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イオンカード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から

 2012/03/28 イオンカード
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イオンカードの海外旅行保険には注意

イオンカード海外旅行保険廃止!(涙)

スーパー関係(流通系)のカードでは、人気のあるイオンカードですが、以前は付帯されていた海外旅行保険が無くなってしまいました。

イオンカード海外旅行保険終了のお知らせ(画像)
http://www.aeoncredit.co.jp/information/index.html#07
※現在は、お知らせページも無くなってしまったようです。
※海外旅行傷害保険は、海外旅行保険と同じ意味です。

現在のイオンカードセレクトにも海外旅行保険は付いていません。

現在イオンカードで海外保険付帯はゴールドとSuicaの2つだけ

調べてみたところ、現在、イオンカードの中で、海外旅行傷害保険が付帯しているのは、

●イオンゴールドカード
●イオンSuicaカード

の2枚だけ、でした。

で、さらに、その海外旅行保険の内容を調べてみたのですが、↓このように、少々不安が残る内容になりました。

保険は自動付帯で申し込み不要。でも保険内容が心配

イオンゴールドカード、イオンSuicaカードともに、付帯する海外保険は、自動付帯。ですので、特に保険の申し込みは必要なく、海外へ行くだけで自動的に保険が有効になります。これはメリットですね。自動付帯に関しては、↓こちらのページで解説しています。

ただ、自動付帯なのは良いのですが、この2つのイオンカード、他の部分で不安が残るのです。どんな不安なのか、下で解説します。

イオンカードゴールドの海外旅行傷害保険

イオンゴールドカード

まず、イオンゴールドカードです。

このイオンゴールドカードは、普通の人がすぐ作れないのが、欠点です。どういうことかと言うと、イオンゴールドカードは、イオンカードを年間100万円以上使った人だけ作る権利がもらえるのです。海外保険付きのイオンゴールドカードを作るために、保険無しのイオンカードで年間100万円使うというのも、ちょっと微妙ですよね。。。

付帯する海外旅行傷害保険も、↓このように、すごく良いというわけでもないです。一番のおすすめカードであるエポスカードと比較してみましょう。

イオンゴールドカードと、誰でも申し込めるエポスカード(年会費無料)との比較

  イオンゴールドカード
イオンゴールドカード
エポスカード
エポスカード
年会費 年会費無料 年会費無料





傷害死亡/後遺傷害 3000万円 500万円
★重要
傷害・疾病治療費
傷害200万円
疾病100万円
傷害200万円
疾病270万円
賠償責任 3000万円 2000万円
携行品損害 30万円 20万円
救援者費用 100万円 100万円
詳細 イオンゴールド詳細 エポスカード詳細

↑これを見ると、イオンゴールドカードは、病気治療費が100万と低いのが気になりますね。海外旅行保険の補償項目の中で一番重要なのが、病気ケガの治療費です。医療費が比較的安いアジアの国々でも、ケガ治療費・病気治療費は300万は確保しておきたいもの。それを考えると、イオンゴールド1枚では保険不足。なので、他のカードと併用して上乗せすることをオススメします。(カード付帯保険の上乗せに関してはコチラの記事を参照してください)

また、もう一点、イオンゴールドカード付帯の海外保険で注意してほしいのは、保険期間が1ヶ月であることです。イオンSuicaカードの保険期間は3ヶ月ですし、その他のカードも3ヶ月が普通ですので、ちょっとケチってますよね。

イオンゴールドは、病気の補償も100万円を限度としていて、全体的に、保険として重要な部分をケチっている印象があります。年会費無料なので仕方ないのかもしれないですが、やはり、保険で使えるカードとは言いがたいです。

さらに詳しい分析は、↓こちらのページで行っています。

イオンSuicaカードの海外旅行傷害保険

イオンSuicaカードは海外旅行保険付き
イオンカードの中で珍しく、海外旅行保険付きであるイオンSuicaカード

次に、イオンSuicaカードです。

こちらのイオンSuicaカードは、誰でも申し込みでき、年会費無料。良さそうに思えるのですが、実は、付帯する海外旅行保険の内容が、しょぼいのです。。。

ふたたび、エポスカードと比較してみましょう。

イオンSuicaカードと、エポスカード(年会費無料)との比較

  イオンSuicaカードは海外旅行保険付き
イオンSuicaカード
エポスカード
エポスカード
年会費 年会費無料 年会費無料





傷害死亡/後遺傷害 500万円 500万円
★重要
傷害・疾病治療費
傷害50万円
疾病50万円
傷害200万円
疾病270万円
賠償責任 なし 2000万円
携行品損害 なし 20万円
救援者費用 なし 100万円
詳細 イオンSuicaカード
(公式サイト)
エポスカード詳細

さきほども書きましたが、海外旅行保険の補償項目の中で一番重要なのが、病気ケガの治療費。医療費が比較的安いアジアの国々でも、ケガ治療費・病気治療費は300万は確保しておきたい。それを考えると、イオンSuicaカードの50万円という額は、完全に保険不足です。

また、そこまで重要ではないとは言え、賠償責任、携行品、救援者費用の補償がゼロ、というのもガッカリです。普通の保険付帯カードでは、どれもカバーされている内容ですから。

もし、どうしてもイオンSuicaカードを持っておきたい、という人は、他の保険付帯カードを持ち、海外旅行保険を必ず上乗せしてください。(カード付帯保険の上乗せに関してはコチラを参照)

結論としては、ハッキリ言ってしまえば、イオンSuicaカードは海外旅行保険目的で選ぶカードではないです。他の年会費無料カードでも、イオンSuicaカード以上の海外保険がついているカードはたくさんあるからです。↓こちらのページでまとめています。

イオンカードは、「毎月20日と30日にジャスコとグループ各店で5%引き」など、ショッピング面では、メリットの多いカードなのですが、海外旅行に関しては、あまりメリットがないといえます。

結論としては、イオンゴールドカードも、イオングループで買い物をする人がメインのカードであり、海外旅行向けのカードではないということですね。

[コツ]保険付帯カードは、まず「子供の保険が必要かどうか」で決めるべき
保険付帯カードを選ぶコツは、まずは「18歳未満の子供の保険が必要かどうか?」を決めること。

●子供の保険が必要 ⇒家族特約付きカード(種類少ない。年会費高い)
●子供の保険は不要 ⇒一般カード(種類多い。年会費安い)


となります。配偶者や同居家族がいても、18歳以上なら、家族カードを作ることで、同じ保険を持つことができるので、家族特約付きカードは不要です。

子供の保険が不要な人は、↓こちらの比較表をどうぞ。


海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)
海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)

(↑画像をクリックすると飛びます)

子供の保険も欲しい人は、↓こちらの家族特約付きカード比較表を。


家族特約付き海外旅行保険50枚比較表
家族特約付き海外旅行保険50枚比較表

(↑画像をクリックすると飛びます)

学生さんは、学生ならではのお得なカードがあります。こちら↓


海外旅行する学生のおすすめクレジットカード選び
海外旅行する学生のおすすめクレジットカード選び


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のむてつ

のむてつ

元高校教師。公務員を辞め、上海に渡り起業。上海生活7年(現在日本)、国際結婚歴13年、海外ビジネス歴17年。もともと自分のために調べ始めたカード付帯保険ですが、ブログでまとめるようになって15年。2019年末で、読者からいただいた相談数が1,000件を超えました。今も海外滞在者の役に立つよう、情報を集め続けています。

2019年6月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2019年6月 マレーシア在住者向け勉強会
2018年8月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2018年8月 マレーシア在住者向け勉強会
2018年8月 カード保険勉強会@ペナン島
2018年4月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2017年10月 マレーシア在住者向け勉強会

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