イオンカード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から
Contents
イオンカード海外旅行保険廃止!(涙)
スーパー関係(流通系)のカードでは、人気のあるイオンカードですが、以前は付帯されていた海外旅行保険が無くなってしまいました。
http://www.aeoncredit.co.jp/information/index.html#07
※現在は、お知らせページも無くなってしまったようです。
※海外旅行傷害保険は、海外旅行保険と同じ意味です。
現在のイオンカードセレクトにも海外旅行保険は付いていません。
現在イオンカードで海外保険付帯はゴールドとSuicaの2つだけ
調べてみたところ、現在、イオンカードの中で、海外旅行傷害保険が付帯しているのは、
●イオンゴールドカード
●イオンSuicaカード
の2枚だけ、でした。
で、さらに、その海外旅行保険の内容を調べてみたのですが、↓このように、少々不安が残る内容になりました。
保険は自動付帯で申し込み不要。でも保険内容が心配
イオンゴールドカード、イオンSuicaカードともに、付帯する海外保険は、自動付帯。ですので、特に保険の申し込みは必要なく、海外へ行くだけで自動的に保険が有効になります。これはメリットですね。自動付帯に関しては、↓こちらのページで解説しています。
ただ、自動付帯なのは良いのですが、この2つのイオンカード、他の部分で不安が残るのです。どんな不安なのか、下で解説します。
イオンカードゴールドの海外旅行傷害保険
まず、イオンゴールドカードです。
このイオンゴールドカードは、普通の人がすぐ作れないのが、欠点です。どういうことかと言うと、イオンゴールドカードは、イオンカードを年間100万円以上使った人だけ作る権利がもらえるのです。海外保険付きのイオンゴールドカードを作るために、保険無しのイオンカードで年間100万円使うというのも、ちょっと微妙ですよね。。。
付帯する海外旅行傷害保険も、↓このように、すごく良いというわけでもないです。一番のおすすめカードであるエポスカードと比較してみましょう。
イオンゴールドカードと、誰でも申し込めるエポスカード(年会費無料)との比較
イオンゴールドカード |
エポスカード |
||
---|---|---|---|
年会費 | 年会費無料 | 年会費無料 | |
保 険 金 限 度 額 |
傷害死亡/後遺傷害 | 3000万円 | 500万円 |
★重要 傷害・疾病治療費 |
傷害200万円 疾病100万円 |
傷害200万円 疾病270万円 |
|
賠償責任 | 3000万円 | 2000万円 | |
携行品損害 | 30万円 | 20万円 | |
救援者費用 | 100万円 | 100万円 | |
詳細 | イオンゴールド詳細 | エポスカード詳細 |
↑これを見ると、イオンゴールドカードは、病気治療費が100万と低いのが気になりますね。海外旅行保険の補償項目の中で一番重要なのが、病気ケガの治療費です。医療費が比較的安いアジアの国々でも、ケガ治療費・病気治療費は300万は確保しておきたいもの。それを考えると、イオンゴールド1枚では保険不足。なので、他のカードと併用して上乗せすることをオススメします。(カード付帯保険の上乗せに関してはコチラの記事を参照してください)
また、もう一点、イオンゴールドカード付帯の海外保険で注意してほしいのは、保険期間が1ヶ月であることです。イオンSuicaカードの保険期間は3ヶ月ですし、その他のカードも3ヶ月が普通ですので、ちょっとケチってますよね。
イオンゴールドは、病気の補償も100万円を限度としていて、全体的に、保険として重要な部分をケチっている印象があります。年会費無料なので仕方ないのかもしれないですが、やはり、保険で使えるカードとは言いがたいです。
さらに詳しい分析は、↓こちらのページで行っています。
イオンSuicaカードの海外旅行傷害保険
次に、イオンSuicaカードです。
こちらのイオンSuicaカードは、誰でも申し込みでき、年会費無料。良さそうに思えるのですが、実は、付帯する海外旅行保険の内容が、しょぼいのです。。。
ふたたび、エポスカードと比較してみましょう。
イオンSuicaカードと、エポスカード(年会費無料)との比較
イオンSuicaカード |
エポスカード |
||
---|---|---|---|
年会費 | 年会費無料 | 年会費無料 | |
保 険 金 限 度 額 |
傷害死亡/後遺傷害 | 500万円 | 500万円 |
★重要 傷害・疾病治療費 |
傷害50万円 疾病50万円 |
傷害200万円 疾病270万円 |
|
賠償責任 | なし | 2000万円 | |
携行品損害 | なし | 20万円 | |
救援者費用 | なし | 100万円 | |
詳細 | イオンSuicaカード (公式サイト) |
エポスカード詳細 |
さきほども書きましたが、海外旅行保険の補償項目の中で一番重要なのが、病気ケガの治療費。医療費が比較的安いアジアの国々でも、ケガ治療費・病気治療費は300万は確保しておきたい。それを考えると、イオンSuicaカードの50万円という額は、完全に保険不足です。
また、そこまで重要ではないとは言え、賠償責任、携行品、救援者費用の補償がゼロ、というのもガッカリです。普通の保険付帯カードでは、どれもカバーされている内容ですから。
もし、どうしてもイオンSuicaカードを持っておきたい、という人は、他の保険付帯カードを持ち、海外旅行保険を必ず上乗せしてください。(カード付帯保険の上乗せに関してはコチラを参照)
結論としては、ハッキリ言ってしまえば、イオンSuicaカードは海外旅行保険目的で選ぶカードではないです。他の年会費無料カードでも、イオンSuicaカード以上の海外保険がついているカードはたくさんあるからです。↓こちらのページでまとめています。
イオンカードは、「毎月20日と30日にジャスコとグループ各店で5%引き」など、ショッピング面では、メリットの多いカードなのですが、海外旅行に関しては、あまりメリットがないといえます。
結論としては、イオンゴールドカードも、イオングループで買い物をする人がメインのカードであり、海外旅行向けのカードではないということですね。