【保存版】各国別 救急車の電話番号リストと呼び方まとめ
環境が異なる海外旅行に出かけると、体調不良になることがありますよね。自分で対処できる程度ならよいですが、場合によっては救急車が必要になることもあります。いざという時のために、救急車を呼ぶ電話番号は知っておきたいもの。各国の救急車の電話番号と呼び方のコツをまとめてみました。
目次
国別・救急車の番号リスト
日本人が海外旅行へよく行く国の救急車の番号は、以下のとおりです。日本と同じ「119番」を採用している国が、台湾、韓国、インドネシアの3カ国しかないことに驚きです。
【北米】
アメリカ:911
カナダ:911
【ヨーロッパ】
イギリス:999
イタリア:118
ドイツ:112
スペイン:112
フランス:112
ロシア:03
【アジア】
中国:120
香港:999
韓国:119
台湾:119
インドネシア:119
タイ:1669
シンガポール:995
マレーシア:999
フィリピン:117
トルコ:112
【オセアニア】
オーストラリア:000
ニュージーランド:111
その他の国は、↓こちらが一番見やすいと思います。
緊急通報用電話番号 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/緊急通報用電話番号
言葉がわからないときの救急車の呼び方
①ツアーなら添乗員に呼んでもらう
②個人旅行なら、海外旅行保険のアシスタンスデスクに電話する
③保険に未加入なら、ホテルのフロントか周囲の人に伝えて、代わりに救急車を呼んでもらう
海外旅行の場合、電話番号がわかったからといって救急車が呼べるわけではありません。言葉や土地勘などの壁があるはずです。自分で救急車を呼ぶことが難しい方は、ツアーの場合は添乗員に事情を話して救急車を手配してもらいましょう。個人旅行の場合は、ホテルのフロントや周囲の方に伝えて救急車を呼んでもらうとよいでしょう。身振り手振りなどで緊急性を伝えることができるので、電話よりも伝わる確率が高くなるはずです。
国によっては、救急車が有料の場合も
日本では救急車は無料で利用できますが、外国では救急車は有料であることが多いといえます。例えば、アメリカでは都市により救急車の利用料金が異なります。例えば、ニューヨークは$300程度が相場といわれており、車内での処置が多くなるとその料金が上がります。中国も実際にかかった距離に対し料金が請求(1km2.5元)され、医療費と担架などの費用が別途必要になります。国によっては救急車は、かなり高額になることもあるので、救急車の利用は慎重に行ったほうが良いかもしれません。ただし、お身体の状態を最優先するようにしてください。
搬送と治療などにかかる実際の費用
海外で救急車を呼ぶと高額な費用が発生することがあります。治療が必要な場合は、さらにその費用も発生します。治療費も、日本の医療費に比べると高額であることが一般的です。TripAdvisorが発表した「世界の救急医療事情」によると、ロサンゼルスで救急搬送され、盲腸手術をした場合、160万円から220万円程度の費用が必要になります。ロンドンやローマ、ゴールドコーストなどの費用も掲載されていますが、いずれも100万円オーバーです。基本的にこれらの費用は全額自己負担になります。
やはり加入したい海外旅行保険
こうしたことを考えると、「治療・救護者費用」が補償される海外旅行保険の重要性がわかるはずです。海外旅行保険は、基本的に、治療費用・救急車などの搬送費・医療通訳費・家族の渡航費・日本までの医療搬送費などを補償してくれます。万が一のリスクに備えて、必ず加入をしておきましょう。節約をしたい人や、頻繁に海外へ行く人は、海外旅行保険付帯のクレジットカードを選ぶのも良い方法です。
やはり最強?日本の公的医療保険
海外旅行保険以外にも、海外で支払った医療費の一部を支給してもらえる制度が存在します。私たちが加入している国民健康保険や健康保険には、海外療養費制度が存在します。審査で認められれば、海外で受けた治療と同等の治療を日本で受けた場合にかかる医療費の7割(日本の医療費のほうが高い場合は海外の医療費の7割)を支給してもらうことができます。
海外療養費制度の利用は、出発前に各国保窓口で「診療内容明細書」と「領収明細書」を入手し、治療が生じた場合はそちらを記入してもらいます。加えて、病院発行の領収書とレセプトをもらい、帰国後これらの書類と日本語翻訳を添え、印鑑・申請書・被保険者証・振込口座とともに、国保窓口に提出します。審査が通れば、医療費の一部を返してもらうことが可能です。また、上記の書類は帰国後に作成してもらうことも可能なので、忘れた場合は帰国後にお願いをしましょう。(以上、国保を例に紹介)
海外での体調不良は思わぬトラブルを巻き起こすことがあります。体調管理に気を付けるのはもちろんですが、万が一のときのための準備も、ちゃんと行っておくべきですよね。