消毒、この薬、の3点セットで対策をしていたそうです。
しかも、広東省では、当時、この薬を買い求める人が多く、
薬局は値段をつりあげていたとか、いないとか。
人々から絶大な信頼を得ている薬ということで、
飲んでみることにしました。
お湯で溶かして、素敵な茶色になりました。
何とも言えない、甘い香り。
飲んでみると、‥‥うう、甘い‥‥何とも言えない、中国っぽい(笑)。
気の抜けたコーラに、おしるこを混ぜた感じ。
すいません、私、味音痴なので、ちょっと表現できません。
でも、一般の人でも表現できるかは保証できません。
これを一日3回飲むんです。
なんと一回に2袋飲んでも良いと書いてあります。
「やっぱり、苦くてもパブロンかな」と思いました。
以上、2ヶ月前のことでした。
でも、慣れとは、不思議なものです。
今回の風邪のとき、真っ先にこの薬を買っている自分がいます。
『お茶代わりにいつも』というわけにはいきませんが、
今日も飲んでいます。まずいんですけどね(笑)。
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