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04年9/16〜05年3/14 05年3/15〜12/14
●04年11月14日(日)
大連研修にて:組織の仕組み作り1
「人をまとめるには、2つ方法がある
じゃないですか?ビシッと厳しく接して、
動かしていくのと、優しく接して溶け込んで
いくのと。でも、前者だと、反抗する人間も
出てくるので、後者のやり方のほうがいいのかな
と思ってるんですが、どうでしょうか?」
と、師匠のところに質問が来ました。
それに対する師匠の返事。
「いや、そういう個人のやり方に頼らなきゃ
いけなくなるのは、会社にシステムがないからですよ」
尋ねた方は、「…。」
横で聞いていた私も、「???」
あとで、こっそりと師匠に聞いてみました。
「あの…、さっき言われていたシステムって、何なんですか?」
「あ、あれね。システムって、要するに、仕組みだよ。
その人に経験や特別に高い能力がなくても、
仕事が回っていく仕組みね。
ある人の勘や経験だけに頼ってる組織は、
その人が抜けたときに、全然会社が回らなくなったり、
その人の気分や好みに左右されたりするでしょ?
それじゃ、会社はダメだから、仕組みを作るってこと」
へぇ〜〜〜〜、そうか。高校教師時代、学校では、
完全に、教師の勘や経験に依存する体制だったなぁ…(汗)。
休んだりすると大変だったし。
「でも、そんな魔法のような仕組みがあるんですか?」
師匠が答えます。
「個人の勘や経験に頼らない仕組みって、
実は、地味で、面倒なことが多いんだよ(笑)。
ちゃんと毎日、業務日誌をつける、とか、
マネージャーは絶対に毎日一時間、現場を見て回るとかね。
徹底的に、あいまいなものを排除していくってこと。
その積み重ねの差が、後で大きくなるんだよね。
例えば、台風が来るときの対応で説明すると、
ある施設では、「私の経験では…たしか…」と思い出す。
ある施設では、全員が過去の業務日誌を持って来て、
対応を検討する。どっちが強いかは、わかるでしょ。
ホテルの支配人なんかは、仕組み作りが上手でさ。
ホテルは役割分担のカタマリみたいな職場だからね。
文系出身の人は、結構苦手かな、仕組み作りは。
理系の人、特にメーカーの人は得意だね」
思わず、笑ってしまいました。
学校に人事部は、ありませんもんね。
すでに何十年も前から変わっていない組織図に、
ポコポコッとはめていくだけ。
『仕組みを作る』という発想すら、無かった私…(汗)
あ!
でも、思い出してみれば、
超困難校と呼ばれる学校では、
変則的な担任制度を使って、
負担が集中しないように工夫してたっけ。
あああ〜〜〜〜〜っ!!
部活でも仕組みづくりをやってる先生、一人いた、いた!
自分が忙しくなって部活に顔出せなくなるのを見越して、
先輩が後輩を教育する仕組みを作って、全国大会も行かせてた!
あの先生…物理だ。
ほほぉ…『仕組み作り』かぁ。
なんだか、面白そうです!
これは、勉強してみねば♪
この内容、明日に続きます。
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