フライト欠航時の振替便探しにはツイッターを使え!@北米
フライトの欠航って、嫌ですよね〜。雪や嵐なので仕方ないこととはいえ、予定は狂うし、振替便を手配しようとしても、カウンターは長蛇の列、航空会社に電話をしても、なかなかつながらない・・・。頻繁に飛行機を利用している上級会員なら、ラウンジを利用したり、上級会員専用の電話を使うなどの手があるのかもしれないのですが、一般人には、少々縁遠い存在です。
で、そんなときにオススメの対策が、ツイッター。今回、英語圏のブログで、「欠航時の振替フライト探しはtwitterを使え!」という記事をいくつか見つけたので、ご紹介します。要は、電話だと混んでるけど、ツイッターだと電話より早く航空会社と連絡が取れることが多いよ、ということですね。
参考にした記事
●How to Use Twitter to Rebook a Canceled Flight | Fodor's
●How I Used Twitter to Rebook a Flight Before Everyone Else
●How to Rebook Your Cancelled Flight Quickly and Easily via Twitter || Jaunted
航空会社にフライト変更を依頼するときの3つのコツ(と定型文)
1.まず自分が乗る航空会社をtwitterでフォローしておく
天候や運行状況などの情報が得られるので、まず航空会社をフォローしておきましょう。フォローしておけば、航空会社からフォロー返しされます。そうすると、ダイレクトメッセージを送ることができるようになるので、フライト変更のときに、個人情報を他の人に公開することなく、連絡ができます。
2.最初のツィートで、簡潔に、かつ、最大限の情報を送る
フライト変更を依頼するときは、対応してくれる人の手間をできるだけ省いてあげることがコツです。必要な情報を簡潔に書きましょう。
●予約番号(airline confirmation code)
●出発空港と、行き先空港
●第一希望の便名
●直行便か、乗継でもいいのか
ただ、ツイッターは一度に140文字しか書けないため、空港名は「3レターコード」と呼ばれる空港コード(airport code)を調べておくと役立ちます。(例 羽田 HND)
↓こんな感じにシンプルに書くのが理想です。
@Airline Hi! Please help me rebook to first available flight LAS-JFK. Confirmation code XXXXX. Prefer nonstop.
3.引き続き状況をチェックする
ひょっとすると、代わりの便が予約できても、代わりの便も欠航になることもあります。なので、引き続き情報収集は続けておきましょう。英語なら、FlightStats.comで運行状況がチェックできます。(アプリもあります)
Twitterで振替便の対応をしている航空会社@北米
Twitterで振替便の対応をしている航空会社は、Twitterを積極的に使っている会社です。北米には結構あります。もちろん、英語での対応になってしまいますが、文字ベースなので、電話よりは手続きは簡単にできると思います。
エアカナダ(@AirCanada)
カナダ最大の航空会社で、1日にアメリカ行きの数百便を運航。天候の予測が難しいモントリオール行きやトロント行きの便があり、目的地への途中の空港で着陸したり、遅れが出る可能性は高いです。twitterで連絡するときは、メッセージを送る前に予約番号や振替便などの必要な情報がしっかりメッセージに入っているかを確認すること。エアカナダは2か国以上にまたがるフライト便でもユナイテッド航空と提携しているので、振替したい便があれば、ユナイテッド航空のフライトを指定することも可能。
ユナイテッド航空(@United)
ユナイテッドのTwitterは以前と比べるとかなり改善され、数回のメッセージで@Unitedの担当者がどんな予約の変更もしてくれます。大体、他の航空会社に比べて悪天候の際には返信が遅いのですが、電話口で長時間待たされたり、イライラしながら長蛇の列に並ぶよりはマシ。他のいくつかの航空会社のように、公式サイトからフライトの変更できますが、悪天候やその他の例外的な運行状況などの場合は追加料金がかかります。(公式サイトの予約変更ページはこちら)
アメリカン航空(@AmericanAir)
USエアウェイズと合併したアメリカン航空は、世界最大の航空会社。そのため、別の便に乗れる確率は高いです。シカゴ、ダラス、NYやフィラデルフィアといった都市のハブ空港で悪天候に見舞われることはよくあることです。@AmericanAirにメッセ―ジを送るか、または合併はしましたが@USAirwaysでも当分の間は受け付けをしてくれるようです。ただ、「twitterじゃなくて電話で連絡してくれ」と言われることもある模様。
デルタ航空(@DeltaAssist)
デルタ航空ではいくつかのTwitterアカウントがあるのですが、@DeltaAssistがフライト変更などに対応してくれるアカウントです(@Deltaはプロモーション専用なので注意)。twitterで変更申請をする前には、航空会社名を確認し、係の人に自分をフォローバックしてくれるようにお願いしてください。そうすればメッセージを送ることができます。メッセージを最小にした上で(通常のtweetのようにしてください。メッセージは140文字までです。)必要な情報を1つか、数回のメッセージに収めます。そうすれば係の人から便を予約するのに必要な情報が届きます。
ジェットブルー航空(@JetBlue)
ジェットブルー航空は早くから乗客をサポートするためにTwitterを取り入れました。悪天候による遅れやキャンセルに対処するため繁忙期にはスタッフを増やしているので、例え混雑期でも迅速な返信が受け取れます。メッセージに予約番号と電話番号を入れ、リクエストをツイートすれば列に並ぶこともありません。@JetBlueの担当者は、振替え便を探すのも手伝ってくれ、個人情報をごちゃごちゃと聞くこともなく、その乗客が必要としていることに対処してくれます。
アラスカ航空(@AlaskaAir)
シアトルが本居地の航空会社で、アラスカ行の便を多数運行。冬の天候に強いテッド・スティーブン・アンカレッジ国際空港ですが、アラスカはブリザードのような天候の場合、たどり着くのが難しくなります。しかしアラスカ航空では、北東部や中西部にもフライト便を持っていて、このような混乱の対処には慣れています。@AlaskaAirの再予約アシスタントにメッセージを送るだけ。その際、振替え便と予約番号の情報が入っているかを確認しましょう。
ヴァージン・アメリカ航空(@VirginAmerica)
ヴァージン・アメリカ航空もtwitterのダイレクトメッセージで対応してくれます。ただ、一応、公式的には877-359-8474のサポート電話を勧めている模様。
サウスウェスト航空(@SouthwestAir)
サウスウェストはフライトの変更手数料を取らないので、天候が良い日のフライト変更のために、手数料がかからなくなるまで空港で待つ必要がありません。空港で立ち往生するようなら、@SouthwestAirにメッセージを送りましょう。認証番号と振替え希望便の情報が必要ですが、もし希望便でキャンセルが出た場合、そのままの金額で空いた座席に乗せてもらえます。・・・と非常に良く書いてある記事もあったのですが、一方で「サウスウェストはtwitterでは対応してくれない」と書いてあるブログもあったので注意。
KLM航空(@KLM)
北米ではなく、オランダの航空会社ですが、KLM航空でもtwitterでのフライト変更が可能。ご予約の変更/取り消し – KLM.com←公式サイトのこのページ(日本語)によると、「フレキシブル」という1回まで無料でフライト変更ができるオプションを申し込んでいたときにはtwitterで変更が可能、と書いてあるのですが、他の人のブログなどを見ていると、欠航時の対応も@KLMで大丈夫なようです。
まとめ
ツイッターで振替便の対応をしてくれる航空会社って、結構あるんですね。そういう非常時には、ぜひ使ってみたいと思います。今回は、北米の情報ばかりでしたが、今後は、アジアやヨーロッパなど、他の地域でも、ぜひ探してみたいと思います!