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楽天カード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点から

 2012/05/05 楽天カード
この記事は約 14 分で読めます。 1,071 Views

※2016年10月判明。楽天カードでキャッシュレス診療がOKになっていました!(下で説明しています)

楽天カードの海外旅行保険は、簡単に言えば、

●年会費無料カードとしては保険内容は良いほう(ランキング8位くらい)
●でも、楽天カード1枚だけの保険は足りない。他のカードと併用すべき
●保険が利用付帯で、少し使いづらい
●楽天ポイントを貯めたい人向け。
●保険だけ欲しい人は、保険が自動付帯の他のカードのほうがいい
あと、利用の落とし穴として、
●海外キャッシングが強制的にリボ払いになる
●ETCカードが年会費500円(税抜)

などがあります。
下に詳しく説明していきます。

※ここは楽天カードについての解説ページです。
楽天カードのゴールドカードである楽天プレミアムカードの解説記事はこちらをごらんください。

楽天カードの海外旅行保険の内容

保険の期間は3ヶ月。保険内容は以下のような感じです。
死亡後遺障害 2000万
傷害治療 200万 (1回のケガにつき)
疾病治療 200万(1回の病気につき)
賠償責任 2000万(1回の事故につき)
携行品損害 20万 (会員期間通算で)
救援者費用 200万(会員期間通算で)
補償される人は、カードの所有者のみ。子どもや配偶者もカバーする家族特約はナシ。18歳以上の子どもや、配偶者は、家族カードを発行すれば、保険の対象になります。
補償額で見れば、楽天カードについている海外旅行保険は、他のクレジットカード海外旅行保険と比べても、年会費無料カードとしてはトップクラスの補償内容です。比較表の中でも、トップ10には入るレベルです。
※参考:カード海外保険補償内容比較表
ただし、注意点が2つあります。
1.保険が自動付帯ではなく「利用付帯」であること
2.携行品損害と救援者費用の限度額が、「1旅行につき」ではなく「会員期間通算で」であること
下に説明します。

[注意]利用付帯とは

自動付帯と利用付帯

2007年7月から、楽天カードが改悪され、海外旅行保険が『利用付帯』となりました。
利用付帯とは、つまり、楽天カードの海外旅行保険は、「海外への出国前に、パッケージツアーの旅行費か、または旅行に行くときの公共交通機関を楽天カードで支払ったときだけ、保険が有効になる」という条件付き、ということです。
(楽天カードのゴールドカードである楽天プレミアムカードは、自動付帯なので旅費支払いなどは関係なく、海外へ行くと自動的に保険が有効になります)
参考記事:クレジットカード海外保険の自動付帯と利用付帯
しかも、楽天カードの利用付帯は、条件が厳しく、「出国前にカード支払いが必要」となっています。他の多くの利用付帯カードと違って、海外に行ってから公共交通機関をカード払いしても、保険は有効になりません。この点にも注意が必要です。
条件がなく、海外へ行くと自動的に保険が有効になるカードが多い中、利用付帯である楽天カードは、比較すると少し使いづらいカードと言えます。
楽天カードの利用付帯に関しては、下でさらに詳しく説明します。

[注意]携行品損害と救援者費用がリセットされない

カード付帯の海外旅行保険というのは、ほとんどのカードがそうなのですが、もし治療費用や盗難などで保険金をもらったとしても、帰国したり、1年経つとリセットされ、上限額が戻るのが普通です。しかし、楽天カードは、帰国しても、1年経ってもリセットされないことに注意が必要です。
携行品損害 20万 (会員期間通算で)
救援者費用 200万(会員期間通算で)
↑この2つの限度額だけ、リセットされないので要注意です。例えば、盗難で10万円の保険金をもらった場合、次の旅行のときでも、1年後の旅行のときでも、上限の20万円には戻らず、残りの10万円しか携行品損害を補償してもらえないことになります。
※携行品損害は、iPhoneなどのスマホやカメラ、スーツケースなど、自分が旅行に携行しているモノが、盗難や破損で損害を受けたときにもらえる保険項目。(「紛失」は自分の責任なので、保険では補償されません!)
※救援者費用は、捜索費用や、日本への飛行機での医療搬送費用、海外で入院したときに日本から家族を呼ぶ費用などをカバーしてくれる保険項目。

楽天カードの保険だけで十分?不足?

「楽天カードの保険だけで足りるでしょうか?」という質問をよく受けますが、その回答としては、「足りない」です。
保険項目の中で、一番使う確率が高いのが、病気ケガ治療費用です。楽天カードの場合、200万円。医療費がわりと安いとされているアジアでも、200万円だけでは足りなくなる可能性があり、少し怖いです。
足りないのを補うには、もう1、2枚、保険付帯カードを準備しましょう。死亡補償以外の項目は、限度額が上乗せできます。もう1枚、病気ケガ治療費用が200万円のカードを持てば、楽天カードと合計で上限を400万円にできます。これなら安心できるレベルです。
ヨーロッパやアメリカの場合は、もっと医療費が高くなります。ぜひ自分の目的地の医療費水準を調べて、準備するようにしてください。(参考記事:世界各地の医療費)

利用付帯は、ツアー代金の一部だけでもOK

「利用付帯」という条件がある、楽天カードの海外旅行保険。パッケージツアーなどの旅費や、個人旅行なら航空券(飛行機代)、電車の切符、などの公共交通機関の料金を支払わないといけません。
リムジンバスは?タクシーはOK?特急券だけの支払いでもいいの?と疑問は尽きません。カードの利用条件を具体的に見ていきましょう。
では、ツアー代金の頭金を現金で払い、残金をカード支払いした場合は、保険は有効になるのでしょうか?
問い合わせてみました。
楽天カードの回答としては、ツアー代金の一部だけのカード払いでも、保険は有効になるということだそうです。
最低いくらカード支払いしないとダメなどの最低金額の条件は無く、ちょっとだけでもカード支払いがしてあれば保険は有効になるそうです。(もちろん、旅費や交通費の支払いじゃないとダメです)
あと、ちなみに、ホテル代だけの支払いではダメです。保険は有効になりません。

交通費ならどんな支払いが必要?SuicaチャージもOK?

交通費の支払い内容に関しては、公共交通機関(正確には「公共交通乗用具」)ならOKとのことでした。高速バスや成田エクスプレス、スカイライナー、空港へのリムジンバスなどもOK。(ちなみにJRは窓口で切符を買えばカード支払いできます)
ここに一覧にしておきます。

●電車 OK
●バス(時刻表があるもの) OK
●バス・電車などの回数券やプリペイドカード購入 OK
●タクシー OK
●船(時刻表があるもの) OK
●航空券(時刻表があるもの) OK
●燃油サーチャージ代 OK
●航空機の座席のアップグレード代 OK
↑上記、旅行会社を通したカード払いでもOKです。エクスペディアなどで航空券を買ってもOKということですね。
●高速道路代 ×
●空港駐車場代 ×
●レンタカー代 ×
●空港利用税 ×
●航空券の発券手数料 ×
●マイレージの交換手数料 ×
●飛行機チャーター料金 ×
●ホテルのシャトルバス ×

↓まぎわらしいもの

●Uber ×
⇒カード利用明細に「タクシー」の文言が入らないのでダメ(2015年8月調査)。

●Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)などの交通系電子マネー △
ただチャージしただけではダメ。
楽天カードでチャージした証明と、公共交通機関で利用した証明があればOK。これはicocca(イコカ)やmanaca(マナカ)など全国の交通系電子マネーも同じ。
※電子マネーは、バス電車以外にもキオスクや飲食などにも使えるので、用途不明のままではダメ。
※自社系以外のクレカからチャージできるのは、現状、モバイルSuicaと、スマートicoccaのみ。参考記事:電車で利用付帯クレジットカードを利用するときのコツ
●オプショナルツアー ×
●ガイド代 ×
⇒利用付帯の条件がOKとなる「ツアー代」というのは、飛行機や現地移動の交通費が含まれたパッケージツアーのみ。

同行する友人や家族の保険はどうなるのか?

では、一緒に旅行に行く、家族や友達に、保険は適用されるのか?
たとえば、4人で一緒にツアーに参加する場合など、支払いは誰か一人がすることって、ありますよね。
そんなときは、支払人じゃない人の保険はどうなるのでしょうか?
調べてみました。
答えは、「楽天カード会員なら、同行者は海外旅行保険は有効になる」とのこと。ただし、同行者も楽天カード会員であることが条件です。

4人で海外旅行の場合

具体的に言うと、4人で海外旅行のツアーに参加する場合、
Aさん: 4人分の旅費を楽天カードで支払い
Bさん: 自分の楽天カードを持っている
Cさん: 自分の楽天カード(家族カード)を持っている
Dさん: 楽天カードを持っていない
という場合、Aさんは、もちろんのこと、Bさん、Cさんも海外旅行保険は有効になる、ということです。これは有難いですね。(これももちろんですが、Dさんは楽天カードを持っていないので保険はダメです)
また、もう一点、細かい話ですが、同行者分の支払いは、自分の分と一緒にしていなくても、保険はちゃんと有効になる、とのことです。
たとえば、先に、自分のツアー料金をカード払いしていて、その後、楽天カードを持っている同行者の支払いを、自分が追加でカード払いしたとします。その場合でも、ちゃんと海外旅行保険は、自分と同行者と、両方とも有効になる、という話でした。

同行者の分も払う場合、カード利用が一部だと、どうなるか?

同行者がいて、自分と同行者の旅費を自分が払うとします。上の項目で「カード支払いが一部だけでも保険は有効になる」と書きましたが、この場合、ちょっと注意点があります。
利用付帯の保険は、「その人の分が、カード払いされているか?」がポイントになります。

なので、
自分の分だけカードで払い、同行者(楽天カード所有者)の分は現金で払った、という場合は、同行者の海外旅行保険は有効にならないので、注意してください。
同行者がいて、一部だけカード払いをしたい場合は、自分の分と同行者の分、それぞれを、ちょっとずつでもカード払いする必要がある、ということですね。
二人分のツアー料金の一部を楽天カードで支払った、ということでしたら、ツアー料金は二人まとめての額なので、問題ないと思います。

出国前に、どこかを経由してから空港に行く場合

質問をいただきました。

自宅から親戚の家に行って、そこから旅行に出発する場合は、どこの交通費をカード払いすれば、保険は有効になりますか?

これは、私もちゃんと調べたことがなかったので、楽天カードの保険デスクに問合せてみました。
すると、回答としては、

  • 親戚の家に行くなどの別の目的がある移動の交通費支払ではダメ
  • あくまで出国する空港へ行く途中の交通費の支払いじゃないとダメ
  • 空港へ行く途中の交通費でも、移動が2、3日前だと 「他の目的がある」と見なされ、ダメ。

とのことでした。
例えば、私は愛知県在住なのですが、羽田空港から出国予定だとすると、

  • 出国前に千葉の親戚に泊まらせてもらうときの
    名古屋⇒千葉の交通費支払ではダメ。
    千葉⇒羽田の交通費支払ならOK。
  • 出国前に東京の親戚に泊まらせてもらうとき、
    出国前日の名古屋⇒品川の交通費支払はOKだが、
    出国3日前の、名古屋⇒品川の交通費支払ではダメ。

というようなことみたいです。
要は、「別の目的もある移動でしょ」と見なされるとダメ、ということのようです。
これって、客観的に判断しづらいケースも出て来そうですよね。
微妙な判断になりそうなときは、事前に楽天カードの保険デスクに尋ねて、OKの判断をもらってから出発したほうが良さそうです。

家族カードの発行で、家族にも海外旅行保険

キャッシュレス診療

家族カードとは、その名のとおり、家族に発行するカードです。番号の違う新しいカードが発行されるのですが、お金の引き落としは、本会員(もともと楽天カードを作っていた人)の銀行口座から引き落とされる、という仕組みです。
楽天カードは、家族カードを無料で発行することができます。しかも、家族カードを発行することで、その家族にも無料で、本会員と同じ海外旅行保険が付いてきます。
自分で発行しようとすると審査に通るかわからない、専業主婦や、無職の18歳以上の子供、退職した両親などは、家族カードを発行して、海外旅行保険を有効にすると良いでしょう。
楽天カードでは、本会員1人につき、家族カードを5枚まで発行できます。

18歳未満の子供は保険の対象にならないので注意

18歳未満の子供に関しては、楽天カードの海外旅行保険ではカバーできません。18歳未満は、自分の楽天カードを発行できないですし、家族カードも発行できないからです。
子供もカード付帯保険でカバーしたい場合は、家族特約付きカードを選ぶ必要があります。家族特約つきカードというのは基本的にはゴールドカードです。家族特約つきカードに関しては、こちらのページでまとめています。
ゴールドカードは家族特約で比較

楽天カードでも、キャッシュレス診療が使えるようになりました!

キャッシュレス・メディカル・サービス

以前は、キャッシュレス診療はダメと言っていた楽天カードですが、今は、キャッシュレス診療ができるようになりました!
簡単に言えば、キャッシュレス診療とは、病院にかかったときの病院での支払いを保険会社が行ってくれて、自分は何も支払わなくていいサービスです。
海外では、お金を持っていない人は病院で診てもらえませんから、このサービスの存在は大きいです。
ただし、このキャッシュレス診療、万能というわけではありません。保険会社が提携している病院でしかダメですので、観光客の多い有名な都市なら大丈夫なのですが、少し田舎の都市に行ったりすると使えないこともあるので、注意が必要です。
このキャッシュレス診療ですが、今では、ほとんどのカードに付くようになりました(オリコカードやビューカード、ANAカードは付いていません。注意してください)。便利になりましたね。
参考記事:キャッシュレスサービス可能なクレジットカード
カード比較表のほうでも、キャッシュレス可能なカードだけ絞り込めるようにしています。
参考記事:キャッシュレス可能なカードで絞込み済み一覧表
ちなみに、ケガ病気治療費に関しては、ケガ病気をした日から180日間、保険の対象になっているので、日本帰国後にも病院に行った場合の治療費もカバーしてもらえます。覚えておきましょう!

楽天カードの保険は留学にも使える。付保証明書もOK

留学イメージ

楽天カードの付帯保険は留学のときにも使えます。留学先によって必要になる、付保証明書(海外旅行保険の加入を証明する書類)も発行してもらえます。(ただし外国語版は英語のみ。英語以外の言語では発行できないとのこと)
付保証明書の発行には1週間必要。楽天カードは保険は利用付帯ですが、利用付帯のためのカード払い前でも、付保証明書の発行申込みは可能だそうです。
ただし、一つ注意。楽天カードの保険の期間は3ヶ月だけです。3ヶ月以上の場合は、また別の保険を準備しないといけません。
半年以上の留学で、4ヶ月目以降の保険を準備する手段として、クレジットカードを使う↓こんな方法もあります。
参考記事:利用付帯海外保険カードで90日(3ヶ月)以上を狙う裏技と注意点

おまけ:入会キャンペーンの傾向

このページを読んでいる人は、すでに楽天カードを持っている人が多いと思うので、あまり関係ないかもしれないですが、楽天カードの入会キャンペーンの最近の傾向を調べたので書いておきます。
↓このデータを見てください。普段は、楽天カードの入会特典は5,000ポイントなのですが、大体、三分の一くらいの日で、7,000ポイントか8000ポイントの入会特典をもらえています。

楽天カードキャンペーン2016年

↑2016年9月までの楽天カード入会キャンペーンデータです。オレンジが8,000ポイント、黄色が7,000ポイント、白が5,000ポイントもらえた日です。
ここには載せてないですが、2015年後半も、半分弱くらい日で7,000ポイント以上がもらえていました。
入会特典が多いときと少ないときでは、2,000〜3,000ポイントも差がありますから、上手にキャンペーンを選んで入会してくださいね。(参考:(公式サイト)現在のキャンペーン)

まとめ

一番上にも書きましたが、楽天カードの海外旅行保険は、簡単に言えば、
●年会費無料カードとしては保険内容は良いほう(ランキング8位くらい)
●でも、楽天カード1枚だけの保険は足りない。他のカードと併用すべき
●保険が利用付帯で、少し使いづらい
●楽天ポイントを貯めたい人向け。
●保険だけ欲しい人は、保険が自動付帯の他のカードのほうがいい
あと、利用の落とし穴として、
●携行品損害と救援者費用がリセットされない
●海外キャッシングが強制的にリボ払いになる
●ETCカードが年会費500円(税抜)かかうr
ということです。

楽天カードの保険以外の海外利用のコツは、↓こちらで紹介しています。

参考記事:楽天カード海外利用のコツと注意点(保険以外)
●楽天カードについての公式サイトの詳細説明は、こちらです。
楽天カード公式サイト
●他のカードの海外保険補償内容と比較してみる
カード海外保険補償内容比較表

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