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いくつ回避できますか?海外旅行時のサギの手口まとめ

 2014/09/18 旅行準備
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海外旅行中のトラブルで、多いのが詐欺。優しい人の感じで寄ってきて、実はダマす、というアレです。日本人は、やっぱり騙されやすいということで、注意深い英語圏の人達がどう注意しているのか、というのを調べてみました。詐欺だけではなく、スリなどの含めています。

目次

道を歩いているときの手口

●彼女にバラを

Petals, Toil and Business at Dadar’s Phulgalli [PHOTO 4] - The Lotus
あなたが彼女といると、男性が近づいてきて「彼女へあげてください!」と花を差し出します。これだけなら良いのですが、その男、花の代金にとんでもない値段を要求してきます。買わないと、あなたは「ひどい彼氏」。買えば損。あなたは買いますか?

●指輪を落としましたよ

Findland - Chapter 18
善良そうな人が、道に落ちていた指輪を拾い、あなたに「指輪を落としましたよ」と言ってきます。「いいえ」と言うと、次は、じっと、その指輪を調べ始め、「お、これは純金みたいだ。あなたにあげるよ。安くするから買わない?」と持ちかけてきます。

●フレンドシップ・ブレスレットその1

Kumihimo Friendship Bracelets
「フレンドシップ・ブレスレット(ミサンガ)をぜひ試してみて!」と強引に近づいてきて、手を捕まえて、ブレスレットを作り始めます。作り終えると、高額な請求をしてくるという手口。結んでしまったブレスレットは簡単には外せないので、お金を払わないとダメなような気分にさせられます。

●フレンドシップ・ブレスレットその2

「フレンドシップ・ブレスレットはいかがですか?」と近づいてきて、強引に手を捕まえて、ブレスレット(ミサンガ)を作ろうとします。この手口であなたの気を散らしている間に共犯者がスリを行います。

●ケチャップor鳥フン

人混みを歩いていて、誰かがあなたのシャツに、ケチャップをつけます。あるいは、(ニセモノの)鳥の糞をつけます。「ごめんなさい」とか「あらら、かわいそうに」と寄ってきて、汚れを拭いている間に、スリを働きます。この手口には、いくつかバリエーションがあります。近くの人が何かを落とします。親切なあなたは、それを拾い、渡してあげます。その間に、スられている、というわけです。似たような手口で、もっとすごいのが↓こちら。

●赤ちゃん投げ

365.263: baby toss!
女性が近づいてきて、いきなり、あなたに赤ちゃんを投げてきます(あかちゃんは通常は人形です)。あなたは反射的に赤ちゃんを抱くでしょう。あなたが、驚いて、赤ちゃんを受け止め、両手が塞がっているスキに、共犯者がスリを行います。

↑何にせよ、何かに気を取られているスキに盗む。というのが手口なんですね。特に、両手が塞がる動作や、かがむ動作は要注意です。でも、直接何かを拾ったりしなくても、↓こんな手口もあります。。。(@_@;)

●落ちている財布

my wallet on the floo 001
盗まれて空っぽのような財布が下に落ちています。通り過ぎるとき、人は、本能的に自分の財布が安全かをチェックします。財布のしまい場所がわかったら、彼らはスリ行為に移ります。

●「スリに注意」の看板

上の財布と同様に、「スリに注意」という看板や標識も要注意です。人は、それを目にすると、反射的に、自分の財布が安全かをチェックしたくなるので。

●靴磨き

目の前の男が靴ブラシを落とします。それを拾って差し出すと、感謝しながら靴を磨き始めますが、磨き終わると、高額なお金を要求されます。

●路上ゲーム

Everyone's A Critic
路上で、どのカップにボールが入っている?などのゲームや手品でひきつけながらスリを働きます。

●ローズマリー売りの婦人

女性が友好の印にと、ローズマリーを持ちながら近づいてきます。そして、あなたの手をつかみ、占いをしてあげると言ってきます。もうおわかりでしょうが、その後、彼女は、高額な代金を請求してきます。支払を断ると、呪いをかけてきます。

●「ふたりで一緒に撮ってあげる」

BieJee and Samantha in Bangkok
観光地などで「ふたりで一緒に撮ってあげる」などと言って撮影してくれた後、まだいいケースで金銭の要求、最悪のケースでは携帯やカメラを持って逃亡することも。

●「写真を撮ってもらえますか?」

観光地で、「写真を撮ってもらえますか?」と頼まれます。カメラを渡されたところ、カメラが作動しない。カメラを返そうとしたとき、カメラを落としてガシャーン。修理代を要求されたり、もしくは、バラバラになったカメラの部品を拾っているスキに財布をスります。

●ミュージシャン

フレンドリーでハイテンションな男性がCDを売りつけてきます。払うまで仲間たちと脅します。

●麻薬売買

パーティや夜の外出(特にフルムーンパーティのような)に向かうとき、タクシーの運転手、トゥクトゥクドライバーが麻薬を勧めてくることがあります。交渉に同意すると、ニセ警察官が登場し大金を要求します。

●ニセチケット販売

Oystercardsandwallets
海外へ行くと、電車や地下鉄のチケットがプラスチック製のカードだったりします。それを路上で安く売っている人がいたりしますが、それが巧妙に作られたニセチケットである場合があります。駅に入れないだけではなく、最悪の場合は、罰金刑になったり、逮捕されたりすることも。

●携帯電話のチャージにも注意

海外ではプリペイド式の携帯電話が多いです。日本でもSIMロックフリーの携帯が増えてきて、海外旅行中は現地のSIMカードを買って利用する人も増えてきました。そこで、出てくるのが悪徳携帯ショップ。彼らは、ニセのプリペイドのカードを売ります。ニセカードは、使おうとしても、全然チャージができません。レシートを持って文句を言いに店に戻っても、「お前が使っちゃっただけだろ」と門前払い。携帯電話のカードは、評判の良い店で買いましょう。そして、できれば、その場でチャージしてもらいましょう。

移動中の手口

●手荷物、お運びしますよ

Chancellor Woodson carries some luggage to help students move in on Saturday.
手荷物が多くても、知らない人に荷物を運んでもらってはいけません。たとえ、彼が制服を着ていてもダメです。マシな場合は、運び賃を要求され、ヒドイ場合は、持ち去られたり、気づかないうちに違法なものを運ばされたりします。

●ぼったくりタクシー

乗客がそのエリアに詳しくないことをいいことに遠回りをしたり、勝手に割増料金を請求したり、よくわからない中には改造メーターを搭載して見る見るうちにメーターが高額になっていくというタクシーもいます。まず対策としては、事前にタクシー料金の相場を調べておくことと、評判の良いタクシー会社を調べておくこと。できれば、現地の地図も手に入れておきたいところです。また、料金に納得がいくまで、車に乗ってはダメですし、荷物も車に積ませてはいけません。

●夜行バスの預け荷物

Dumfries circa 1988
とても格安な夜行バスですが、荷物室で荷物の中をひっかき回され貴重品を盗まれることも。

●おつりを落とした隙に

タクシードライバー、ウェイター、店の店員などが不意におつりを落とし、コインをくすねたり、個人情報を盗んだりします。

●パンクさせられたタイヤ

レンタカーは絶好のターゲットになりえます。道路に釘などを置き、故意にタイヤをパンクさせ、親切そうに「手伝ってあげるよ」と現れ、手伝いながら、車中を漁り貴重品を盗みます。

●電車スリ

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満員電車はスリの巣窟。いとも簡単にポケットやバッグのものを探し出します。

●持ち去りタクシー

空港からホテルへ到着すると、トランクからドライバーが親切に荷物を運び出してくれますが、その後、慌ただしく車に飛び乗り走り去ります。貴重品の入ったバッグをタクシーに乗せたままで!

お店やサービスなどでの手口

●頼んでないものも請求or高めに請求

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楽しくお酒を飲みながら食事をすると、何を注文したか忘れやすいですよね。そこに付け込んで、注文していない料理も請求するという手口。もしくは、注文した料理をメニュー表よりも高い額で請求する手口。これ以外にも、テーブル上にある、封を開けていないミネラルウォーターなども、請求に入っていないか、チェックすべきです。

●ゆっくり数える

レジの人がお釣りをゆっくり数えたり、わざと度々手を止めたりします。こちらがしびれを切らし、「もういいよ。ありがとう!(怒)」となって、確認せずにお釣りを持ち帰るのが狙いです。確認せずに持ち帰ったお釣りは、まず間違いなく、本来もらう額よりも少なくなっています。

●レジの人がクレジットカードを撮影

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支払中に、レジの人が、電話をしていたり、いきなり電話を始めたら、要注意。電話で気をそらせつつ、あなたのクレジットカードを撮影するつもりかもしれません。もし撮られた場合、偽造カードなどに悪用されることがあります。クレジットカードは見えないところへ持って行かれないように注意しておきましょう。たとえ、レジカウンターの下であっても、視界の外に持っていかれないように。

●紙幣入れ替え詐欺

少しの支払いに、額の大きな紙幣を使うときには気をつけて。悪徳ウェイターなどは、あなたの紙幣を落としたフリをして、もとから隠しておいた額の小さな紙幣を拾い、その額の小さな紙幣のぶんのお釣りだけを返します。渡した額をハッキリと言い、自分でも確認するのが、その予防策です。

●お釣りコイン入れ替え詐欺

2.00€ - Österreich Italy 500 lire 1993 Turkey 1 lira 2009 Thailand 10 baht BE2541 1998AD
お釣りに渡すコインの中に、少し似ていて、価値の低い他国のコインを混ぜて渡す手口。例えば、本当は「2ユーロ硬貨」のはずが、イタリアの昔の500リラ硬貨や、トルコの1リラ硬貨、タイの10バーツ硬貨が返ってきたりします。現地のコインをよく知っておき、受け取ったお釣りをチェックすることは必須です。

●驚きの宝石取引

親しみやすいトゥクトゥク・ドライバーから、目的地は閉まっているが他におすすめの場所があるよと教えられ、到着するともう一人の感じのいい男性を紹介されます。狙いは宝石やカーペットを売りつけることです。

●キケンな医者

非番の“医者”が、保険金をもらえるように、ニセの診断書の購入をもちかけてきます。保険会社はこの詐欺を知っているので、実際には、お金はもらえません。

●ニセ警察官

just a fake policeman
本物に見える警察官が、この界隈で偽札が出回っていると言って、財布のチェックを求めてきます。

↑私、初めての海外旅行のパリで、ニセ警官にスられました(涙)。今も忘れないエッフェル塔の真下です。。。

●偽チケット

チケットを買うために行列に並んでいると、偽スタッフが並ばなくても買える高額偽チケットをすすめてきます。

地元民や子供による手口

●親切すぎる地元民その1

「危ないよ、財布はちゃんとしまっておかないと!」と言ってくる親切な地元民は、実はスリかもしれません。そう言ったあと、あなたがどこに財布をしまうのかを見ているのです。

●親切すぎる地元民その2

ATM!
ATMや券売機の前で困ったときに現れる「手伝いましょうか?」と言ってくれる人にも注意しましょう。彼らの目的は、あなたの暗証番号です。特に、あなたの国の言葉を話すときは、要注意です。

●地図売り

Africa For Sale Seller Ethiopia Horn of Africa
地図を買いませんかと言いながら、目の前で地図を広げている隙にスリを働きます。

●物乞い

ほとんどの場合、老人か妊婦ですが、彼らは罪悪感を抱かせて小銭をねだります。財布の場所をチェックされていることも。

●無料マッサージ

ビーチでくつろいでいると、無料でお試しマッサージはどうですかと現れます。始まった時点で大金を要求をされます。

●女性からの誘惑

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男の一人旅だと、街で、魅力的な女性に声をかけられます。少しおしゃべりをした後、彼女は近くのナイトクラブにあなたを誘います。その誘いに乗って行ってしまうと、帰りに請求書の額にビックリ。店の出口には怖いお兄さんが。。。ただ、この手口は、いろいろなバージョンがあるので、女性も気をつけてください。道に迷った旅行者バージョン、道案内をしてくれる地元民バージョンなどなど。いずれにせよ、出会ったばかりの人が誘う店には行かないでおくべき。どうしても一緒に行きたいときは、代わりに自分が選んだ店にしておきましょう。

●熱意あふれる学生

あどけない少女があなたの英語を聞いて、「いっしょに英語を練習しましょうか」と近づいてきます。お気に入りのカフェに連れて行かれ、見返りの金品を要求されます。

↑私のときは「日本語を勉強しているんです!教えてください!」でしたね(苦笑)。

●無料に見えるピーナッツ

席に着くとピーナッツはどうですかとすすめられますが、ひとつでも手に取るとお金が発生します。

●ハガキ

貧しそうな子供が葉書とペンを差し出し、家に手紙を書くのを手伝ってくださいと言ってきます。同情心を煽ってお金をねだります。

●チャリティー募金

体が不自由なふりをした子供がグループで署名や募金を頼んできて、スキを見てスリを行います。

●ジプシーの子供たち

ジプシーの子供たちが集団でまとわりついて、お金をもらうまで離れません。新聞を買ってくれとせがんでいる間にスリを行うケースもあります。

ホテルでの手口

Local knocking shop

●実は存在しないホテル

有名な旅行代理店ではないところから予約すると、ときには、そのホテルは実は存在しない場合があります。空港への迎えも同じです。詐欺師は、ニセのホテル広告を作ることもあります。この値段にしては良すぎる、というホテルの場合、要注意。できるだけ、ネットで、そのホテルが本当に存在するのかチェックし、直接連絡もしてみましょう。先払いは厳禁です。

●閉まっているホテル

タクシードライバー(詐欺師の)があなたの泊まるホテルは改装中なので他のホテルに案内しますと言って、最悪で高額なホテルに連れて行きます。

●悪徳ホテル

Sands Regency Hotel Room
悪徳ホテルは、予約電話や到着時に「聞いてない」価格を要求してきたりします。オーシャンビューやバルコニーがどうのこうの、というような感じに、です。宿泊価格や有料の特典などは、必ず紙に書いてもらうようにしましょう。また、パスポートをホテルに預けっぱなしにするのも、やめましょう。

●偽フロントからの呼出し

フロントを装って電話をかけてきて、クレジットカード情報を聞いてきます。彼らは確認が取りづらい真夜中を狙います。

●部屋検査官

ホテルの従業員を装った2人組が部屋のチェックをしに来ます。ひとりが話をしている隙に、もうひとりは貴重品を盗みます。知らない人を自分の部屋へ入れてはいけません。検査官が突然来たときはホテルのフロントに電話して確認しましょう。

●ニセ持ち帰りメニュー

Generator Hostel: lockers and hitec door
ホテルのドアのすき間に偽メニューが差し込まれます。カードで決済すると食べ物は届かず、驚きの金額が請求されたあげくに情報はコピーされているなんてことも。

●底抜けロッカー、背抜けロッカー

安全そうに見えるロッカーも、実は持ち上げると底がなかったり、壁から離すと後ろが無かったりして、安全ではない場合もあります。

まとめ

すべてを疑っていると、本当に善良な地元民からも嫌われてしまいそうですが(笑)、まあ、でも、いろいろな手口を知っていることは、必ずあなたの役に立つはずです。気をつけつつ、ちゃんと、その人の人柄を見抜いて、楽しい海外旅行をしてくださいね!

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