世界の巨大駅、トップ10
駅というのは、旅の出発点だったり、終着点だったり、旅行とは切り離せない場所。しかも、駅そのもの自体が観光地になっていることも多く、旅行好きで駅が嫌いな人は、ほぼいないと思います。日本の中でも、東京駅はリニューアルされて、ホテルが人気だったり、「新宿駅が迷宮のようだ」ということで話題になったりと、話のネタになることも多いですよね。
そんな中、英語サイトomgtoplists.comで、「世界の巨大駅トップ10」という記事を見つけましたので、ご紹介。「駅の大きさ」というのは、床面積や利用客数など、いろいろな指標がありますが、今回のものは、「プラットホーム数」でランキングづけしたものです。
目次
10位、インドネシアのジャカルタ・コタ駅
12のプラットホームを持つ、インドネシアのジャカルタ・コタ駅が10位にランクイン。この駅は、小売店やレストラン、化粧室、イスラム教の寺院やATMなどの設備もあります。
およそ1870年頃に最初に建設され、1926年の改装を経て、現在の外観に至ります。また、この駅は、東南アジアにある駅の中で一番大きな駅でもあり、1993年に歴史的なランドマークに指定されています。
9位、ドイツのベルリン中央駅
ベルリン・セントラルステーション、またの名をベルリン中央駅は、ドイツ、ベルリンの最も主要な駅です。ベルリンの中心付近に位置し、政府地区からもそう遠くはありません。2006年の春にオープン。
上下に二階に分かれ、上部に6つ、下部に8つ、全部で14のプラットホームがあります。毎年、およそ30万人がこの駅を利用しており、鉄筋とガラス張りで造られた建物は素晴らしい外観を誇っています。
見に行くなら、特に夜がおススメです。
8位、インドのチャットラパティー・シヴァージー・ターミナル
18のプラットホームを持ち、8位にランクインされたのは、インドのチャットラパティー・シヴァージー・ターミナルです。ムンバイに位置し、ヴィクトリアン・ゴシック・リヴァイバル建築とインドの伝統的な建築手法を用いて造られました。この駅の建設は、イギリス統治時代に行われ、1878年に始められ、10年もの時間をかけて建てられました。
2つの文化的影響が融合され、独創的な建物です。ユネスコ世界遺産の一つになっており、多くの観光客が、この駅を見ることを目的に訪れます。
7位、ドイツのライブツィヒ中央駅
ドイツのライブツィヒ中央駅には24のプラットホームがあります。また、83,460メートルに及ぶ床面積を基準にすると、ヨーロッパ最大の駅と言えます。コンコースは多層の作りになっていて、約12万人が日常的にこの駅の中を行き来しています。
1915年に最初にオープンし、その後、第二次世界大戦中の破損に苦しめられました。1950年に改装を行い、地下部分が追加されました。
6位、スイスのチューリッヒ中央駅
スイスのチューリッヒ中央駅は、合計26のプラットホームを持ち、6位にランクイン。1847年から運行を開始し、一日2900以上の電車が行き来しています。これは電車のターミナルとしては、世界一の慌ただしさ。
毎日、約40万人の来場があります。この駅は、電車の利用だけではなく、ショッピングモールやスケートリンク、映画館などもあります。
5位、イタリアのローマ・テルミニ駅
この駅は29のホームを持ち、5位にランクイン。イタリアのローマに位置し、日々国内外の乗客を迎えています。
1931年から1950年にかけて建設され、毎年1億5千万人もの利用者を誇っています。
4位、ドイツのミュンヘン中央駅
ドイツに位置するミュンヘン中央駅は、32の地上ホーム、6つのUバーン(地下鉄)、と2つのSバーン(公的機関が運営する鉄道)を持ち、4位にランクイン。これらの設備備え、毎日45万人の利用者を迎えています。
また、買い物や食事をする場所、ホテルや子供の美術館まで備えています。これでドイツの駅は3つめです。ドイツは大きな駅が多いんですね。
3位、日本の新宿駅
新宿駅はプラットホームの数では36と、このランキングでは3位。でも、毎日360万人以上が行き来する、世界で最も混雑した駅です。プラットホームとともに、乗車客が利用できる出入り口は、200以上もあります。
2位、フランスのパリ北駅
パリ北駅はフランスのパリで、1846年に初めて運行を開始しました。この駅は、世界中でも最も慌ただしい駅のリストに入る駅です。
最近の報告では、42の公共のプラットホームと2つのプライベート用プラットホームがあり、このランキングでは2位にランクインしました。
最終的に77のプラットホームを収容できる施設に拡大する計画もあります。
1位、アメリカ、ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナル
栄えある世界ナンバー1、「世界一大きな駅」は、グランド・セントラル・ターミナル駅です!
アメリカのニューヨークにある、このターミナルが、48エーカーの土地に最初に建設されたのは1871年のこと。現在では44のプラットホームがあります。
建築そのものが見る価値のあるもので、電車に乗るという目的だけではなく、ショップや飲食店、美術館までが他の設備の中にされています。年間約2千600万人もの来場者が、この駅を行き来しています。
まとめ
規模が大きいのは当然ですが、どれもみんな、味のある魅力的な駅ですね。日本の駅と比較すると、日本以外の駅は、歴史を感じさせるものが多いところが、正直、ちょっと悔しく感じました。それにしても、写真だけでも、これだけ魅力的なんですから、いつか生で見て、全制覇したいですね!!