|
|
|
04年9/16〜05年3/14 05年3/15〜12/14
●04年12月6日(月)
『工場』のイメージ
今日お会いしたのは、
中国で、自分で会社設立手続きを
やり遂げたHさん。
以前にも日記に登場した方です。
http://w269.o.fiw-web.net/mystory/47.htm
現在は、積極的に他社の工場も視察され、
研究されているそう。
こんな話をしてくれました。
今までの一般的な中国の工場の意識。
100本のペンの注文があったとしたら、
「101本あげるからさ、1本不良品でもいいじゃん」
これが普通。
これを100%に変えていくのが、難しい。
未だに出来ない工場も、山ほどある。
これができるから、うちに仕事がある、と。
実は、私、以前、中国で工場を見せてもらったとき、
カルチャーショックを受けたんです。
愛知県で育った私は、
社会見学と言えば、当然、トヨタの工場。
大きな敷地に、ズラッと並ぶ、機械&機械&機械。
ベルトコンベアで流れてくる、車。自動制御のロボット。
親戚の叔父も、工場をやっていますので、
「町工場」というものにも、馴染みがあります。
入口近くに、大きなドリルの機械。あれは、研磨機。
そして、よくわからないんですが、機械がたくさん(笑)。
中国の工場も、当然、そんなもんだと思っていました。
ところが…
「さあ、こちらが工場です」と、
入れてもらったところでは、なんと、
て、手作業?!
長机が置いてあるところを、取り囲むようにして、
みなさん、作業していたんです。
あれですよ、あれ、
歴史の授業で…産業革命の…あの挿絵にあった、そうッ!
マニュファクチュア!!
(工場制手工業)
ショックでした…。
その話をHさんにしたところ、
こんな答えが返ってきたんです。
「そりゃそうですよ。機械で作るものは、
日本のほうが安いことも、ありますからね。
しかもね、こういう工場で、根気が必要な仕事は、
もう上海人でも、やらないんですよ。イヤだって言って。
田舎の、素朴でマジメな人を探さないと無理なんです。
一日、手作業で、何百個と作リ続けるわけですから」
確かに、日本人には、当然、無理でしょう。
私も、途中で投げ出してしまうだろうなぁ。
それでも、上海人でも無理になっているとは
想像してませんでした。まあ、たしかに、
上海人だけを見ると、日本よりも大学進学率は
高いですから、当然と言えば当然かもしれません。
そういう仕事のえり好みというのは、
ハッキリと生活の豊かさ(贅沢さ?)とともに
移っていくんですねぇ。
面白く思うと同時に、なんとなく、
黙々と働いている方に申し訳ない気も…。
勉強しさえすれば、
好きな職業を選べる自由。
そんな『超贅沢』が確立されている、今の日本。
それでも、多い、自分の仕事に文句を言い続ける人々。
文句を言わず黙々と作業をしている方々を思えば、
今の仕事を良くしようと
努力することくらい、軽いっ!
そういうことッスよね!
よし、がんばろ!
04年9/16〜05年3/14 05年3/15〜12/14
|
ちょろ中掲示板に一言残す(←ありがとうございます!)
|
|
|
|
|