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JCB EIT(JCBエイト)カード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から

JCB EIT(エイト)カード
JCBエイトは、海外旅行保険はまあまあレベルですが、他にメリットが多いカード。特に高価な荷物を持つ旅行者にはオススメです
 

JCB EIT(JCBエイト)カードに付帯する海外旅行保険は、まあまあレベル。でも、2017年4月現在、JCBカードの中の、年会費無料カードでは一番良い海外旅行保険の補償が付帯しているカードです。

本来、ケガ病気の治療費用の上限額が200万円以下のカードは、あまり紹介しないのですが、このJCBエイトは少し別格。というのも、3つの理由からです。①年会費完全無料、②JCBのサービスの良さ、③JCBトッピング保険(携行品プラン)が高額な荷物を持つ人に良い。

↑こういう特徴があるので、オススメしているカードです。私自身も使っています。ちょっと使い方にクセがあるので、↓下記の説明をよく読んで、上手に使ってください。

Contents

まず結論

JCBエイトカードの海外旅行での評価について、結論(ポイント)をまとめておきます。

JCBエイトカードの良いところ

JCBは不正利用への対応が良い
JCBトッピング保険(月240円)で10万円以上の持ち物も保証可能
海外旅行保険はまあまあレベル(疾病治療費上限100万,傷害治療費上限100万、比較表6位くらい)
年会費無料
保険が自動付帯(海外へ行けば自動で保険が有効に)
キャッシュレス診療OK
留学にも使える(外国語の付保証明書を発行可能)
ショッピング保険付き(カードで買った商品に保証)
JCBエイトはリボ払い専用カードだが、リボ払回避の設定がある

JCBエイトカードのダメなところ

一枚だけでは海外旅行保険は不足
空港ラウンジは使えない
海外キャッシングは良くない
家族の保険はカバーできない(18歳以上なら家族カードでカバー可能)
90日以上の旅行には使えない
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い
国際ブランドがJCBしか選べない

JCBエイトカードは、こんな人向け

●高額なものを海外へ持っていく必要がある人
●単身者、子供がいない夫婦、子供と一緒に海外へ行く予定が無い人
●年会費無料が好きな人
●短期旅行者(90日以内)
●カード付帯保険を上乗せしたい人
●JCBカードを探している人

下にそれぞれ解説していきます!

JCB EITの海外旅行保険の補償額(補償限度額)

保険は自動付帯で、期間は最長90日。
傷害死亡/後遺障害 最高2000万
傷害治療 100万 (1回のケガにつき)
疾病治療 100万(1回の病気につき)
賠償責任 2000万(1回の事故につき)
携行品損害 20万 (1旅行/1年でリセット)
救援者費用 100万(1旅行/1年でリセット)
飛行機遅延/欠航 なし
ロストバゲージ なし
(引受保険会社は、損保ジャパン日本興亜)

カード付帯の海外旅行保険を選ぶとき、一番重要なのは、一番使う確率の高い、病気ケガの治療費用の補償額です。それがJCBエイトでは、上限100万円です。100万円は悪い額ではないのですが、これだけで海外へ行くのは、保険金不足が心配。必ず他の保険付帯カードと一緒に持っていくようにしてください。

年会費無料ですし、保険は自動付帯なので、保険を上乗せする目的のカードとして持つカードとしては、最適です。

JCBエイトカードに、プラスどれだけで海外旅行保険は十分か?

ハッキリ言えば、JCBエイトカード1枚の保険だけでは足りません

足りるか足りないか、で問題となる項目は、

●疾病・傷害治療費用の額
●救援者費用の額

の2つです。その中でも疾病・傷害治療費用は、風邪や腹痛でも使う可能性があり、一番使う確率が高いので最重要。

その治療費用で、必要額を考えてみると、大雑把な額ですが↓こんな感じになります。

必要最低限の医療費とカード枚数
アジア 300〜500万⇒カード2,3枚
(台湾300万、香港400万、シンガポール500万)
ヨーロッパ 400〜600万⇒カード2,3枚
オーストラリア 400万⇒カード2枚
アメリカ(ハワイ含む) 1000万以上⇒カード5枚
(グアム・サイパンは400万くらい)

という感じです。なので、JCBエイトカード1枚の付帯保険だけでは「アジアでも保険金が不足する心配アリ」というレベルです。ですので、他のカード付帯保険も使って上乗せする必要があるんですね。上乗せについては、↓次に、説明します。

足りない分は、他のカード付帯保険との合算でカバー

クレジットカード付帯海外旅行保険に他の保険を上乗せ

JCBエイトカード1枚だけの付帯保険で足りないので、他の保険付きクレジットカードを持ち、保険を上乗せさせます。

海外旅行保険付きのクレジットカードを2枚以上持っていた場合は、それぞれの項目の補償限度額が合算されるのです!(ただし傷害死亡/後遺障害の項目は合算されない)

具体例で見てみましょう。JCBエイトカードに、比較表1位のエポスカード(VISA)で上乗せするとします。

↓表で見ると、補償額はこんな感じに合算されます。

JCB EIT(エイト)カード
JCBエイトカード
エポスカード
エポスカード
合算結果
保険期間 90日 90日 90日
条件 自動付帯 自動付帯    
傷害死亡
/後遺障害
2000万 500万 2000万
傷害治療
費用
100万 200万 300万
疾病治療
費用
100万 270万 370万
賠償責任 2000万 2000万 4000万
携行品損害 20万 20万 40万
救援者費用 100万 100万 200万
  エポスカード詳細    

※「傷害死亡/後遺障害」の項目だけは合算されず、高い金額のほうが上限になる。

↑この合算後の額なら、アジア旅行なら、一応、安心できますね。もう少し保険金があったほうが安心という人は、保険付帯カードをさらにもう一枚作っておくと、さらに上乗せになります。合算&必要な保険額に関しては、↑こういう感じで考えてください。

ちなみに、合算させる目的でカードを選ぶなら、保険が自動付帯のカードのほうが余計な手続き不要なのでラクです。

ただし、JCBエイトカードは、国際ブランドをJCBしか選べません。上乗せ用のカードの選び方としては、JCBエイトカードの国際ブランドとは別のものを選ぶのがオススメです。なぜなら、海外ではVISAしか使えない店や、マスターしか使えない店、などがあるからです。

上乗せ用の年会費無料や年会費の安いカードを探すなら、こちらの比較表から探してみてください。国際ブランドもわかるようにしています。⇒クレジットカード海外旅行保険比較表(80種以上)

JCBのメリット。10万円以上の高額な持ち物がある人は、JCBのトッピング保険がおすすめ

JCBトッピング保険 携行品プラン

このJCB EITを含む、JCBカードのメリットとして、JCBカード会員だけで加入できる「トッピング保険」というものがあります。このトッピング保険の中で、海外旅行者には「携行品プラン」(月額240円)がおすすめ。

JCBトッピング保険の携行品プランが海外旅行者にオススメな理由

なぜ、トッピング保険の携行品プランがオススメなのかと言うと、携行品損害の保険金が時価評価額ではなく、再調達価額でもらえるから。簡単に言えば、JCBトッピング保険を使うと、カード付帯保険より保険金がたくさんもらえるからオススメ、ということです。

普通のカード付帯保険でも、もちろん「携行品損害」という項目で、持ち物の盗難や破損はカバーされます。でも、もらえる保険金が時価評価なんです。「時価」とは、文字が示すとおり、その商品を購入してから時間が経っていれば経っているほど、もらえる保険金は少なくなるということ。時価評価の場合、買ってから時間が長く経っているものは、盗難/破損されたので再購入したいと思っても、保険金だけでは足りなくなります。それが、普通のカード付帯保険のイマイチな点です。

それが、このトッピング保険なら、「再調達価額」つまり「もう一回買うために必要な価格」のぶんだけ保険金をもらえるので、不足することなく再購入できる、というわけです。

トッピング保険は携行品損害の保険金が多い
カード付帯保険 ⇒ 時価額で評価(=もらえる保険金が少ない)
トッピング保険 ⇒ 再調達価額で評価(=もらえる保険金が多い)

また、普通の海外旅行保険だと、「携行品1つにつき10万円」という限度額があるのですが、このトッピング保険では「1つにつき」という縛りはなく、保険自体の限度額である30万円までカバーされる、というのも特徴です。高級時計や高級バッグ、楽器など、高価なものを運ぶ必要がある人にはオススメです。ただし、残念ながら、携帯電話、スマートフォンやタブレット、ノート型パソコンは保険対象外です。

あと、気になるのが月額240円の保険料ですが、これは、1ヶ月ごとにカードに請求されるので、1ヶ月だけ加入することも可能。ネットから申込で、申込翌日AM0時から保険が有効になります。解約は電話になりますが、いつ解約するのも自由です。

ちなみに、この携行品プランは、海外だけではなく、日本でも有効な保険です。

JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)の長所と短所まとめ

JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)の長所と短所

長所
保険金が時価評価額ではなく、再調達価額でもらえる
携行品1つにつき10万円という補償限度額がない(=30万円まで補償)
ネットから申込で、1ヶ月だけの加入も可能
日本でも保険は有効

短所
携帯電話、スマートフォンやタブレット、ノート型パソコンは保険対象外

ちなみに、このJCBのトッピング保険、JCBマークが付いているカードなら、どれでも加入できるわけではなく、JCB本家が発行しているカードじゃないとダメなので、ご注意ください。

 

JCBエイトカードのその他の評判の良い特典

JCBエイトカードの、その他の評判が良い特典を見てみましょう。

JCBエイトカードはキャッシュレス診療OK

キャッシュレス医療サービスの仕組み

大都市限定になりますが、 JCBエイトカードの付帯保険では、キャッシュレス診療が可能です。

キャッシュレス診療とは、「キャッシュレス・メディカルサービス」とか、「医療費キャッシュレスサービス」だとかの呼び名があるのですが、すべて同じです。要は、「現地の病院にかかったときに、保険会社が直接、病院に支払いをしてくれて、自分で支払いをしないで済む」というサービスです。

昔は、このサービスが無く、現地の病院では一度自分で支払いをし(立て替え払いをし)、その後、カード会社(保険会社)に領収書などと一緒に申請をする、という面倒な手続きが必要でした。その面倒な手続きが、JCBエイトカードでは不要になる、ということです。

※最近のカード付帯保険は、ほぼ9割くらいの保険付帯カードが、キャッシュレス診療可能になっています。

ただし、キャッシュレス可能なカードでも、保険会社との提携病院がない場所(たとえば田舎など)では、キャッシュレス診療は不可能で、まず自費で立替をして、それから保険金申請手続が必要です。

キャッシュレス診療の使い方のコツ

私も上海滞在時代や海外旅行で何度か使ったので、キャッシュレス診療の使い方のコツを少し書いておきます。それは2つ。

キャッシュレス診療利用の2つのコツ
●体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
●いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと

いくら大都市でも、すべての病院が保険会社の提携病院であることはありません。もし飛び込みで病院に行ってしまうと、提携病院ではない場合、キャッシュレス診療サービスは使えないことになります。

なので、まずは提携病院がどこの病院なのか、を調べておく。提携病院が近くにないこともあるからです。そして、実際に病院に行きたくなったら、カード会社に電話して病院を予約してもらう。そうすれば確実にキャッシュレス診療をしてもらうことができます。

※以前は「健康なうちに提携病院を保険会社に聞いておくと安心ですよ」と読者さんにはアドバイスしていたのですが、2016年7月と8月の調査で、いくつかの保険会社で提携病院を教えてもらうのを断られました(涙)。理由はここでは割愛しますが、「本当に体調の悪いときしか提携病院を教えてもらえない」ということがあることは覚えておいてください。

JCBエイトカードの保険は留学にも使える(保険の付保証明書を発行可能)

外国のビザ取得や、留学するときに、カード付帯保険の付保証明書(カードに保険が付いていることの証明書)の提出が必要な場合があります。

JCBカードでは、日本語はもちろん、英語・ドイツ語・フランス語などの付保証明書も発行できるので、留学にもバッチリ使えます。

 

JCB EITカードは、リボ払い専用だが一括払いに設定変更可能

このJCB EITは、リボ払い専用カードなのですが、設定で、金利なしの一括支払いにすることができます。要は、普通のカードと同じように使えるようにする設定があるのです。

その設定とは、毎月の支払い金額を最高まで上げておく、ということ。これをしておくだけで、普通のクレジットカードと変わらない使い方ができます。(詳細はこちらの記事で⇒JCBエイト(EIT)カードのリボ払い回避のコツ)

JCBカードは不正利用への対応が良い

カード自体が盗まれたり、カード番号を盗まれたりすることで起こる不正利用。その不正利用に対して、カード会員の被害を少なくすることを第一に動いてくれるのが、JCBとアメックスだ、というのが海外旅行好きの間で評判です。その意味で、JCBカードは、海外で使っても安心感があります。

JCBカードは世界各地のJCBプラザで日本語で相談が可能

JCBカードは、世界各地の有名都市に「JCBプラザ」という施設を置いており、そこに行けば、日本語のガイドブックが見れたり、日本語で現地のことの相談ができたりします。

JCBプラザで対応してくれる人は、現地在住の日本人や、日本語堪能な現地の人なので、現地情報を教えてもらえて重宝します。私は、初めて行く土地では、結構利用します。

ショッピング保険は年間100万円まで

JCBエイトカードには、ショッピングガード保険(動産総合保険)も付いています。保険金の限度額は年間100万円まで。JCBエイトで買った商品を、購入日から90日間、盗難・破損などの偶然な事故によって被った損害を補償してくれます
(自己負担1万円。スマホは対象外)。

たとえば、海外で、高級カーペットを購入したが、飛行機で運んでくるときに傷がついてしまった、などの場合、保険金がもらえます。

 

JCBエイトカードのイマイチなところ

JCBエイトカードの短所というか、足りない部分も書いておきます。

空港ラウンジは使えない

JCBエイトカードは、年会費無料の一般カードなので、残念ながら空港ラウンジは使えません。空港ラウンジが使いたい人は、年会費1万円以上のカードに申し込んでください。ちなみに、JCBエイトカードにはプライオリティパスも付いていません。

子供の保険はカバーできない(家族特約ナシ・家族カードは発行可)

JCBエイトカードの付帯保険は、あくまでカード会員のみが対象。家族の保険もカバーする「家族特約」は付いていません。ですので18歳未満の子供がいる場合は、有料保険に加入するか、家族特約つきカードを別に作る必要があります。(家族特約について詳しくはこちら)

ただし、JCBエイトカードは、家族カードを無料で発行できるので、18歳以上の家族は、家族カードを作れば、カード会員と同じ保険をもらえます。

飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

JCBエイトカードの付帯保険には、飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険はありません。これらの保険も有料カードにしか付いていないものです。これらの保険は、保険金をもらうための条件も厳しいので、私は無くてもいいんじゃないかと思っています。

「でも欲しい!」という人は、↓こちらのページを御覧ください。
飛行機欠航/遅延・ロストバゲージ保険付きカード比較表(20枚以上)

JCBエイトカードでの海外キャッシングはイマイチ

現地ATMで現地通貨を引き出す「海外キャッシング」は、現地の両替所よりもお得に外貨両替できるオススメの方法。ただし、JCBエイトカードで、それをやるのはおすすめできません。おすすめできない理由は2つ。①両替レートの良いマスターカードを選べない、②繰上げ返済に電話代+振込手数料がかかる、
、という理由です。

海外キャッシングでお得なカードは、年会費無料のものがあるので、別に作るべきです。↓こちらでしっかり解説しています。
国際キャッシュカード徹底比較

JCBエイトカードはマスターカード・VISAは選べない

上にすでに書きましたが、カードを複数持つなら、国際ブランド(VISA/JCB/マスターカード/アメックスなど)は別々にしたほうが、海外旅行では役立ちます。その点からすると、JCBエイトカードは、JCBしか選べないので、少しデメリットと言えるでしょう。

まとめ

ポイントをまとめると、JCBエイトカードは、↓こんなカードです。

JCBエイトカードは、こんな人向けのカード
●高額なものを海外へ持っていく必要がある人
●単身者、子供がいない夫婦、子供と一緒に海外へ行く予定が無い人
●年会費無料が好きな人
●短期旅行者(90日以内)
●カード付帯保険を上乗せしたい人
●JCBカードを探している人
利用の注意点
一枚だけでは海外旅行保険は不足
海外キャッシングは別のカードがおすすめ
家族の保険はカバーできない(18歳以上なら家族カードでカバー可能)
90日以上の旅行には使えない
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い

という感じです。

JCB EITカードは、年会費無料なのですが、治療費用の補償額は100万円と少し少ないので単独の使用では不安があります。

ですが、トッピング保険など、特徴があるカードなので、保険上乗せ用として、持つには非常に良いカードだと思います。私、のむてつも、長年愛用しているカードです。

 

そんなJCBエイトですが、保険付帯カードおすすめランキングでは、5位か6位くらい。他のカードと比較するなら、こちらで御覧ください。⇒カードの海外旅行保険、補償額比較表

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のむてつ

サイト「ちょろいもんだぜ中国生活」運営。上海生活歴7年(現在日本)。中国一年目のとき、保険代理店に勧められるままに無駄に豪華な海外旅行保険に加入、あとで約4万円節約できたことを知り、泣く。そのときの後悔から海外旅行保険節約と、クレジットカード活用にハマる。日本人よ、もっと海外に挑戦しよう!

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