無理やり作ったような言葉「ニッポンニーズ」が外国では通じるらしい
海外旅行に出かけると、現地の方や他国の旅行者とお話する機会があるはずです。その時に必ず聞かれるのが「どこからきたの?」という質問です。定番の答えは「ジャパン」ですが、もしかすると「私は日本人です。 I’m Japanese」と答えることもあるかもしれません。そこで、「ニッポンニーズ」と答えたらどうなるでしょうか?実は、海外では意外と「ニッポンニーズ」と言っても通じることがある、という噂を見つけたのです。果たして本当にニッポンニーズでも通じるのか。調べてみました。
基本はやっぱりジャパニーズ
外国人との会話は、よほどの理由がない限り英語で行いますよね。英語で日本人を表す言葉はもちろん「ジャパニーズ」です。中学校の授業で習いましたよね。学校の授業では、国際的に認められている一般的な言葉を教えるはずなので、やはり基本はジャパニーズで間違いないでしょう。
ニッポンニーズはジャパニーズ?
英語で日本人をジャパニーズと呼ぶことは間違いありません。では、ニッポンニーズですが、こちらはどうなのでしょうか。確かに、各国の言葉には同じ意味を表す複数の単語が存在します。一般には用いられないが一部には浸透している言葉もありますよね。辞書で調べてみると、ニッポンニーズも日本人を表す言葉として用いられているようです。辞書によっては、「Nipponeseの略であるNipは、Japaneseの略であるJapよりも軽蔑的に用いられることも」という説明もありました。(あくまでNipという略語だけの話です。Nipponeseには軽蔑の意味はないようです)
参考記事
Nipponeseの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク
https://eow.alc.co.jp/search?q=NipponeseNipponese|webio辞書
https://ejje.weblio.jp/content/Nipponese
ニッポンニーズが用いられる頻度
さらに調べてみると、アメリカやイギリスなどの英語圏では、日本人を表す言葉としてニッポンニーズが用いられることがわかりました。英語辞典の代名詞ともいわれる「Merriam-Webster」でも日本人を表す言葉として確認することができます。その歴史は意外なほど古く1800年代中ごろから用いられていたようです。しかし、広く用いられている言葉ではなく、ごくまれに用いられることがある程度の言葉のようです。
また、アメリカのSF作家ニール・スティーヴンスンのように、ニッポンニーズを好んで使う人もいるようです。ニッポンニーズを好んで使う人は、アジアや日本のことに詳しい人に多いようです。普段あまり使われない言葉なので、こだわりを感じさせる響きがあるのかもしれません。
参考記事
japan – Why does Neal Stephenson use the term Nipponese instead of Japanese? – Science Fiction & Fantasy Stack Exchange
https://scifi.stackexchange.com/questions/55287/why-does-neal-stephenson-use-the-term-nipponese-instead-of-japanese
まとめ:ニッポンニーズも、人によっては通じる
以上のように、調査の結果わかったことは、噂どおり、海外で「ニッポンニーズ」が一部では通じるということのようです。英語が堪能な方は、会話のときのネタとしてニッポンニーズを試してみると面白いかもしれません。
通じる確率をアップしたいのであれば、本格的なニッポンニーズの発音で言ってみましょう。「ニッポンニーズ」は「Nipponese」と綴り「ni-pə-ˈnēz, -ˈnēs」と発音します。カタカナで書くと「ニィパァニィーズ」が発音が近いです。
ぜひ「ニィパァニィーズ」、あなたも試してみてください!