ワルシャワのバスは好きな人と連結部に乗れ@ポーランド
今日は、またポーランド現地から、いただいた記事をご紹介です。今日はワルシャワのバスについて。
シートもワルシャワ風、人に優しいバス
ワルシャワでは最新のメルセデスバスや、ハイブリッドの連節バス(れんせつばす。車体が2つ繋がっているバス)が走っています。
新しいバスは車体が低く、ベビーカーや車椅子の人が乗車する場合、車体を傾け乗り降りしやすいようにしてくれます。これならお母さん一人でもベビーカーを乗り降りさせることが出来ますし、また車椅子の若い男性だと誰の助けも借りずに一人で乗り降り出来るんです。
この便利な連接バスの一部には、旧市街の銅像や王宮柄の赤いシートがあるので、バスに乗ったら是非チェックしてみてください。
バスの切符の買い方
切符購入の一番良い方法は、外の券売機で買うことです。この2、3年で急速に普及した切符の券売機は英語でも購入でき、旅行者にとってありがたいですが、中心部または主な停留所にしかありません。
2番目の切符購入方法はキオスクでの購入です。小窓の向こう側にいる店員さんに分かるように大きな声で伝えましょう。
3番目の方法は新しいバスにだけある、車内の券売機です。まだ現金で買える機械が少なく、多くはクレジットカードでのみ買えます。車内が混雑しているときに財布を出して購入するのは防犯面から考えるとお勧め出来ません。実際、現金で買えないせいか車内の券売所は利用者が少ないです。
4番目の方法は運転手から直接買う方法です。これは小銭をもっていないと難しいですし、断られる場合もあります。
では上記の方法で切符が買えなかった場合はどうすればいいでしょうか。車内の一番前で困った顔をしていると、乗客の誰かが自分がもっている未使用切符を売ってくれます。
もし誰も気がついてくれなかったら英語で大丈夫ですから「誰か新しい切符を持っている方いますか。」と聞いてみてください。きっと誰かが助けてくれます。
ポーランドには困っている人をほおっておけない、世話焼きやさんが沢山います。
バスの番号100から899の意味
ワルシャワのバスには行き先と一緒に3桁の数字があります。100-399は各停留所に停まるいわゆる各駅停車のバスです。
400-599は特定の停留所にしか停まらない快速のバスで、700-899はワルシャワの端、またはワルシャワ市から出たゾーン2まで走ります。
市の交通機関はバス、電車、地下鉄、路面電車と共通切符で、市内の殆んどは同一料金のゾーン1ですが、市外に出るとゾーン2となり料金が変わります。
この他、N+番号は夜中だけ走るバス、Z+番号は中心と郊外を結ぶ路線ですが、途中ほとんど停まりません。C+番号は万聖節と死者の日(11月1日、2日)前後だけ墓地へ行くために出る特別バスです。
中心を走るバスは新しいのですが、郊外へ行く700番台のバスはまだ古く、シートがボロボロで隙間風が入ります。しかし、徐々に新しいバスに切り替わっているので、レトロなバスに乗ってみたい方は今がチャンスです。
連結部分はカップルに人気!
通勤通学時バスの出入り口付近は人で一杯ですが、真ん中の連結部分は人が少なくいい場所です。
しかしこのアコーディオン部分には窓が無いため薄暗く、また足元はバスが曲がるたびに足を踏ん張らなければなりません。
そんな連結部分の空間によく見かけるのが若者カップルです。
考えたら便利ですよね。足元が不安定なため、男性が彼女を抱きしめたり、支えたり出来る。しかも、薄暗いためロマンチックですし(笑)。
皆様もぜひ、そんな若者達に負けることなく、連結部分を活用…いえいえ、バスを活用されてくださいね!