ヒールの靴は当然。踊り好き。ポーランドは、おばあちゃんがパワフル
マイナス20度でもスカート
社会主義時代は女性も定年まで働くことが義務でしたが、そんな時代を生き抜いたポーランドのおばあちゃん達のファッションは、ヒールのある靴にスカートです。年を取るとおしゃれなヒール靴はツラくなるのが一般的。しかし、彼女たちはあくまでもヒール靴。
年を取っても、ヒール靴にこだわり、おしゃれに履きこなす。その姿がものすごく素敵なのです。
先日は杖をついて歩いているにも関わらずハイヒールだったおばあちゃんを見て、これは習慣であり、彼女達のプライドだと理解しました。一方、60歳以下の女性達はズボンを履きますし、ペタンコ靴を履いている人も多いです。
このおばあちゃん達、冬のマイナス20度の時でもスカートです。靴はブーツですが、やはり踵が高く、これにロングコートとベレー帽をかぶった姿が定番で、冬の姿もとてもおしゃれ。
誕生日は祝わないから年を取らない?
ポーランドには誕生日の他、命名日(名前の日)があります。ポーランド女性は、この命名日にパーティーをして、誕生日のパーティーをしなくなるのです。
誕生日を意識しないからいつまでも年齢を意識することがない。ごちゃごちゃと年齢について聞かれる機会も少ない。
ポーランドのおばあちゃん達が、いつまでも若いままでいられる理由はそんなところにあるのかもしれませんね。
外国人に道を聞く
他のヨーロッパ諸国に比べて移民が少ないポーランドですが、その少ない移民の多くは同じヨーロッパ系のため、移民と地元民とは、外見からはあまり区別がつきません。そんな中、アジア系は目立ちます。
ポーランド語は大変難しく、長くポーランドに住んでいてもポーランド語を話せない外国人が沢山います。
そんな中、ポーランドのおばあちゃん達は、「この人は、この土地に詳しくないでしょ」と、すぐわかる外国人に、普通に道を尋ねにいきます。尋ねる内容は、時間、道、バスの行き先など色々です。そんな人懐っこいおばあちゃん達、私は大好きです。
おばあちゃん、朝まで踊る
冬が長く寒い国に共通している事は、パーティーが好きなこと。特に冬になるとパーティーが増え、自宅やレストランに招待されます。そんな中、特に盛大なのが結婚披露宴です。
レストランで夜から朝まで、食べて飲んで歌って踊ります。おばあちゃんも、着飾って、いつもより素敵なハイヒールで、朝まで踊ります。
このように、大阪のオバちゃんにも負けない、
パワフルさを持つポーランドのおばあちゃんたち。
ポーランドに来たら、ぜひぜひ、そんな素敵なおばあちゃんたちに、話しかけられてみてくださいね!(笑)