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36.04年4月12日(月)
語学って?:初上海その2
すいません、一日遅れで、
一昨日の続きです。
一昨日は上海の人の温かさで、
私が上海にホレたという話でした。
今日は、私の価値観&人生が変わってしまった話です。
(これまでのストーリー)
1週間の上海語学研修で一緒になった3人。
中国語が少し話せる女の子、
英語も中国語も話せない男性、
そして、英語教師のむてつ。
私がインターネットで見つけた、おいしい店に行こう!と、
3人で旅立ち、道に迷い、多くの上海の人の温かさに助けられ、
やっと店にたどり着いたのでした。
だが、しかしっ!!
(ここから、新しい話です)
夜8時です。
やっとのことでたどりついたその店、
扉を開けると、なんと、
超満員っ!!
入り口から、通路が5メートル、
角を曲がって5メートル、そして店内。
全部、待ちの人が並んでるんです〜(涙)。
店員が指差します。
「そこに並べ」と。
約1時間ほど、探し回り疲れてしまった私は、もうガックリ。
「これはちょっと待ってられないっすね」
女の子も、あきらめ気味。
「しょうがないね‥‥」
しかし、もう一人の男性が言いました。
男 「野村さん、プリントアウトしてきた紙に
この店の写真、ありましたよね?」
の 「は、はい‥‥ありますよ」
男 「ちょっと貸してください。いけるかも」
の&女 「へ???」
その男性、待っている中国人たちをかき分け、
店内に入っていきました。
‥‥そして、10分後。
男性、戻ってきました。
「オッケーッ!!いまからすぐ、入れてくれるって!!」
ほんまかいな?!(笑)
と思いましたが、ちょっと待つと
本当に店員が案内してくれるんです。
並んでいる列をかき分けて。
なんと、今、食事の最中の家族が、
相席できるように、席を空けてくれています。
の 「ど、どうして、あんなに並んでるのに、
先に入れてもらえたんっすか?」
男 「いやあ、野村さんのあの紙を見せて、
『これを見て、日本から食べに来たんだ!』って、
言ってみたんですよ(笑)。わかってくれるもんですね、
日本語でも。ハッハッハッハ」
の&女 「‥‥‥(ア然)」
すごくショックでした。
チンウェンさんだった私。
(『請問』しか言えなかったんです)
もう、最初から「伝わらない」って、あきらめてしまっていた私。
そのとき、気づきました。
そっかぁ、コミュニケーションって、そういうものだよなぁ‥‥
ひょっとして、語学の勉強を始めてしまったから、
話すのが怖くなってしまっている?
じゃあ、何のための勉強???
自分はどうなんだ?
俺が高校でやっている授業って、怖くさせることばかりでは?
ここが違う、あそこが違う、あれだけバツをつけられたら、
話すのだって怖くなるよなぁ‥‥。
俺のやってきたことって‥‥‥
別の日に、一緒にお土産を買いに行ったときもそうです。
値引き交渉。
女の子「これいくら?」(中国語)
店員 (電卓で見せながら)
「40元」
男性 (日本語で、店員に聞こえるように)
「高けーなぁ。でも、物いいよねぇ、たしかに。
おばちゃん、ハオだねぇ、ハオ(『良い』の意味)。
俺、すっげー欲しいんだけどなぁ。10元!!」
店員 「30元」
男性 (ひたすら日本語です。笑)
「え〜っ、もっと安くしてよ〜。
俺はね、日本人でも、お金が無い日本人なの。
毎日工場で働いて、小さい家に住んで大変なんだよ〜。15元」
店員が、不思議とだんだん笑顔になってくるんです。
『おもろい外人が来たなぁ』とでも、思っているんでしょうか(笑)。
店員 「20元!!」
男性 「よし、買ったッ♪」
という感じ。
交渉ごとになると、語学ができる二人はダメ。
その男性が断然強い。
いままでの俺の語学って‥‥
初めて見た上海のパワー。
これは、たしかに、私の心に火をつけました。
でも、この人との、強烈な出会い。
こちらは、語学教師としての私を目覚めさせてくれました。
そんな体験があって、今、ここ上海で1年を迎えます。
出会いって、おもしろいですよね。
しかも、昨日、その男性が、上海の学校に遊びに来てくれたんです。
うれしいなぁ、なんか♪
すいません、そういう理由があって、
ちょっと強引に思い出話でしたっ!(笑)
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