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また来てやるっ!

6月28日(月) 旅行5日目(北京)

27日の夜は、レジャ研@所長さんの知り合いの
女性スタッフ2人が、北京ダックを食べにつれて
行ってくれたんです。

彼女たちは、日本語が話せません。
でも、所長さんとは大の仲良し。ちょっとの中国語と、
ちょっとの英語と、強引な日本語と、筆談で会話(笑)。
でも、すごく楽しいんです。

3人は、久しぶりの再会をすごく楽しんでいるようでした。
しかも、所長さんが、明日、日本に帰らねばならないから、
寂しさもあって、余計なんでしょう。
なんかうらやましいなぁ、この関係。

でも、です。

それは、ちょっと飲みすぎた私が、トイレに
行ったときでした。

ふらふらっ戻ってくると、何やら話が盛り上がってます。


の「所長さん、何話してるんスか?」

所「いやね、『のむてつさんは、明日北京に一人残るんだ』って、
  話したらさ、『そんなのかわいそう!』って、言い出して。
  で、明日、彼女ら二人とも休みだから、観光に連れて行って
  くれるらしいよ」

の「えーーっ!?ほんまにっスか?いいんスか‥‥(感激♪)」


私も仲間に入れてくれると言うんです!!

北京人、サイコーです!(涙)

そういうわけで、次の日に故宮に連れて行ってもらえることが
決まったのでした。



というわけで、次の日。

所長さんを見送り、昼過ぎに彼女たちと合流。
「あ、まだ所長さん、北京空港にいるよ」と言うと、
すぐに電話。慕われているんですねぇ。
所長さん、幸せ者です。

電話も終わり、さあ、いよいよ、
故宮に向けて、出発!!

タクシーに乗って、到着。
お金を払おうとすると、

「いいです、いいです。私払っておきます」

「いやいや、俺の観光だから」と言っても、

「いいの、いいの」


  押し切られてしまった。
  悪いなぁ、年下なのに‥‥。



さて、故宮前です。
一応ミーハーな感じで記念撮影をし、
チケット売り場へ。

「ここは、俺が払うよ」

「いいの、いいの」

「いやいや、あかんあかん。だって、さっき払ってくれたやん」

「ううん。私、学生証あるからっ。ネッ♪(ニコッ)」

あ〜、その学生証で3人分学生で入れちゃうってわけね。
それなら‥って、あかんやん、それ(笑)。
しかも、受け取ったチケット見たら、一枚だけ学生用で、
あとは普通の大人用。
やっぱり、あんたら、払ってくれてるやんっ!!

「あかん、あかん、じゃ、これ、お金」

「い・い・で・す!!」


  また押し切られてしまった‥‥‥  
  じゃ、メシのときに、返すかぁ‥‥


それにしても、デッカイですね〜、故宮。
真ん中だけを見ていって、端から端までで1時間以上。
そして、その後、少し東側を見て、もうここで時間終了(笑)。
やはり2時間半くらいでは、すべて見ることはできないんですね。

ということで、故宮観光は終了、
ゴハンを食べに行くことに。

「野村さん、何が食べたいですか?」

「う〜んとね、中国人が普通に食べてるものが食べたい」

「宮爆鶏丁?水餃子?あとは‥‥」

「あっ!水餃子がいいっ!!」

「じゃ、ちょっと歩いていきましょう」

しばらく歩くと、おっ♪ 発見!!
本当に普通の中国人が行くような餃子屋さん。

「じゃ、ここにしましょう」

地元の人と行くと、心強いですよね〜。
注文は任せきりにしちゃって、出てきたのは、
ドーンと、直径30センチくらいのお皿に
山盛りの水餃子!!

やっぱり、こういう店が良いですね。美味いっ♪
地元の人も結構入って来ていたので、
美味しい店なんでしょう。う〜ん、満足。

お腹もいっぱいになりました。
清算です。

「ここは、ほんま、俺が払うから」

「ダメダメダメダメッ!」

「あかん、あかん。それは、おかしいって!
 二人は、俺の旅行に付き合ってくれたわけやし。
 それに俺、年上やん。日本ではね、年下の、それも
 女の子にオゴってもらうなんて、ないことやから。
 オゴってもらうと、恥ずかしいんよ」

「違うんです!中国では違うんです。
 野村さんは、お客さん。
 お客さんには、おもてなしをするんです。
 お客さんがお金を払うほうが、おかしいんですっ!!」

「え〜、でもさぁ‥‥」

「じゃあ、私たちが日本に行ったときに、返してください♪」

「え〜〜〜(しばらく考える)
 ‥‥‥‥‥‥う〜ん‥‥‥わかった。わかったよ。
 じゃあ、日本に来たときね。
 あ、そうだ。上海に来たときにでもいいからね」

「はい。それが、中国のやり方です(ニコッ)」


わかった、と言ったものの、な〜んか、しっくり来ない(苦笑)。
申し訳ないんですよね〜、なんか。

でも、好意でしてくれていることだから、
ありがたくいただいて、とりあえずは、感謝の気持ちを。

「本当にありがとう‥‥」


その後、夜景に変わった北京を見ながら、しばらく散歩。
ホテルのある王府井まで、戻って行きました。

「じゃあ、私達は、地下鉄と自転車だから、
 こっちに行きますね。野村さんのホテルはあっちですよ」

「今日は、ありがとね!」

「あっ、そうだ。ちょっと待ってください!」

何やら、ゴソゴソ。

「はいっ、これ。天津に行くときの電車で食べてくださいね♪」

なんと、





   持ちきれないくらいの、栗。





これって‥‥‥(涙)。

昨日、所長さんにも、食べきれないほどのチマキを
あげていた彼女たち。

まだ会ったばかりの私にまで‥‥‥。
しかも、今日の観光の間も、重かっただろうに。

はぁぁ‥‥‥ヤバイぞ、北京。

「じゃあ、また、北京に来てくださいね♪再見♪」

「う、うん‥‥、ざいじぃぇん!」


はぁー。


うおーっ、また絶対に来てやる。北京っ。

俺をとりこにしてどうするつもりだー、北京!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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