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JCBゴールドの海外旅行保険&海外旅行での注意点←海外生活者の視点から

 2017/04/21 個別解説 さ行(さしすせそ)
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JCBゴールド
JCBゴールドの特長は、①家族の保険が充実、②10万円以上の高価な手荷物もカバー、②JCBの手厚いサービス
 

JCBゴールドカードの海外旅行保険は、ゴールドカードの中でもトップを争うレベルのおトクさ。保険は非常に充実しており、おすすめのカードです。

ゴールドカードのトップ3で比較すると、
海外旅行保険の補償額ではセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンゴールドアメックスと表記)の勝ち(特に家族の保険で負ける)、
年会費では三井住友VISAゴールドの勝ち(年会費を半額にする方法あり)、
持ち物に10万円以上のものがある人にはJCBゴールドがおすすめ、

という感じで分かれます(下で詳しく比較します)。

JCBゴールドは、こういう人向け

●10万円以上の高額な持ち物を海外へ持っていく人
●家族の保険もカバーする「家族特約」付きのカードは欲しい人
●自分と配偶者、子供も含めて、海外へ行く機会が多い人
●子供が海外留学(3ヶ月以内)へ行く人
●不正利用対応や海外のJCBプラザなど、手厚いサポートが欲しい人

こういう人には向かない

こういう人には、JCBゴールドは向いていません。他のカードをおすすめします。

●家族の保険金は最高のものが欲しい人
 ⇒家族の治療費用限度額がゴールドカード最高の300万円である、セゾンゴールドアメックスをおすすめします。
●家族の保険も欲しいが年会費1万円はキツイと思う人
 ⇒年会費を最低4000円まで削減できる三井住友VISAゴールドをおすすめします。
●年会費無料のカードを探している人
 ⇒年会費無料カードはこちらへ
●海外キャッシングでお得なカードが欲しい人
 ⇒海外キャッシングでお得なカードはこちらへ

海外旅行保険の補償額

JCBゴールドの海外旅行保険は、補償額で見ると非常に良いです。5段階評価で言えば、最高評価の「5」です。ただし、家族に対する補償額は少し減ります(平均から考えれば十分高いですが)。

本人補償額
傷害死亡/後遺障害 5000万(1億)
傷害治療費用 300万
疾病治療費用 300万
携行品損害  50万
賠償責任   5000万(1億)
救援者費用  400万
※本人はキャッシュレス可
※( )内は、交通費などをカード払いした場合の額

家族特約対象者の補償額
傷害死亡/後遺障害 1000万
傷害治療費用 200万
疾病治療費用 200万
携行品損害  50万
賠償責任   2000万
救援者費用  200万
※家族はキャッシュレス不可

年会費無料カードの中で、一番、海外旅行保険が充実しているカードで、治療費用が200万円のレベルです。そのことを考えると、JCBゴールドの治療費用は300万と高く、家族の治療費用も200万円なので、付帯保険の充実度が、よくわかりますね。

参考記事:ゴールドカード海外旅行保険比較表

JCBゴールドの家族特約は子供OK、配偶者は対象外。同居の親もダメ。19歳未満の子供のみ対象。

JCBゴールドの家族特約は、家族特約の範囲が狹く、19歳以上の家族は、↓このように家族特約対象外です。

家族特約(配偶者と同居の親は対象外)

ですので、対策としては、↓この図のように、19歳以上の家族は家族カードを発行して、家族カードに付帯する保険でカバーすることが必要です。

家族特約と家族カードのあわせ技

JCBゴールドの場合、家族カードは一枚目は年会費無料。2枚目以降は年1,000円の年会費がかかります。

JCBゴールドの家族特約の詳細は、↓こうなっています。

JCBカード公式サイトより
●「家族特約」対象者とは、JCBゴールド本会員と生計を共にするご家族で、19歳未満のお子様をいいます。
●保険金請求の際に健康保険証または公的証明の写しにより、本会員と同一生計の家族であることを確認させていただきます。

保険条件は自動付帯

付帯する海外旅行保険は、自動付帯なので、海外へ行けば自動的に保険が有効になります。これは、カード会員である自分だけではなく、家族カード会員、家族特約対象者も同じ条件です。

ですので、自分が同行しない、子供だけの海外短期留学などでも、子供が海外へ行っただけで海外旅行保険は有効になります。

セゾンゴールドアメックス、三井住友VISAゴールドとの比較

家族特約が付いていて、一番保険が充実しているセゾンゴールドアメックスと、年会費を安くできる三井住友ゴールドと、JCBゴールドの3枚を比較してみましょう。

セゾンゴールドアメックス
セゾンゴールドアメックス
三井住友VISAゴールド
三井住友VISAゴールド
JCBゴールド
JCBゴールド
国際
ブランド
年会費 ¥10000 最安¥4000 ¥10000
家族カード ¥1000 ①無料②¥1000 ①無料②¥1000
自分への補償限度額 傷害死亡 5000万 1000万
(5000万)
5000万
(1億)
ケガ 300万 300万 300万
病気 300万 300万 300万
賠償責任 3000万 5000万 5000万
(1億)
携行品 旅* 30万 50万 50万
30万 50万 50万
救援者 200万 500万 400万
保険条件 自動付帯 自動付帯 自動付帯
キャッシュレス
以下、家族への補償限度額(家族特約)
補償限度額 傷害死亡 1000万 1000万 1000万
ケガ 300万 200万 200万
病気 300万 200万 200万
賠償責任 3000万 2000万 2000万
携行品 旅* 30万 50万 50万
30万 50万 50万
救援者 200万 200万 200万
保険条件 自動付帯 自動付帯 自動付帯
キャッシュレス × ×
備考 詳細 詳細  

※年会費は税込み額
※( )内は旅費をカード払いしたときの補償額

JCBのメリット。10万円以上の高額な持ち物がある人は、JCBのトッピング保険がおすすめ

JCBトッピング保険 携行品プラン

このJCBゴールドを含む、JCBカードのメリットとして、JCBカード会員だけで加入できる「トッピング保険」というものがあります。このトッピング保険の中で、海外旅行者には「携行品プラン」(月額240円)がおすすめ。

JCBトッピング保険の携行品プランが海外旅行者にオススメな理由

なぜ、トッピング保険の携行品プランがオススメなのかと言うと、携行品損害の保険金が時価評価額ではなく、再調達価額でもらえるから。簡単に言えば、JCBトッピング保険を使うと、カード付帯保険より保険金がたくさんもらえるからオススメ、ということです。

普通のカード付帯保険でも、もちろん「携行品損害」という項目で、持ち物の盗難や破損はカバーされます。でも、もらえる保険金が時価評価なんです。「時価」とは、文字が示すとおり、その商品を購入してから時間が経っていれば経っているほど、もらえる保険金は少なくなるということ。

時価評価の場合、買ってから時間が長く経っているものは、盗難/破損されたので再購入したいと思っても、保険金だけでは足りなくなります。それが、普通のカード付帯保険のイマイチな点です。

それが、このトッピング保険なら、「再調達価額」つまり「もう一回買うために必要な価格」のぶんだけ保険金をもらえるので、不足することなく再購入できる、というわけです。

トッピング保険は携行品損害の保険金が多い
カード付帯保険 ⇒ 時価額で評価(=もらえる保険金が少ない)
トッピング保険 ⇒ 再調達価額で評価(=もらえる保険金が多い)

また、普通の海外旅行保険だと、「携行品1つにつき10万円」という限度額があるのですが、このトッピング保険では「1つにつき」という縛りはなく、保険自体の限度額である30万円までカバーされる、というのも特徴です。高級時計や高級バッグ、楽器など、高価なものを運ぶ必要がある人にはオススメです。ただし、残念ながら、携帯電話、スマートフォンやタブレット、ノート型パソコンは保険対象外です。

あと、気になるのが月額240円の保険料ですが、これは、1ヶ月ごとにカードに請求されるので、1ヶ月だけ加入することも可能。ネットから申込で、申込翌日AM0時から保険が有効になります。解約は電話になりますが、いつ解約するのも自由です。

ちなみに、この携行品プランは、海外だけではなく、日本でも有効な保険です。

JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)の長所と短所まとめ

JCBトッピング保険の携行品プラン(月240円)の長所と短所

長所
保険金が時価評価額ではなく、再調達価額でもらえる
携行品1つにつき10万円という補償限度額がない(=30万円まで補償)
ネットから申込で、1ヶ月だけの加入も可能
日本でも保険は有効

短所
携帯電話、スマートフォンやタブレット、ノート型パソコンは保険対象外

ちなみに、このJCBのトッピング保険、JCBマークが付いているカードなら、どれでも加入できるわけではなく、JCB本家が発行しているカードじゃないとダメなので、ご注意ください。

JCBゴールドカードに、プラスどれだけで海外旅行保険は十分か?

ハッキリ言えば、JCBゴールドカード1枚の保険だけでは足りません

足りるか足りないか、で問題となる項目は、

●疾病・傷害治療費用の額
●救援者費用の額

の2つです。その中でも疾病・傷害治療費用(=病院費用の保険金)は、風邪や腹痛でも使う可能性があって一番使う確率が高い。また、日本の3割負担とは違い、全額を保険金でもらえるので、最も重要視したい項目です。

その治療費用で、必要額を考えてみると、大雑把な額ですが↓こんな感じになります。

必要最低限の医療費とカード枚数
アジア 300〜500万⇒カード2,3枚
(台湾300万、香港400万、シンガポール500万)
ヨーロッパ 400〜600万⇒カード2,3枚
オーストラリア 400万⇒カード2枚
アメリカ(ハワイ含む) 1000万以上⇒カード5枚
(グアム・サイパンは400万くらい)

という感じです。なので、JCBゴールドカード1枚の付帯保険だけでは、家族の保険が「アジアでも保険金が不足する心配アリ」というレベルです。ですので、他のカード付帯保険も併用して、保険を上乗せしましょう。上乗せについては、↓次に、説明します。

足りない分は、他のカード付帯保険との合算でカバー

クレジットカード付帯海外旅行保険に他の保険を上乗せ

JCBゴールド1枚だけの付帯保険で足りないので、他の保険付きクレジットカードを持ち、保険を上乗せさせます。

海外旅行保険付きのクレジットカードを2枚以上持っていた場合は、それぞれの項目の補償限度額が合算されるのです!(ただし傷害死亡/後遺障害の項目は合算されない)

具体例で見てみましょう。JCBゴールドに、年会費無料で家族特約つき(ただし保険金額は少ない)の「プラスハッピーUCカード」で上乗せするとします。

↓表で見ると、補償額はこんな感じに合算されます。

※年会費は税込み額

JCBゴールド
JCBゴールド
プラスハッピーUCカード
プラスハッピーUCカード
合算結果
国際
ブランド
   
年会費 ¥10000 無料 合計
¥10000
家族カード 1枚目無料 ¥650 合計
¥650
自分への補償限度額 傷害死亡 5000万
(1億)
2000万 5000万
(1億)
ケガ 300万 150万 450万
病気 300万 150万 450万
賠償責任 5000万
(1億)
2000万 7000万
(1億)
携行品 旅* 50万 20万 70万
50万 20万 70万
救援者 400万 100万 500万
保険条件 自動付帯 自動付帯    
キャッシュレス
以下、家族への補償限度額(家族特約)
補償限度額 傷害死亡 1000万 1000万 1000万
ケガ 200万 100万 300万
病気 200万 100万 300万
賠償責任 2000万 1000万 3000万
携行品 旅* 50万 20万 70万
50万 20万 70万
救援者 200万 100万 300万
保険条件 自動付帯 自動付帯    
キャッシュレス × ×    
備考 プラスハッピーUCカード詳細ページ    

※( )内は旅費をカード払いしたときの補償額。
※携行品の「旅」は「1旅行につき」の意味。
※「傷害死亡/後遺障害」の項目だけは合算されず、高い金額のほうが上限になる。

↑この合算後の額なら、アジア旅行なら安心できますね。もう少し保険金があったほうが安心という人は、保険付帯カードをさらにもう一枚作っておくと、さらに上乗せになります。合算&必要な保険額に関しては、↑こういう感じで考えてください。

ちなみに、合算させる目的でカードを選ぶなら、保険が自動付帯のカードのほうが余計な手続き不要なのでラクです。

また、クレジットカードを2枚持ちするときには、国際ブランド(VISA/マスター/JCB/アメックス等)は、違うブランドのほうが海外旅行では便利です。なぜなら、海外ではVISAしか使えない店や、マスターしか使えない店、などがあるからです。2枚ともVISAだと、両方カード利用できない可能性も出てくるからです。

他のカードも見てみたいなら、こちらの比較表から探してみてください。⇒家族特約付きカード比較表

JCBゴールドカードのその他の評判の良い特典

JCBゴールドの、その他の評判が良い特典を見てみましょう。

JCBゴールドカードはキャッシュレス診療OK

キャッシュレス医療サービスの仕組み

大都市限定になりますが、JCBゴールドの付帯保険では、キャッシュレス診療が可能です。

キャッシュレス診療とは、「キャッシュレス・メディカルサービス」とか、「医療費キャッシュレスサービス」だとかの呼び名があるのですが、すべて同じです。要は、「現地の病院にかかったときに、保険会社が直接、病院に支払いをしてくれて、自分で支払いをしないで済む」というサービスです。

昔は、このサービスが無く、現地の病院では一度自分で支払いをし(立て替え払いをし)、その後、カード会社(保険会社)に領収書などと一緒に申請をする、という面倒な手続きが必要でした。その面倒な手続きが、JCBゴールドでは不要になる、ということです。

※最近のカード付帯保険は、ほぼ9割くらいの保険付帯カードが、キャッシュレス診療可能になっています。

ただし、キャッシュレス可能なカードでも、保険会社との提携病院がない場所(たとえば田舎など)では、キャッシュレス診療は不可能で、まず自費で立替をして、それから保険金申請手続が必要です。

キャッシュレス診療の使い方のコツ

私も上海滞在時代や海外旅行で何度か使ったので、キャッシュレス診療の使い方のコツを少し書いておきます。それは3つ。

キャッシュレス診療利用の3つのコツ
●体調が悪くなるかも、という段階で提携病院を聞いておく
●いきなり病院に行ってはダメ。カード会社に電話して病院を手配してもらうこと
●土日祝、年末年始など、カード会社が休みの日はキャッシュレス不可

いくら大都市でも、すべての病院が保険会社の提携病院であることはありません。もし飛び込みで病院に行ってしまうと、提携病院ではない場合、キャッシュレス診療サービスは使えないことになります。

なので、まずは提携病院がどこの病院なのか、を調べておく。提携病院が近くにないこともあるからです。そして、実際に病院に行きたくなったら、カード会社に電話して病院を予約してもらう。そうすれば確実にキャッシュレス診療をしてもらうことができます。

※以前は「健康なうちに提携病院を保険会社に聞いておくと安心ですよ」と読者さんにはアドバイスしていたのですが、2016年7月と8月の調査で、いくつかの保険会社で提携病院を教えてもらうのを断られました(涙)。理由はここでは割愛しますが、「本当に体調の悪いときしか提携病院を教えてもらえない」ということがあることは覚えておいてください。

キャッシュレス診療はカード会社に会員確認が必要

そして、3つ目のポイント、「土日祝、年末年始などはキャッシュレス診療不可」について。キャッシュレス診療のためには、保険会社は「その人がカードの持ち主だ」という確認が必要です(上の図の①')。普通は、その確認は1、2時間で済みます。ですが土日祝などはカード会社が休みで確認が取れません。だからキャッシュレス不可となってしまうのです。覚えておきましょう。

JCBゴールドの保険は留学にも使える(保険の付保証明書を発行可能)

外国のビザ取得や、留学するときに、カード付帯保険の付保証明書(カードに保険が付いていることの証明書)の提出が必要な場合があります。

JCBカードでは、日本語はもちろん、英語・ドイツ語・フランス語などの付保証明書も発行できるので、留学にもバッチリ使えます。

ショッピング保険(買物保険)付き

カードで買った商品が故障した場合に補償してくれるショッピング保険(買物保険)は、期間90日で年間500万円分です。この買物保険は普通レベル。もっと良いカードは、補償期間が180日間のカードなどもあります。(セディナカード、イオンカードなど)

航空機遅延/ロストバゲージ保険付き

航空機遅延/ロストバゲージ保険が、JCBゴールドには付帯しています。遅延の多いLCCや、トランジットがある旅行のときは安心です。

飛行機遅延/欠航時は2万円、手荷物遅延は2万円、手荷物紛失の場合は4万円まで出ます。補償額は年会費からすると「普通」レベルです。

参考記事:飛行機欠航/遅延・ロストバゲージ保険付きカード比較表(20枚以上)

ただし、これらの保険は、条件が厳しいので、利用するときには注意が必要です。「飛行機遅延は4時間以上の遅れor欠航」、「手荷物遅延は到着から6時間以上遅れ」、「手荷物紛失は到着から48時間以内に届かない場合」など、です。

また、もらえる保険金も、限定されています。出発便/帰国便の航空機遅延/欠航の場合に保険金がおりるのは待ち時間の食事代のみ。乗継便の航空機遅延/欠航の場合に保険金がおりるのは、ホテル宿泊料金、待ち時間の食事代のみ。ロストバゲージの場合は、衣類や生活必需品の購入費用のみ、です。

JCBカードは不正利用への対応が良い

カード自体が盗まれたり、カード番号を盗まれたりすることで起こる不正利用。その不正利用に対して、カード会員の被害を少なくすることを第一に動いてくれるのが、JCBとアメックスだ、というのが海外旅行好きの間で評判です。その意味で、JCBカードは、海外で使っても安心感があります。

JCBカードは世界各地のJCBプラザで日本語で相談が可能

JCBカードは、世界各地の有名都市に「JCBプラザ」という施設を置いており、そこに行けば、日本語のガイドブックが見れたり、日本語で現地のことの相談ができたりします。

JCBプラザで対応してくれる人は、現地在住の日本人や、日本語堪能な現地の人なので、現地情報を教えてもらえて重宝します。私は、初めて行く土地では、結構利用します。

JCBゴールドのイマイチなところ

JCBゴールドの短所というか、足りない部分も書いておきます。

JCBゴールドはマスターカード・VISAは選べない

上にすでに書きましたが、カードを複数持つなら、国際ブランド(VISA/JCB/マスターカード/アメックスなど)は別々にしたほうが、海外旅行では役立ちます。その点からすると、JCBゴールドカードは、JCBしか選べないので、少しデメリットと言えるでしょう。

海外キャッシングするなら別カードを利用すべき

現地ATMで現地通貨が引き出せる「海外キャッシング」は、銀行や両替所での両替よりも、レートもお得で便利です。

ただ、JCBゴールドでも、海外キャッシングは可能なのですが、手数料や利息を少なくするための繰り上げ返済に、国際電話が必要だったり、少々面倒です。

ですので、海外キャッシングする場合は、もっと便利に節約できる、別のカードを作ることをオススメします。(私自身も、海外キャッシング専用カードとして、年会費無料のセディナカードを持っています)

海外キャッシングでお得なカードに関しては、こちらのサイトで比較しています。
参考サイト;国際キャッシュカード徹底比較(インターナショナルカード)

まとめ

以上、JCBゴールドの海外での利用法でした。いろいろ書きましたので、再度、このカードに向いている人を書いておきます。

JCBゴールドに向いている人
●10万円以上の高額な持ち物を海外へ持っていく人
●家族の保険もカバーする「家族特約」付きのカードは欲しい人
●自分と配偶者、子供も含めて、海外へ行く機会が多い人
●子供が海外留学(3ヶ月以内)へ行く人
●不正利用対応や海外のJCBプラザなど、手厚いサポートが欲しい人

ゴールドカードは、年会費もかかりますし、気軽に持つこともできません。でもJCBゴールドなら、その年会費の価値はあると思います。

比較表でも上位に掲載しています。
海外旅行保険付帯ゴールドカード比較表

作っておいて損はないカードです。

[コツ]保険付帯カードは、まず「子供の保険が必要かどうか」で決めるべき
保険付帯カードを選ぶコツは、まずは「18歳未満の子供の保険が必要かどうか?」を決めること。

●子供の保険が必要 ⇒家族特約付きカード(種類少ない。年会費高い)
●子供の保険は不要 ⇒一般カード(種類多い。年会費安い)


となります。配偶者や同居家族がいても、18歳以上なら、家族カードを作ることで、同じ保険を持つことができるので、家族特約付きカードは不要です。

子供の保険が不要な人は、↓こちらの比較表をどうぞ。


海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)
海外旅行保険付帯クレジットカード比較表(子供がいない人向け)

(↑画像をクリックすると飛びます)

子供の保険も欲しい人は、↓こちらの家族特約付きカード比較表を。


家族特約付き海外旅行保険50枚比較表
家族特約付き海外旅行保険50枚比較表

(↑画像をクリックすると飛びます)

学生さんは、学生ならではのお得なカードがあります。こちら↓


海外旅行する学生のおすすめクレジットカード選び
海外旅行する学生のおすすめクレジットカード選び


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のむてつ

のむてつ

元高校教師。公務員を辞め、上海に渡り起業。上海生活7年(現在日本)、国際結婚歴13年、海外ビジネス歴17年。もともと自分のために調べ始めたカード付帯保険ですが、ブログでまとめるようになって15年。2019年末で、読者からいただいた相談数が1,000件を超えました。今も海外滞在者の役に立つよう、情報を集め続けています。

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2019年6月 マレーシア在住者向け勉強会
2018年8月 マレーシアナビ カード保険セミナー
2018年8月 マレーシア在住者向け勉強会
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